1. Tokyo Metropolitan Teien Art Museum - PR shot
    Photo: Tokyo Metropolitan Teien Art Museum
  2. Tokyo Metropolitan Teien Art Museum - PR shot
    Photo: Tokyo Metropolitan Teien Art Museum
  3. Tokyo Metropolitan Teien Art Museum - PR shot
    Photo: Tokyo Metropolitan Teien Art Museum
  4. Tokyo Metropolitan Teien Art Museum - PR shot
    Photo: Tokyo Metropolitan Teien Art Museum
  5. Tokyo Metropolitan Teien Art Museum - PR shot
    Photo: supplied
  6. Tokyo Metropolitan Teien Art Museum - PR shot
    Photo: Tokyo Metropolitan Teien Art Museum

東京都庭園美術館

  • アート
  • 白金台
広告

タイムアウトレビュー

1933年に建てられたこのアールデコ様式の邸宅は、かつては朝香宮殿下と、その后(きさき)であり明治天皇の第八皇女である允子内親王の住居だった。夫妻は、1920年代のパリでアールデコと呼ばれる装飾様式に触れ、帰国後に朝香宮邸を建てた。

大広間や大食堂など、主要な部屋の内装はアンリ・ラパンの手によるもので、玄関のガラスレリーフ扉などはルネ・ラリックのデザイン。建築そのものは宮内省内匠寮の技師である権藤要吉が担当、設計した。館内で行われる展覧会では、作品だけでなく、それらと室内空間の調和を楽しむことができる。

2014年11月に改築された新館には、ホワイトキューブの展示空間が備わり、映像や音楽、パフォーミングアーツなど、より多様で分野横断的な表現の舞台となった。オリジナルグッズを提供するミュージアムショップやカフェも併設されている。

詳細

住所
東京都港区白金台5-21-9
Tokyo
アクセス
JR山手線『目黒』駅(東口)徒歩7分/東京メトロ南北線・都営三田線『白金台』駅(出口1)徒歩6分
営業時間
10時00分〜18時00分(入館は閉館の30分前まで)/定休日は月曜(祝日の場合は翌日)

開催中

建物公開 時を紡ぐ館

「東京都庭園美術館」で、旧朝香宮邸の建築空間を生かした、年に一度の建物公開展が開催。素材や技法、室内意匠など、建築そのものに注目しながら、同館の建築としての魅力を紹介する。 現在に至るまで同館は、朝香宮家が過ごした邸宅として、元首相・吉田茂の政務の場として、国の迎賓館として、民間の催事施設として、そして美術館として、時代の潮流とともに歴史を紡いできた。 本展では「機能の変遷」をテーマに、各時代を彩るゆかりの作品や写真・映像資料を通して、建物の記憶をひもとく。また、家具や調度品を用いた再現展示、ウインターガーデンの特別公開、さらに窓のカーテンを開け放ち、夏の新緑を望めるように設える。 アール・デコ様式の邸宅建築の魅力の源泉に迫る本展。唯一無二の空間を堪能してほしい。 ※10~18時 (8月15・22日は21時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(7月21日、8月11日は開館)、7月22日、8月12日/料金は1,000円、学生800円、65歳以上・高校生500円

夜会 ~ART DECO NIGHT GARDEN PARTY~

「パリ万国博覧会」の開催100周年を記念して、アールデコをテーマにした一夜限りのイベントが「東京都庭園美術館」で開催される。 アールデコとは、幾何学的な模様や直線的なデザインを特徴とし、建築・家具・ファッションなど幅広い分野に影響を与えた装飾様式のこと。同イベントでは、当時の雰囲気が感じられるジャズ演奏や、日本モダンガール協會代表の淺井カヨと音楽史研究家の郡修彦による蓄音機でのレコード鑑賞会も行われる。 ドレスコードは、1920〜30年代に流行したモダンボーイ・モダンガールの装いだ。ただし、ドレスチェックされることはないので、思い思いにモボ・モガを表現してほしい。 なお、同イベントの参加には、庭園チケットもしくは展覧会チケットが必要。開催当日は「建物公開 時を紡ぐ館」展が21時まで開催しているので、イベント後に展覧会を併せて鑑賞するのもおすすめだ。 夕暮れ時の庭園で、新たな文化が花開いた豊かな時代を感じてほしい。 ※17〜20時/料金は庭園チケット160円、展覧会チケット800円、学生無料

永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル —— ハイジュエリーが語るアール・デコ

「ヴァン クリーフ&アーペル」のハイジュエリーを通じて、アール・デコ博覧会の100周年を祝う展覧会「永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル — ハイジュエリーが語るアール・デコ」が、「東京都庭園美術館」で開催。アール・デコの輝きに浸る、詩情と革新をまとったハイジュエリーが白金台に咲き誇る。 舞台は、アール・デコ様式の粋を今に伝える「旧朝香宮邸(現・東京都庭園美術館)」。約250点にも及ぶジュエリー、時計、工芸品の中には、1925年にパリで開催された「現代装飾美術·産業美術国際博覧会(通称 アール·デコ博覧会)」でグランプリを受賞した『絡み合う花々、赤と白のローズ ブレスレット』も登場する。本館では、1910年代から1930年代にかけて制作されたアール・デコ期の作品たちが、時代を超えて観る者の心を照らすだろう。 新館では、現代まで受け継がれる「サヴォアフェール(匠の技)」にも注目。見どころの一つは、ヴァン クリーフ&アーペルが1933年に特許を取得した「ミステリーセット」と呼ばれる宝飾技法で、石を留める爪を表に見せずに宝石の滑らかな質感を実現している。5つの庭園を巡るように動植物モチーフの繊細な作品が幻想的な世界をつくり出す。 フラットデーとして全ての人が安心して楽しめる環境づくりのため、入場制限を行っており、2025年10月22日(水)は「ゆったり鑑賞日」を実施。また、11月5日(水)の10〜15時には、ベビーカーでの入館が可能な「ベビーアワー」も行う。チケットは全日程において日時指定予約制なので、詳細は公式ウェブサイトを確認してほしい。 
 なお、11月21日(金)・22日(土)・28日(金)・29日(土)、12月5日(金)・6日(土)は20時まで開館している。 ※10〜18時/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(祝日の場合は開館、翌平日休館)/料金は1,400円、学生1,120円、65歳以上・高校生700円、中学生以下無料
広告
関連情報
関連情報