Billie Eilish
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サマーソニック2018で注目の初来日アーティスト5組

国内最大級の音楽の祭典でまぶたに焼き付けたいニューフェイス

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
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テキスト:多屋澄礼

都市型大型フェスティバルとしては国内最大級であるSUMMER SONIC FESTIVAL(サマーソニック)』。国内外問わず、ビッグアーティストから新鋭アーティストまで多彩なミュージシャンたちを招へいし、音楽ファンの好奇心を大いに刺激してくれる祭典として、今年も81819日の2日間開催される。2018年もノエル・ギャラガー(Noel Gallagher)、ベック(Beck)など大物アーティストを筆頭に、ステージ復帰を果たしたフレンドリー・ファイヤーズ(Friendly Fires)や、イギリスで注目を集めるシャーロックス(The Sherlocks)などが、国内からはインディーズシーンのブライテストホープのであるyahelDYGLThe Fin.がミッドナイトステージに集結する。今年から新設されたBillboard JAPANステージにはビートニクス、ニック・ヘイワードなど、大人も楽しめるアーティストが目白押しだ。そんな中から、サマーソニック2018で初来日を果たす、期待のニューカマーアーティスト5組を紹介しよう。

 

ドリーム ワイフ(DREAM WIFE

ロンドンで結成され、DIYなミュージックビデオとビジュアル、サウンドでデビューから瞬時に音楽、ファッションメディアから注目のニューカマーとしてフックアップされてきたスリーピース・ガールズバンド。ESGやビキニ・キルが引き合いに出される、予測不可能でパンキッシュなサウンドに、彼女たちが愛してやまないデヴィッド・ボウイやマドンナのポップセンスを垣間見ることができる。待望のデビューアルバムもリリースされ、彼女たちが活動拠点とするロンドンでは、既にシーンの顔的な存在となっている。日本での初ステージには、彼女たちに憧れる女性ファンも多く集まりそうだ。

 

チャンス ラッパー(CHANCE THE RAPPER

従来の音楽ビジネスの概念に鋭いメスを入れ、実力、話題ともに現在アメリカでナンバー1のアーティストとなったチャンス ザ ラッパーことチャンセラー・ベネット(Chancelor Bennett)。高校3年生の春に10日間の停学処分を受け、その期間に制作したミックステープ『10 Days』が20万回以上のダウンロードを記録したという逸話の持ち主だ。ソウルやジャズ、ゴスペルなど、ブラックミュージックを下敷きにしたメロディアスな独自のヒップホップスタイルは、多幸感に溢れ、気分を高揚させてくれる。今年に開催されたロラパルーザ・フェスティバルでも素晴らしいパフォーマンスでオーディエンスを感動の渦に巻き込んだ彼のステージは必見。

 

ビリー アイリッシュ(Billie Eilish

レコード会社の後押しもなく、兄フィアニスと宅録した曲をSoundcloudにアップすることで成功をつかんだミレニアル世代のポップスター、ビリー・エリッシュ。デビューシングル『Ocean Eyes』は、幼い頃からタップダンス、コンテンポラリーダンスに傾倒していた彼女が無意識に口ずさんだ曲を、ダンス教室の先生がキャッチしたことがきっかけとなって生まれた。10代とは思えない卓越した歌唱力と、繊細でメランコリックなメロディーセンスは、同世代から熱狂的に支持され、イットガールとして世間を賑わせている。一見クールなルックスでありながら、反抗的なまなざしでエネルギッシュに歌い上げるパフォーマンスには度肝を抜かれることだろう。

 

ケレラ(Kelela

ただ者ではない雰囲気を醸し出し、その歌声で聴衆をたちまち虜にしてしまうディーヴァ、ケレラKelela。彼女はソランジュの『A Seat At The Table』や、ゴリラズの『Humanz』など、ビッグアーティストに客演として参加しながら、TheXXとのワールドツアーで実力を蓄え、昨年には念願のデビューアルバム『Take Me Apart』をリリースした。各国の音楽誌や、Pitchforkなどのメディアでの2017年ベストアルバムへの選出は、ポスト・アリーヤと称賛されていた彼女の音楽性を強く裏付けた。ベースミュージックとR&Bが絶妙にミックスされた『Blue Light』やドラマチックな『LMK』などの曲がステージ上でどう再現されるのか。期待が高まる。

 

ペール ウェーヴス(Pale Waves

同じくサマーソニックに出演するウルフ・アリス(Wolf Alice)と共にレーベルDirty Hitsと契約を交わしたペール ウェーヴス(Pale Wavesは、イギリスメディアで話題となっているマンチェスター出身の4人組だ。フロントのヘザー バロン グレイシーのセンセーショナルなゴシックルックスと、1980年代のキュアーを彷彿(ほうふつ)とさせるポップなメロディーの取り合わせが、彼女たちの魅力だ。未だにデビューアルバムをリリースしていないにも関わらず、英BBCMTVなどでベストニューカマーとして取り上げられ、遂にここ日本でもその全ぼうがお披露目となる。

『サマーソニック2018』の詳しい情報はこちら

夏後半も音楽漬けになる...

夏フェスガイド2018
  • 音楽

定番の大型ロックフェスやジャズフェスティバル、山奥のダンスイベントなど、今年の夏おすすめの野外音楽フェスティバルを紹介。黙々と踊りたい、キャンプの合間に音楽を聴きたい、時間を気にせず開放的になりたいなど、理想の楽しみ方にマッチするイベントを見つけてほしい。

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