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東京、ドッグフレンドリーなホテル6選

日比谷や新宿、お台場など、ペットと泊まれる宿

Mari Hiratsuka
編集:
Mari Hiratsuka
テキスト:
Aya Hasegawa
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タイムアウト東京 > ホテル >東京、ドッグフレンドリーなホテル6選

軽井沢や箱根、那須など都内近郊のリゾート地には、ペット連れに特化した宿泊施設は少なくない。だが、ほんの少し前まで、都心の一般のホテルで犬を受け入れているホテルは、片手で数えられるほどレアな存在だった。2020年以降のコロナ禍で、その数は急増。都心のラグジュアリーホテルの中にも、一部の客室で犬を受け入れるホテルが出てきているのだ。

しかし、日本の宿泊施設におけるドッグフレンドリー化はまだ過渡期。リードをつければロビーを歩けるか、ベッドに乗せていいか、犬用の食事は用意されているかなど、それぞれの宿泊施設ごとのルールを調べる必要がある。 とはいえオリジナリティーあるサービスを実施しているところが多く、それを調べるのもなかなか楽しい。

ほんの数年前よりぐんとハードルが下がった、ペットとの宿泊を存分に楽しもう。

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真っ白な制服に身を包んだ愛犬の記念撮影はマスト

「ザ・ペニンシュラ東京」では、2008年9月から、愛犬と宿泊できる「ドッグステイプログラム」をスタートさせた。ほんの少し前まではすべてのカテゴリーの客室に犬を受け入れていたが、現在は、スイートルーム限定で、1室につき1頭(15キロ以下)まで、スイートルーム限定で、1万5000円の追加料金で泊まることができる。

都内のラグジュアリーホテルでは犬と宿泊できても、公共のスペースでは、ケージまたはキャリーケースに入れての移動を求められる場合がほとんど。同ホテルでは抱きかかえての移動が許されている。

そして最大の特徴ともいえるのが、犬用のペニンシュラ伝統のページボーイの制服の貸し出しと、ページとの散歩サービス(いずれも事前予約制)だ。同ホテルの象徴でもある、真っ白のジャケットにゴールドのボタンがさんぜんと輝く、あの制服に身を包んだ愛犬の晴れ姿を見るために、同施設に宿泊の予約を入れる人も少なくない。

2021年9月からは、レストラン「ピーター(Peter)」の個室で犬とディナーが楽しめる宿泊プラン「愛犬とお食事&ステイ(2023年12月31日(日)まで)の販売もスタートした。広々とした個室では、犬を自由に遊ばせておくこともできる。

食事は、ホテルシェフが手がけた、鶏、牛、魚、野菜の4種類(大きさは各2種)だ。なお、ドッグユニフォームは、ホテルの地下1階「ザ・ペニンシュラ ブティック&カフェ」で販売している(1着2万2000円)。

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ペットウェルカム!なラグジュアリーライフスタイルホテル

1981年にサンフランシスコで誕生し、2020年10月に日本に上陸した「キンプトンホテル」。同ホテルでは、全151室のうち75の客室でペットと宿泊できる。「家庭で飼育しているエレベーターに乗れる大きさのペット」の宿泊を受け入れており、猫はもちろん、子ブタやウサギ、トリといったゲストを迎えたこともあるそうだ。

リードでホテル内に入り、そのままチェックインできるのもうれしい。1階のカフェ「ザ・ジョーンズ カフェ&バー」はもちろん、メインダイニングの「ディストリクト ブラッスリー・バー・ラウンジ」も同伴OKで、犬用のメニューも用意されている(有料)。

アメニティも充実しており、フードボウルはホテルのコンセプトショップでも取り扱っている「PEGION」製で、「マンハッタンのアートシーン」をイメージして作られたオリジナルだ。ウェルカムギフトとして、愛犬の名前入りのクッキーも用意されている。ドイツの「Cloud7」のキャンバスベッドもおしゃれ。寝心地も良さそうだ。

ホテルから目と鼻の先の新宿中央公園は散歩にはぴったりだ。無料のレンタサイクルサービスもあり、専用キャリーケースを付けることで楽しめる。

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犬3頭と過ごせる客室は、都内ではレア!

「ザ・キャピトルホテル 東急」では、2021年2月から犬の宿泊を受け入れている。犬についてより理解を深めるために、ホテルスタッフを対象に、一般社団法人アニマルウェルネス協会によるセミナーを実施。

犬を受け入れるほかのホテルのサービスも研究して、作り上げた「ドッグフレンドリー宿泊プラン」は、可能な限り制約を少なくしたものとなっている。

犬とともに宿泊できる客室は4室あり、もっとも大きいプレミアキング(63.5平方メートル)は、東京23区では珍しく、3頭が同伴可能。ベッドの上に乗せることができるのは、犬特化型ホテルではない、一般のホテルでは希少。犬用のオリジナルTシャツは持ち帰りができ、土産には犬用のおもちゃを選べる。

ホテルのシェフがペットフーディスト監修のもと開発した「愛犬のルームサービスメニュー」も用意している。コンシェルジュが作成したお散歩マップもうれしい。おすすめは、国会議事堂を1周する、国会議事堂コースだ。 

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犬はもちろん、猫もウェルカム

犬が宿泊できるホテルは近年増えているが、猫が宿泊できるホテルはまだ多くない。「ヒルトン東京お台場」の「ワンニャイトステイ+plus」 では、猫と一緒にホテルライフを楽しみたいという夢がかなう。

同施設は、これまでも犬や猫の宿泊を受け入れていたが、2022年8月に人気のプランをバージョンアップさせ販売をスタート。1部屋2匹、計34キロまでの犬と猫の宿泊が可能となった。

客室は、レインボーブリッジや東京タワーといった壮大でロマンティックな眺望が魅力の広々とした「スーペリアデラックスルーム」と「デラックスルーム」を用意。犬用のステップを設置したほか、ペットの誕生日や記念日を客室で祝うことができる、アニバーサリープレートをプレゼントしている。

さらに、ペット用のオリジナル浴衣のレンタルやペットとひと時も離れていたくないゲストに向けて、ルームサービス(ディナータイム)の割引優待(10%オフ)の特典もつく。

お台場周辺にはドッグフレンドリーの店も多く、快適に過ごすことができるだろう。

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  • 大塚

やぐらをコンセプトとしたユニークな客室

国内外に70を超える施設を運営する「星野リゾート」は、近年のペット旅の需要の高まりに対応すべく、2022年4月から対象施設を一気に拡大。

JR大塚駅北口から徒歩1分という抜群の立地が魅力の「OMO5東京大塚」では、1室につき中型犬2頭まで宿泊できる「ドッグフレンドリー やぐらルーム」3室を設けている。

「やぐらルーム」とは、星野リゾートが開発した、やぐらタイプのユニークな客室のこと。畳張りのリビングスペースは靴を脱いでゆったりと靴ろげる。ヒノキ材を使用した立体的なやぐらの上段は、ベッドスペースとなっている。縦空間や壁面はとことん有効活用していて、19㎡という面積以上に広く感じるはずだ。

客室には犬用トイレや食器などを取り揃えている。大人の遊び心をくすぐる秘密基地にステイし、下町情緒溢れる大塚の街を、ディープに楽しもう。

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日常的に利用できる、下町のドッグフレンドリーホテル

JR浅草橋の駅から徒歩2、3分の場所にある「イチホテル浅草橋」は、「愛犬といつでも気軽に泊まれるホテル」をコンセプトに、2021年7月にリニューアルオープン。すべての客室で、犬と宿泊できるドッグフレンドリーホテルだ。

1室につき、約7キロ以下小型犬2頭まで可能(中型~大型犬は個別相談可能)。 客室そのものは決して広くなく、用意されているアメニティは必要最低限のものだが、リーズナブルに宿泊できるのはうれしい限り。料金は時期によって異なるが、犬同伴でも1泊1室、1万円を切る日も少なくない。

ホテルの入り口には足洗い場があり、リードを付けていれば、館内はどこでも歩くことができる。1階にある、ドッグカフェ「エゾ デリ(EZO DELI)」は、愛犬用メニューも充実。宿泊者はもちろん、外来の利用もウェルカムだ。

浅草橋だけでなく、両国や蔵前、秋葉原駅からもほど近く、東京駅からのアクセスも至便と、東京観光にはこの上ないロケーション。愛犬とともに隅田川添いを散歩するのも楽しい。

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リゾートでくつろぐなら

ストレスなく過ごせるリゾートへ

「リゾナーレ八ヶ岳」は、2020年4月に、愛犬と宿泊できる「レジデンステラス付愛犬ルーム」(全4室、70㎡。大きさ問わず2頭まで宿泊可能)をオープンした。それ以前も同施設では犬の宿泊を受け入れていたが、新たに誕生した、「レジデンステラスペット愛犬ルーム」は、旅先でもストレスなく過ごせるようにと、随所に工夫が施されている。

たとえば、圧迫感もなく部屋も暗くならない格子状の引き戸で空間を仕切ることで、飼い主が出かけているときも、のびのびと過ごすことができる。多くの宿泊施設では、犬を客室で留守番させる場合はケージやクレートに入れておく必要があるが、人間の外出時も客室でフリーにできるのは珍しい。広々としたテラスは、ドッグランとして利用可能だ。

メインダイニングの「オットセッテ(OTTO SETTE)」の個室では、犬とともに食事が楽しめる。ビュッフェ&グリルレストラン「ワイワイグリル(YYgrill)」でも、テラス席だけでなく、店内に犬が入れるエリアを設けている。

そして夏はカヤック、冬はゴンドラに乗ってスノートレッキングなど、人と犬が一緒に楽しめるアクティビティーも豊富だ。

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温泉をとことん楽しむ宿

レジーナリゾートは、2022年11月現在、軽井沢、鴨川など、全国に8施設を展開している愛犬同伴型高級リゾートホテルだ。なかでもしっぽりおこもりが楽しめ、また、犬も温泉浴ができると好評なのが、強羅駅から徒歩約3分の距離にある、「レジーナリゾート箱根雲外荘(うんがいそう)」。

客室は全10室。いずれも50㎡を超えるゆったりとした設えで、すべての客室にかけ流しの温泉露天風呂が付いている。衛生の問題上、犬と一緒に入浴はできないが、温泉につかりながらくつろいでいる姿を眺めることができるのは愛犬家にとっては至福の時間となるはずだ。

貸切セルフスパ「強羅温泉ドッグスパ」(1時間2,200円)を利用すれば、自家源泉から汲み上げた、新鮮な湯が堪能できる。ひのきのウッドチップ敷きの共用ドッグラン(42㎡)には屋外ドッグスパもあり、人間用の足湯にも使える。

犬用の食事も複数用意され、犬の食事を温められるようにという配慮からか、客室には電子レンジも設置されている。

古屋旅館

熱海随一の老舗旅館に、犬とともにステイ

1806年創業、熱海で最も長い歴史を持つ旅館として知られる古屋旅館。1日3組限定で2頭まで、1頭の場合8キロ以下(2頭の場合1匹あたり6キロ以下)であれば、露天風呂付客室で犬の宿泊を受け入れている。

全室畳敷きのため、初めての旅行は推奨しないとしているが、犬と宿泊できる温泉旅館はまだ少ない。露天風呂付の客室で、熱海七湯のひとつ「源泉 清左衛門の湯」の源泉をそのまま使用した、加水、循環、加熱なしの本物の温泉を心ゆくまで楽しむことができる。

宿から徒歩3分の熱海サンビーチでは、海からの心地よい風に吹かれながら、犬と砂浜を散歩できる。 事前に電話で、ペットと宿泊できる客室の空きの有無の確認が必要となる。

もっとペットと過ごすなら

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