Tsukiji fish market
Photo: Ghettog76/Dreamstime

世界一の魚市場、その秘密をオンラインで知る

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2018年10月に築地市場の代替施設として設立された豊洲市場。築地市場は、東京で最も文化的に重要な場所として、国内外から今なお高い評価を得ている。オープンしたのは1935年のことだが、それまで3世紀にわたって営業していた魚市場が日本橋にあったことは、あまり知られていないだろう。

世界中の文化遺産をオンラインで紹介するグーグル アート&カルチャーでは、世界最大の魚市場の歴史と日常生活の記録をオンラインで展示している。早朝に行われる有名なマグロの競りや、数時間内に獲れた新鮮な魚を提供する市場内の食堂などに足を踏み入れたことがないという人は、チェックしてみよう。

Old Tsukiji Market, turret

 

Photo: Peter Lam CH/Unsplash

 

日本橋から築地、そして豊洲へ。魚市場の進化と歩み。

魚市場が豊洲に引っ越してから2年近く経つ。築地の場外市場や近辺の寿司屋などは以前と変わらず活気を保っているが、当然ながらこの「引っ越し」に反対した人も多い。江戸時代に繁栄した日本橋の魚河岸市場ほど長い歴史がなくても、築地市場は「東京の台所」として知られ、人々に愛される場所だった。

1923年の関東大震災を受け、未曽有の被害を受けた東京の街。築地市場の歴史は、復興と東京の再開発計画の一環として幕を開けた。崩壊した日本橋の魚市場を新しい市場として築地に再構築するという骨の折れる努力により、1935年に築地市場が開場。第2次世界対戦中は閑散としたが、その後築地市場は再び繁栄していく。そして高度成長期の頃には市場で行われる取り引きの量や、スペースの問題で場内のキャパシティオーバーが指摘された。

市場移転をめぐる最初の話し合いはすでにその頃から浮上していたのだ。大震災や世界大戦、敗戦後の苦境などを乗り越えながらも、「東京の台所」は今や世界最大の魚市場と成長した。日本橋の時代も含めて400年以上の歴史の間に移転した回数はたった3回だけということになる。

Toyosu Market

 

Photo: Lim Chee Wah

 

世界最大の魚市場、豊洲での1日

場所は移動しても魚市場の一日の流れはおおむね変わっていない。早朝の開店を想像するかもしれないが、築地の朝はそれよりもずっと早くに始まる。トラックが果物や野菜などを大量に荷揚げし始める真夜中から、市場にはたくさんの業者が集まっているのだ。売り手や買い手が行き来するのは9時から17時の間だが、彼らの取り引きは通常、正午には終わっている。にぎやかな市場の様子を見たいならば、できるだけ早起きするのがいいだろう。

80年の歴史があった築地の雰囲気とは一変し、近代的な施設となった新しい市場。築地グルメが楽しめる場外市場から競り市場が別居してしまったことは悲しいが、旧市場の約2倍の面積がある豊洲市場にも、見どころはたくさんある。築地から移動したレストランなども変わらぬ味を提供している。 

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