アメリカで新登場、ぶつかり合って社会的距離を取るバンパーテーブル

Morgan Olsen
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Morgan Olsen
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アメリカ全土のレストランが営業再開の計画を練る中、多くの店が社会的距離を保つための工夫をしている。メリーランド州オーシャンシティにあるフィッシュ・テールズ・バー&グリル(Fish Tales Bar & Grill)が、新たに導入を決めたのはバンパーテーブル。これは文字通り、浮き輪のように空気で膨らんだバンパーが巻き付けられた車輪付きテーブルだ。モーターのないバンパーカーを想像すると、分かりやすいかもしれない。これを使えば、6フィート(約1.8メートル)の社会的距離を取り、友人などと仲良くしゃべりながら飲食を楽しむことが可能だ。

フィッシュ・テールズのオーナーは既に10台のバンパーテーブルを購入しているが、数週間でさらに追加する予定だそう。レストランではまだテイクアウトのみの営業だが、スタッフ同士でこの新しい設備を試している。駐車場は、本格的に営業再開した際、客同士がぶつかり合いを楽しむのに十分な広さがある。

バンパーテーブルはおそらくほかの店でも使われるようになるだろう。ボルチモアを拠点にするこのテーブルの開発元、レボリューション・イベント・デザイン&プロダクション(Revolution Event Design & Production)では、イベントや店で人々が社会的距離を保つための創造的解決策としてこのアイデアを考え出した。バンパーテーブルは、ユーモアを交えて社会的距離感を実現するほかのアイテムと同様に、通販やカスタマイズが可能。

ポストコロナの時代、ビジネスが再び成功するためのルールブックはない。このバンパーテーブルが、今後のさらなるイノベーションの第一歩になるかもしれない。

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