小笠原諸島
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7月から受け入れ開始、小笠原諸島への旅行の注意点

医療機関は診療所のみ、出発前1、2週間は感染リスク回避を守って

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テキスト:森 伽織

新型コロナウイルス感染症の影響で軒並みビーチは入場禁止の中、海辺の観光地へ出かけたい人も多いだろう。行き先候補の一つとして、東京から南に1000キロメートル離れた世界自然遺産、小笠原諸島を考えている人もいると思う。

小笠原諸島は東京都内であるため、「Go To トラベル」キャンペーンの対象からは外れてしまうが、「ボニンブルー」と呼ばれる美しい海や、照りつける太陽の下で揺れるヤシの木、のんびりと流れる時間は格別だ。少し沖へ出れば、イルカやクジラ、アオウミガメといった、海の生き物たちに出合えるチャンスもある。

ここでは、そんな小笠原旅行への新型コロナウイルス感染症の影響をまとめてみた(2020年7月20日時点)。

出発前1、2週間はできるだけ感染リスクを回避する

新型コロナウイルス感染症の影響により、6月まで往来の自粛要請をしていたが、7月からは、徐々に来島者の受け入れを開始している。小笠原村の公式サイトには、「医療体制も小さく、PCR等の検査も島の中だけでは行えない環境から、感染が疑われる症状の方が発生した場合には、受け入れを中断の可能性もあります。」として、小笠原を訪れる場合、出発前1、2週間はできるだけ濃厚接触のリスクを避けて行動し、体調不良時は旅行を中止するなどの出発前・旅行中の行動等に関するお願いが掲載されている。

小笠原の父島、母島各島にある唯一の医療機関は、診療所のみ。本土との移動に時間がかかることもあり、万が一、島内で新型コロナウイルス感染症が流行すれば、その影響は大きなものになってしまうだろう。行く予定があるならば、旅行中に必要な分のマスクや携帯用消毒液などの持参も忘れないようにしよう。

おがさわら丸は一部運休、席数制限で感染対策

おがさわら丸

 

おがさわら丸(Photo: 森 伽織)


父島、母島には空港がないため、
本土から小笠原を訪れるための交通手段は、基本的には定期船「おがさわら丸」のみだ。東京の竹芝桟橋から出発し、24時間の船旅を経て、父島の二見港に到着する。おがさわら丸を運航している小笠原海運の公式サイトによると、現時点では利用可能だが、感染拡大防止のため、一部運休、席数制限などの対応を実施しており、8月はすでに満席となっている便もある。

また、パブリックスペースや外部デッキ、通路などにおける「ゴザやシートを敷いての宴会や談話」は、おがさわら丸の船旅ならではの光景だったが、現在は感染対策のために禁止されている。ほかにも清掃の際に、船内客室のドアノブやテーブル、手すりなどのアルコール消毒を行うなど小笠原海運側でもさまざまな感染対策を行っている。船内でのお願いや各種取り組みについては、船内に設置されている電子看板でも確認できる。

ちなみに、小笠原諸島の母島へ行くには、父島から「ははじま丸」に乗って、2時間の船旅が必要だ。現時点では、ははじま丸の利用は可能。ただし、おがさわら丸の運航が一部運休になったことに伴い、同船のダイヤも一部変更となっている。席数制限などは9月以降も継続される予定なので随時、小笠原海運の公式サイト などで確認してほしい。

島内では利用施設ごとの感染対策を守ろう

小笠原諸島

 

父島の町中(Photo: 森 伽織)

 

小笠原村観光協会小笠原母島観光協会では、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、観光事業者向けの各種ガイドラインを策定している。旅行中はマスク着用や手洗い、「3密」の回避など、利用する宿泊施設、ガイドツアー、観光施設それぞれの新型コロナウイルス対策に沿って過ごそう。

また、小笠原村の公式サイトによると7月1日より全ての村有施設の一般利用が再開されたが、一部施設は利用方法や利用時間、利用できる活動などの制限が設けられている。

9月30日(水)まで、島内の土産品や特産品を内地へ送る際の発送料が無料になっている。これは島内で買い物をした場合だけでなく、インターネット通販も対象。小笠原への旅行を見送る人も特産品を取り寄せて、小笠原の風を感じることができるだろう。

今年の夏は、時期や状況に合わせた小笠原の楽しみ方を考えてみてほしい。

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