東日本大震災津波伝承館いわてTSUNAMI(つなみ)メモリアル
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震災から10年目の姿を世界へ、UNLOCK THE REAL JAPANを更新

復興の軌跡やグリーン化する日本の今を紹介する記事6本を追加

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
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日本経済新聞社が発行する『Nikkei Asia』と、タイムアウト東京がコラボレーションした『UNLOCK THE REAL JAPAN』のウェブサイトが2021年2月24日(水)に更新した。これは、3月29日(月)発行予定の第3号に先がけて、6本の記事を公開したもの。

『UNLOCK THE REAL JAPAN』は、アジアで活躍するビジネスリーダーに向けて、旬のテーマと人にフォーカスした情報を発信する英語版のマガジンだ。先行公開する記事では、東日本大震災から10年目を迎えた今の姿と、復興の軌跡を地域の事例など3本の記事で紹介。ほかの3本は、温室効果ガス削減に向けて加速している日本のグリーン化を、インフォグラフィクスや、先進的な企業の試みなどからひもとく内容となっている。

Manabu Chiba
photo: Kisa Toyoshima


デザイナーの集合知を生かして被災地支援を行うネットワーク、アーキエイドを共同で設立し、岩手県釜石市で復興公営住宅の設計を手がけた建築家、千葉学に復興のプロセスとその中で得た知見を聞いた。 

Rias Ark Museum of Art
Rias Ark Museum of Art


また、復興していく土地という新たな魅力を持った東北の魅力を満喫するための五つのスポットを、タイムアウトの切り口で紹介する特集ページも展開。震災後に誕生した新たなミュージアムや、地元食材を極上のフレンチに仕立てる1日10組限定のレストランなど、見逃せないヴェニューばかりだ。

Hydrogen infographic
The Potential of R-Hydrogen infographic

グリーン化していく日本を切り取った3本の記事には、2020年2月に福島県で開所した世界最大級の水素製造施設の特集ページを作成。水素エネルギーはなぜ地球に優しいのか、インフォグラフィクスで分かりやすく仕組みを紹介するとともに、国立研究開発法人新エネルギー、産業技術総合開発機構(NEDO)次世代電池、水素部燃料電池、水素グループ統括研究員の大平英二に水素エネルギーが持つ将来性について尋ねるなど、いずれも注目の記事となっている。

ライティングと編集は、タイムアウト東京を運営するORIGINAL Inc.のエディトリアルディレクターであり、スロージャーナリズム誌『Delayed Gratification』のエディターも務めるマーカス・ウェブが担当した。

6本全て読み応えたっぷりな内容となっている。ぜひ一読し、3月末に公開される第3号を心待ちにしてほしい。

UNLOCK THE REAL JAPAN』の詳細はこちら

『UNLOCK THE REAL JAPAN』第2号を読んでみる

  • Things to do

日本経済新聞社が発行する『Nikkei Asia』と、タイムアウト東京がコラボレーションした『UNLOCK THE REAL JAPAN』の第2号が、2020年12月14日にリリースされた。

『UNLOCK THE REAL JAPAN』は、アジアで活躍するビジネスリーダーに向け、旬のテーマと人にフォーカスした情報を発信する英語版の冊子。

震災復興をもっと掘り下げたいなら

東北アップデート
  • トラベル

2011年3月11日、マグニチュード9.0の地震が太平洋沿岸を襲い、津波が村や町を押し流し、1万8000以上の命が奪われた。福島第一原発周辺では、何百何千もの人々が住む場所を追われた。今世紀に起こった地震でも5本の指に入る大震災は、同時に日本史上最も強い地震だった。「3.11」と呼ばれるこの大災害は、東北地方に大打撃を与えた一方で、日本という国を超えて、新たなボランティアリズムの可能性を世界が目撃することとなった。

3ヶ月ごとに更新されるこの「東北アップデート」シリーズは2013年秋から、復興の道のり、多様なボランティアによる活動、そして3.11以降に東北で起こったさまざまな構想や企画を紹介してきた。過去の記事を一覧にまとめたので、あの日から今日までの長い道のりをじっくりと確かめてほしい。

タイムアウトマガジン(日本語版)を読んでみる

過去のマガジンをチェックするなら

  • Things to do

2020年は「隔離の年」だ。自宅待機の延長やソーシャルディスタンシングの徹底、そして世界的に行われている国境の閉鎖。新型コロナウイルスが奪ったものの代表には、「旅行」が挙げられるだろう。もちろん、これらの規制は人々の安全を守るために行われているが、気ままに飛行機に乗って見知らぬ国の文化に触れたり、体験することができた過去への憧れは強まるばかりだ。

確かに、大きな被害や精神的苦痛を覚える人が増える中で、海外旅行の不自由を訴えるのは贅沢な話なのかもしれない。しかし、旅行プランを立てたり想像することは自由だ。そこで、今回は日本でのバーチャル旅行を紹介する。現在、海外から日本への入国は難しい状態にあるが、再び国境が開放された時は本特集で紹介する旅のプランを思い切り楽しんでほしい。

 

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