A man in a black shirt standing near Hachiko Square in Shibuya
Photo: Komazawa Isolation/YouTube

渋谷が舞台、人気ゲームを再現した動画が話題に

新型コロナの影響で空っぽの渋谷は仮想世界そのもの

Kit Kriewaldt
テキスト:
Kit Kriewaldt
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仮想世界を舞台にしたゲームのファンなら、街を歩き回りながら宝を探したり、悪者を倒したりするそのスリルを知っているはずだ。YouTuberの二人組、駒沢アイソレーションが、仮想世界ではなく本物の渋谷の街を舞台に、『グランド・セフト・オート』『龍が如く』などでありがちなシーンや動きを再現したオープンワールドゲームを緻密に再現した動画を制作、Twitterでは97万件のいいねが付くなど、大反響を呼んでいる。

A man in a red shirt runs into a wall in the same way a video game character might.
Photo: Komazawa Isolation/YouTube

動画は『グランドセフト如くソリッド 渋谷篇』というタイトルで、TPS(三人称視点)ゲームのように、プレーヤーの背後をカメラが追いかけながら進行する。

注目すべきところはそのクオリティーの高さ。まるで本物のゲームをしているような錯覚になってしまう。プレーヤーの操作ミスによって壁にぶつかったり、間違って通行人を殴ってしまったりと、ゲーマーなら「あるある」とうなずけるシーンが満載だ。

登場人物の細かな動きや、操作によって切り替わるカメラのアングル、編集して付け足された特殊効果によって、ゲームの進行風景を忠実に再現している。

コンセプトや演出の素晴らしさもさることながら、人のいない渋谷の街並みも見どころ。物語は、主人公のハヤケンが渋谷駅の外で頭痛とともに目を覚ますところから始まるが、渋谷のハチ公広場は人通りが少なく、スクランブル交差点も閑散としている様子が分かる。

ハヤケンが路上で話しかけたり、途中バトルを繰り広げたりする相手はこのプロジェクトのメンバーだが、彼の奇妙な動きに困惑する本物の警察官や通行人などの姿も、ところどころにカットインしている。

物語は四つのエピソードで構成されており、原宿を舞台にした最新作が公開されたばかり。お台場が舞台の最終章も近日公開予定ということなので、気になる人は公式YouTubeチャンネルをフォローしておこう。

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