Universal Hip Hop Museum
Photograph: Courtesy S9 Architecture

ニューヨークのヒップホップ ミュージアムが第2弾の資金調達実施中

2023年、サウス ブロンクスに「ホーム」をオープン予定

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テキスト:
Shaye Weaver
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ニューヨーク、サウスブロンクスでのオープンを2年後に控えたユニバーサル ヒップホップ ミュージアム(Universal Hip Hop Museum)は、同施設の内装工事のための1億ドル(約106億円)資金調達キャンペーンを2021年2月24日から開始した。

同ミュージアムは、キャンペーンに合わせて、新設される大規模な展示空間を紹介する3DバーチャルツアーをZoomで実施。イベントには、ラジオパーソナリティーのバーバラ・“ロキシー”・デラリュー、ミュージアムの創立者および常任理事であるロッキー・ブカーノ、公民権運動のアイコンとして知られるベンジャミン・チャヴィス、iHeart RadioのDJ スパーク、ミュージアム主任戦略担当のマイケル・ブレイクが参加、プロジェクトへの寄付の意義や方法について語った。

ブカーノはキャンペーンのローンチに関して「ミュージアムに新たな命が吹き込まれようとしている今は、ヒップホップとこの地域の歴史の中でも極めて意義深い瞬間だといえるでしょう。ミュージアムは恒久的な『ホーム』を得て、ヒップホップとブロンクスのコミュニティーの架け橋となるため、文化的に重要な瞬間を迎えるわけですが、それには、多くの人の支援が必要です。このキャンペーンは、私たちの文化を維持するための協力を呼びかけるものなのです」と述べている。

ミュージアムが目指しているのは、展示や映画上演、最先端の仮想および拡張現実のテクノロジーを通じて、ニューヨークや世界におけるヒップホップ音楽と文化の歴史を正確に保存し、伝えていくこと。運営にはヒップホップアーティストのカーティス・ブロウ、アフリカ・バンバータ、グランドマスター・メリー・メルが主導的役割を担っていて、ロイター通信の報道によれば、ナズ、アイス-T、LL・クール・Jなど、ほかのヒップホップスターたちも、このプロジェクトに参加することを決めているという。

 広さ6万平方フィート(約5574平方メートル)を誇るミュージアムは、ヒップホップの発祥の地であるサウスブロンクスのウォーターフロントに新たに開発されている複合施設、ブロンクス・ポイント内にオープンする。同施設には、手頃な価格の住宅、ハーレム川沿いの遊歩道、遊び場、一般の人々が使用できる緑地が備えられる予定だ。

最近、S9アーキテクチャによるミュージアムの外観とブロンクス・ポイントのレンダリング画像、さらにマーベルによる遊歩道のデザインも発表された。同ミュージアムでは、資金調達のフェーズ1において、初期工事に必要な2,300万ドル(約24億円)をすでに調達している。

今回の資金調達キャンペーンの委員長を務めるブレイクは、「ヒップホップが、『ホーム』を持つ時が来ました。今こそ、実際に建てるタイミングです。私たちの1億ドルの資金集めキャンペーンは、「ヒップホップの公式記録」を、あるべき場所に確実に保存するため、ヒップホップに5大要素(MC、DJ、ブレイクダンス、グラフィティ、知識)あるように、五つの段階に分けられています。そしてもちろんその場所とは、ここサウスブロンクスなのです」と語っている。

現在同ミュージアムでは、プレビューとして、ブロンクス・ターミナルマーケットで展覧会を開催中だ。

原文はこちら

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