Photo: Kumiko Nakakuki
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英国菓子と本格紅茶の店「ベリーズティールーム」が高円寺にカップケーキ店を開店

テイクアウト専門店「ベリーズベイク」、食べ歩きにも最適な映えスイーツが登場

編集:
Genya Aoki
寄稿:
Kumiko Nakakuki
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2022年12月8日(木)、来年10周年を迎える英国菓子と本格紅茶の店「ベリーズティールーム」が、高円寺に英国風カップケーキとマフィンのテイクアウト専門店「ベリーズベイク」をオープンする。本場イギリスのティールームをイメージして造られた本店同様に、店舗の外観は英国建築専門の設計事務所コッツワールドが手がけた。看板もイギリスの製造会社に特注でオーダーするなど、細部まで本物にこだわっている。鮮やかなピンク色のファサードは、高円寺の顔の一つになりそうだ。

Photo: Kumiko Nakakuki
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「ベリーズティールーム」は世界各地から厳選した紅茶を取り扱っているが、オーナーの和田真弓が作るこだわりの英国菓子が想定以上に評判を呼び、菓子の製造が追いつかず広い厨房(ちゅうぼう)のある現店舗に移転した。オンラインショップの売れ行きも好調で、百貨店の催事などでは閉店を待たずに完売してしまうほどの人気ぶりだ。

新店舗である「ベリーズベイク」の商品についても、外観と同じピンク色のカップを使用したり、天然素材で色付けしたバタークリームをあしらったりしていて見た目も抜群にかわいらしく、味わいは本格的である。バターをたっぷりと使用した生地は、しっとりとしていながらも軽やかな食感で、しつこくない甘さが魅力。小麦粉やバターなどは国産のものを使用するなど、素材にもこだわっている。

Photo: Kumiko Nakakuki
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新店舗では「ベリーズティールーム」のスイーツをもっと気軽に楽しんでもらえるよう、カップケーキ型で提供。高円寺という場所柄、街を訪れた若い人たちが食べ歩きをして楽しんでほしいという狙いもある。カップケーキ型にしたことで上からガブっと食べても味がしつこくならないよう、バタークリームにはメレンゲを加えて軽く仕上げた。

商品ラインアップのメインはカップケーキだが、幅広い人に楽しんでもらうために、小麦粉を米粉に置き換えたグルテンフリーのマフィンも一部用意する。しかし米粉で作ると小麦粉を使用した時よりも味わいが淡泊になってしまい、満足のいく味わいを実現するために試行錯誤したという。材料にアーモンドパウダーを一定量加えることで味にコクと深みを出している。

食べ歩きや手土産に重宝、カップケーキ型の最新英国菓子

ここからは、看板商品であるカップケーキの一部を紹介していきたい。

Photo: Kumiko Nakakuki
Photo: Kumiko Nakakuki「キャロットケーキ」(411円、以下全て税込み)

「キャロットケーキ」

本店でも人気の「キャロットケーキ」をカップケーキにアレンジした。ニンジンのすりおろしやスパイスなどを入れて焼き上げた生地の上に、ローストしたクルミとバタークリームをあしらっている。全てのカップケーキの上に乗っているのはロゴ入りのショートブレッドだ。サクサクホロホロの食感とほのかな塩味がたまらない。

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Photo: Kumiko Nakakuki「ヴィクトリアケーキ」(411円)

「ヴィクトリアケーキ」

イギリスの伝統的なスイーツで、日本でも親しまれている「ヴィクトリアケーキ」をカップケーキ型に仕上げた。バターの風味が豊かな生地の中に、爽やかな酸味のラズベリージャムが入っている。さっぱりとしていて、何個でも食べたくなってしまう味わいだ。

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Photo: Kumiko Nakakuki「コーヒー&ウォールナッツケーキ」(411円)

「コーヒー&ウォールナッツケーキ」

コーヒーを練り込んだ香り豊かな生地に、コーヒー味のバタークリームとひいたコーヒーの粉をあしらっている。絶妙なほろ苦さが後を引く味わい。コーヒー派の友人や家族への手土産に喜ばれそうだ。

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Photo: Kumiko Nakakuki「碧いエルダーフラワーとレモンのケーキ」(411円)

「碧いエルダーフラワーとレモンのケーキ」

バタフライピーで青く色付けされたバタークリームが、ひときわ目をひく一品。甘く爽やかなエルダーフラワーのシロップを染み込ませた生地の中にレモンカードを忍ばせた。

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Photo: Kumiko Nakakuki和田真弓

出店に際し、オーナーの和田は「イギリス菓子と紅茶のおいしさを広めていきたいという思いは、本店を開いた当時から変わらない。高円寺でもたくさんの地元の人や若い人に楽しんでもらいたい」と笑顔で話す。香りとコクが豊かなオリジナルブレンドの紅茶もテイクアウトできる。高円寺を訪れた際はぜひ、かわいいだけじゃないカップケーキを片手に街歩きを楽しんでほしい。

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