新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、私たちは自宅で趣味に興じることを余儀なくされている。料理や読書をする人もいるだろうが、パンデミックにちなんだアートやゲームを作る人もいるのだ。
東京都のパンデミックへの対応にインスピレーションを得て、Twitterユーザーの群青ちきんは、『密です』という8bit風の無料オンラインゲームを作った。日本語版、英語版でプレイできるこの無限スクロールゲームでは、プレイヤーは東京都知事の小池百合子になって群集の中を歩いていく。クリックして人を除けながら、適切なソーシャルディスタンスを確保することがゴールだ。クリックするたびに、小池のキャラクターが、ソーシャルディスタンスを表すキャッチフレーズとして今や有名になった「密です」を言ってくれる。
Photo: 密です
ゲームは命綱でもある5枚のマスクから始まる。ソーシャルディスタンスを示す円の中に人が入ると、マスクを1枚なくしてしまう。マスクが全部なくなるとゲームオーバーとなり、緊急事態が宣言されて「おうちにいてください」と求められる。しかし進むうちに、2枚のマスクをくれる8bitの安倍晋三に出くわすかもしれない。これは、安倍のマスク配布計画に対するしゃれとなっている。
レベルが上がるにつれて群集の密度は高くなり、人に近づき過ぎないようにしながらできるだけ多くの魚や肉、マスクをゲットしていく。ゲームを続けるほど人が動いたりソーシャルディスタンスの円が大きくなって、難易度が増し、日本の新型コロナウイルス感染症への対応をクリエーティブかつユーモラスに表現している。
ゲームの英語版では残念ながら小池はいないが、代わりに金髪のスーツの男性が「ソーシャルディスタンス」と言いながら群集を除けていく。
さまざまな風刺を織り交ぜて、このゲームは我々が置かれている状況を笑い飛ばしてくれるという意味ではありがたい存在だ。日本語版と英語版はともに公式サイトからプレイできるので、巣ごもりの余興に一度試してみてはどうだろう。