1. Chichibu Yomatsuri
    Photo: Chichibu YomatsuriChichibu Yomatsuri, Saitama
  2. Kyoto Gion Matsuri
    Photo: Kobby Dagan/DreamstimeKyoto Gion Matsuri

日本で最も美しい祭り9選

祇園祭やねぶた祭など、人生で一度は訪れたい重要文化

Kaila Imada
テキスト:
Kaila Imada
翻訳:
Hanako Suga
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日本では一年を通してさまざまな祭りが開催されている。その多くは、伝統行事として古くからその土地の人たちに大事にされてきたものだ。祭りに足を運べば、博物館では見られない郷土文化や伝統に直接触れることができる。

過去2年間は新型コロナウイルスの影響を受けて、ほとんどの祭りが開催中止となっていた。今年こそは人々の熱気と共に繰り広げられる盛大な地域の祭典に参加してみたいところ。ここでは数多くの催し物の中から、特に華やかでインパクトの強い祭りをセレクトした。日本の文化をさらに深く知るきっかけになるだろう。

※新型コロナウイルスの影響によって中止、または規模が縮小される可能性がある。確認してから訪れてほしい

青森ねぶた祭(青森県)
Photo: Kodai Monma/Unsplash

青森ねぶた祭(青森県)

どんな祭りか:青森ねぶた祭』は巨大な山車「ねぶた」と、「ハネト」と呼ばれる踊り手が青森市内を練り歩く、東北を代表する祭りだ。色鮮やかなねぶたは、日本や中国の伝説、歴史上の人物、歌舞伎、神仏などがモチーフ。大型のものは、ねぶた名人と呼ばれる職人の手によって制作されることが多い。

笛、太鼓などの楽器によって奏でられる囃子(はやし)のリズムと、ラッセーラー」の掛け声と共に舞う踊り手たちのエネルギーは圧巻そのもの。毎年、この盛大な祭りを一目見ようと、300万人以上の人々が訪れる。

見どころ:1980年に国の重要無形民俗文化財に指定された国の重要な祭りの一つ。特に最終日には盛大なフィナーレが行われ、海上花火の打ち上げと船に乗せられたねぶたの海上運行が実施される。

開催日程:毎年8月2日から7日にかけて行われ、最終日を除いて毎日ねぶたが市街で運行される。

神田祭(東京都)
画像提供:神田明神

神田祭(東京都)

どんな祭りか:2年に一度、神田明神周辺で開催される『神田祭』は、京都の祇園祭、大阪の天神祭と並ぶ日本三大祭りの一つとして数えられている。見どころは神田、日本橋、大手町、丸の内といった下町エリアで担がれる大規模な御輿(みこし)だ。

神田祭は関ヶ原の戦いの前に徳川家康の武運を祈祷し、神田祭の日に勝利したことで、徳川幕府の支援を受け、「天下祭」として盛大な祭りに発展していった。

見どころ:神田祭』は本祭と陰祭が交互に行われるのが特徴だ。神輿が盛大に担がれる本祭は、西暦の奇数年に開催。伝統的な衣装をまとった担ぎ手が賑やかに練り歩き、街を祓い清めてくれる。

開催日程:本祭は隔年で5月中旬に開催され、土日を中心に6日間にわたって行われる。次回は2023年5月の予定だ。

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秩父夜祭(埼玉県)
Photo: Chichibu Yomatsuri

秩父夜祭(埼玉県)

どんな祭りか:300年の歴史を誇る『秩父夜祭』は、埼玉県の秩父神社の例祭。ユネスコ無形文化遺産に登録されており、華麗な装飾が施された国重要有形民俗文化財の笠鉾(かさぼこ)と屋台が屋台囃子に合わせて街を曳行(えいこう)する。

期間中、例年はおよそ6000発の花火が盛大に打ち上げられ、深夜まで出店に明かりがともる。

見どころ:秩父神社は東京都心から車で約90分と、アクセスしやすい。夏ではなく、冬の澄んだ空に打ち上げられる花火も見どころの一つだ。

開催日程:毎年12月2日と3日に開催され、山車の曳き廻しや花火大会などの主なイベントは2日目に行われる。

仙台七夕まつり(宮城県)
Photo: fb.com/sendaitanabatamatsuri

仙台七夕まつり(宮城県)

どんな祭りか:七夕は、「星まつり」の名称でも親しまれている日本の伝統行事の一つだ。通常は7月7日に祝われるが、『仙台七夕まつり』は8月6日〜8日に開催される。

この祭りのハイライトは、商店街に飾られた長さ10メートルにも及ぶ色とりどりの笹飾りだ。地元の商店や学校、地域団体によって作られた趣向を凝らしたデコレーションは、訪れる人々を楽しませてくれる。

見どころ:期間中は、仙台市内でさまざまなイベントが開催され、ライブ演奏や伝統舞踊、屋台を楽しむことができる。8月5日の夜には花火大会も開催される。

開催日程:七夕は旧暦7月7日の行事として日本全国に広がったが、『仙台七夕まつり』は新暦に1ヵ月を足した中暦を採用している。そのため、8月6日から8日に開催されているのだ。

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阿波おどり(徳島県)
Photo: fb.com/tokushimacityawaodori

阿波おどり(徳島県)

どんな祭りか:徳島で毎年開催されるこの盛大な祭りは、日本で最も有名な夏の盆踊り大会だ。約400年の歴史を持つ日本の伝統芸能として、毎年100万人を超える観光客や踊り子が徳島に集まる。

見どころ:期間中は一日中にぎわうが、見どころは鉦(かね)や三味線、笛、大太鼓などで陽気に奏でられるはやしと、躍動感あふれる踊り子たちによる阿波踊りだろう。「連」と呼ばれる踊り子のグループが夕方から徳島市街地を練り歩きながら、踊りを繰り広げる様子は圧巻だ。

踊りは大きく分けて「男踊り」と「女踊り」に分かれており、上品に舞う女性たちは色とりどりの浴衣を、男性はハッピを身につけてダイナミックな踊りを披露する。

阿波踊りは見るだけでなく、初心者でも飛び入りで参加することが可能だ。「にわか連」と呼ばれるグループはその場限りの舞を楽しめる連。基本的なステップを掴めば、地元の人たちと一緒に阿波踊りを楽しむことができる。そのほか、屋台やご当地グルメを楽しみながら、食べ歩きをするのもおすすめだ。

開催日程:徳島市阿波おどりは、毎年8月12日から8月15日の4日間行われている。

祇園祭(京都府)
Photo: Kobby Dagan/Dreamstime

祇園祭(京都府)

どんな祭りか:京都祇園祭は、約1100年の歴史を持つ八坂神社の例祭で日本三大祭の一つとされる。7月の1ヶ月にわたって開催されるが、ハイライトは前祭の7月17日と後祭の24日だ。

17日の「山鉾巡行」では山鉾(やまほこ)と呼ばれる23基の大きな山車(だし)が京都の街を練り歩く。24日の山鉾巡行には残りの10基が参加。露天はないので、比較的空いている場合が多い。じっくりと巡行を見たい人は後祭の期間に訪れるのがおすすめだ。

33基中29基が重要有形民俗文化財に指定されており、荘厳なその姿は一度は見てみる価値があるだろう。

見どころ:祇園祭の期間は1カ月と長い。この時期に京都に滞在していれば、絢爛豪華な山車が地元の人たちによって組み立てられる様子を見ることができる。祭り期間中の京都は活気付いており、風情あふれる町の散策も楽しい。

開催期間:毎年7月1日から1月にわたって開催されるが、7月17日の山鉾巡行と神輿渡御が特に有名だ。24日は山鉾巡行に加え、花傘巡行が行われる。

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天神祭(大阪府)
Photo: Jack Swing/Pixta

天神祭(大阪府)

どんな祭りか:天神祭』は京都の祇園祭、東京の神田祭と並ぶ日本三大祭の一つ。大阪天満宮に祀られている学問の神、菅原道真公(すがわらの みちざね)が祭神だ。

祭りの初日には境内で神事が行われ、7月25日の本宮では豪華な衣装をまとった行列が街を練り歩く「陸渡御(りくとぎょ)」と、約100隻の船が太鼓や鐘を鳴らしながら川を渡る「船渡御(ふなとぎょ)」などが実施される。街は活気であふれ、獅子舞や天狗などもパレードに登場する。

見どころ:7月25日の夜は、大川(旧淀川)に多くの船が行き交い、天神祭のフィナーレを飾る奉納花火が打ち上げられる。川岸から船を眺めながら、屋台めぐりをするのもおすすめだ。

開催日程:祭りの期間は6月下旬から7月25日までだが、メインイベントは7月24日の宵宮と25日の本宮だ。

唐津くんち(佐賀県)
Photo: fb.com/karatsu.kankou

唐津くんち(佐賀県)

どんな祭りか:佐賀県唐津市で開催される『唐津くんち』は、五穀豊穣を祝う秋の祭りだ。唐津神社から西野海岸まで曳山(やま)と呼ばれる大きな山車が城下町を巡回し、曳子(ひきこ)たちの掛け声とともに人々を熱狂に包む。

3年がかりで作られた曳山は漆(うるし)の工芸品。金銀の鮮やかな装飾が施されており、初日の夜には提灯が灯される。海外にも広く紹介され2016年にはユネスコ無形文化遺産に登録された。

見どころ:祭りを彩る曳山は、日本全国で見られる山車とは異なるユニークなものばかり。高さ7メートル、重さは約2~3トンもあり、獅子や、龍などをモチーフにしている。

開催日程:毎年11月2日から4日に開催されている。唐津のシンボルである曳山は展示館で常設展示されているので、祭りを逃してしまった人も一度訪れて観覧してみては。

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博多どんたく(福岡県)
Photo: Kouniceshot/Pixta

博多どんたく(福岡県)

どんな祭りか:毎年200万人以上が参加し、800年以上の伝統を引き継ぐ福岡の『博多どんたく』は、ゴールデンウィークに開催される歴史ある祭りだ。祭りの幕開けを飾る「博多松ばやし」は、街を祝い巡ることが主な目的。マーチングバンドを従え、大人から子どもまでが街中を踊り歩く。

生花で覆われた大きな車体が目を引く花自動車や花電車は、鮮やかな伝統衣装に身を包んだ参加者と共に街を巡回し、最終日の夕方には全員が踊りに飛び入りする。

見どころ:通常はパレードのほかに、市内に30カ所以上設置される特設ステージで演舞を観覧できる。空腹を満たしてくれる屋台も数多く出店し、夜には博多湾内のクルージングなども楽しめる。

開催日程:毎年5月3日、4日のゴールデンウィークに開催される。

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美しい観光地が日本に数多くあることは周知の事実だ。日本の史跡の多くは、自然災害や戦争で損傷や破壊されているため、今でも残っているものは希少で特別なものとされている。国連教育科学文化機関(UNESCO)は、世界の文化的、歴史的、自然的ランドマークを世界遺産に指定して保存することを目的としているが、日本には、伝統的な村落から神仏習合の神社仏閣まで、合計23の世界遺産がある。

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世界にここだけにしかない場所、世界遺産の風景に溶け込みたい。そんな夢をかなえる特別な宿をリストアップ。寺に泊まれる宿坊での朝のお勤めや写経を入門、大自然に囲まれ動物たちの生態を観察するなど、バーチャルでは体感できない学びや冒険を味わおう。

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