Pepperoni pizza
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2020年アメリカの品薄、今度はペパロニ

アメリカのソウルフード、ピザの人気トッピングが危機?

Anna Rahmanan
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思わぬ犠牲を生みながら、まだまだ2020年に翻弄され続けるようだ。次に被害を受けたのは、なんとペパロニ。

ブルームバーグによると、アメリカ中の小さなピザ店において、人気のトッピングであるペパロニの入手が難しくなり、価格が上昇しているようだ。

それには二つの問題が関係している。一つは通常より市場に出回っている肉の量が少ないこと、もう一つは以前より食べ物への需要が高くなってこと。二つ目の理由は、アメリカでの新しい(暫定的な?)ライフスタイルが影響している。以前と比べ家で時間を過ごす人が増えているため、ピザのデリバリー件数が増えているのだ。

騒ぎは収まりつつあるようだが、最近アメリカの飲食店が悩まされた食肉関係の出来事といえば、ここ数カ月間での牛ひき肉の価格上昇も記憶に新しい。

ペパロニの品薄で興味深いのが、ブルームバーグによるとピザハット、ドミノ、パパ・ジョンのような大手チェーンは、価格の上昇と全体的な不足に特別な対処はしていないということ。そうしたチェーンは、価格を安定化できる長期契約を通じて食材を購入する傾向にあるからというのがその理由だ。

何が起こるか分からない今、このニュースはもはや驚くことではないのかもしれない。そうは言っても、ニューヨークにあるレストラン、エミリーのシェフ兼共同オーナーであるマシュー・ハイランドがブルームバーグに語った言葉が頭に残る。「ピザにペパロニを乗せるのはアメリカ人の権利だ。ペパロニはピザに欠かせないものであり、我々にとっては常に手に入るということが重要なのだ」。

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