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「Akio Nagasawa Gallery Ginza」で、デジタル作品や油彩・アクリル画の制作を続け、精⼒的に作品を発表するTORAJIROによる個展「Boys Just Want to Have Fun」が開催される。
自身の制作について、「セクシュアルマイノリティーとして、子どものころから感じていた孤独や不安をテーマに絵を描いている」と話すTORAJIRO。これまで社会問題を背景に、内面の葛藤や孤独、動物や自然との共存の重要性を表現し続けてきた。
本展では、「声⾼な主張はない『静かなレジスタンス』の集積」として、沈黙と⾊彩を通して感情の痕跡を残す、新作を含む作品群を展観する。
政治的スローガンを叫ぶ代わりに、沈黙と色彩を通して、より深い真実を語る絵画。本展を通じて、「日々を楽しむこと」「誰かを愛すること」「自分に正直になること」といった、ごく当たり前で、だからこそ奪われやすい行為の尊さを再確認してほしい。
※11~19時(土曜は13~14時閉館)/休館日は日・月曜・祝日/入場は無料
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2025年で11回目の開催を迎えた、横浜のきらめく夜景に反射した水面が美しいビアガーデン「横浜ベイクォーター BBQビアガーデン」。手ぶらで楽しめるスタンダードなバーベキューに加え、海鮮も味わえるプランなど、豊富なメニューが揃う。
スタンダードなプランでは、「熟成ポーク」をはじめとした4種類の厳選肉料理が堪能できる。さらに贅沢な料理を楽しみたいなら、「マグロのハーブマリネ」や「ケイジャンシュリンプ」など、食欲をそそる海鮮が加わった「メキシカンプラン」がおすすめだ。
雨が降ったら、室内の席で楽しむのもいいだろう。「横浜ベイクォーター」内のレストランやカフェの商品は持ち込みできるので、バーベキューを自由にカスタマイズできるのもうれしい。雨の日は営業時間が変更になる可能性があるため、詳しくは公式ウェブサイトを確認しよう。
※16時〜22時30分(8月を除土・日曜・祝日は12時~22時30分)/入店は21時まで/料金は4,500円〜、小学〜高校生3,000円〜、小学生未満1,800円
「海に一番近い」絶好のロケーションで楽しめるビアガーデンが「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」の1階にあるビュッフェダイニング「オーシャンテラス」で開催。今回から本格的なグリルを導入し、心地よいオープンエアの空間で、本格的なグルメとともに生ビールやワインなどのドリンクを堪能できる。
専用のグリルで焼くのは、黒毛和牛ロース肉やオリジナルスパイスが香るポークバックリブやチキン、「カウアイの宝石」の名を持つ希少な海老など豪華な食材ばかり。同イベント限定の「黒毛和牛すね肉のカレー」はぜひ味わいたい一品だ。
ロケーションの良さに浸るのはもちろん、贅沢なグルメに舌鼓を打ちながら、冷えたビールで乾杯しよう。事前予約制なので、詳しくは公式ウェブサイトを確認してほしい。
※17時30分~21時(入店は19時まで、2時間制)/料金は1万円、5~19歳 8,500円
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中国山西省で生まれ、北京を拠点に活動するチェン・フェイ(陳飛)の個展が、「ワタリウム美術館」で開催。2022年から2025年にかけて描いた新作絵画15点に加え、高さ7メートルの壁画、インスタレーション、ドキュメントなどが、ユニークでサイトスペシフィックにキュレートされた空間の中で展示される。
本展の出発点は、ナチス時代に深く影響を受けたドイツの著名な漫画家、E.O.プラウエン(E.O. Plauen、1903〜1944年)が制作した名作『Vater und Sohn(父と子)』。この漫画は父と息子の関係を描いているだけでなく、家族、仲間、愛という貴重で示唆に富む意味を、非常に特異な社会的設定の中で探求する。
この物語と共鳴するように、チェンは本展で自伝的なアプローチを用い、親しい知人との関係を描き、中国人画家としてのアイデンティティーについての物語を織り交ぜている。作品は、夫と妻、父と子の家族関係や、同僚や友人の社会的な力関係を掘り下げ、画家自身の芸術家としての職業的イメージについての思索も含む。
チェンの最新作を見逃さないでほしい。
※11〜19時/休館日は月曜(7月21日、8月11日、9月15日は開館)/料金は1,500円(ペア 2,600円)、70歳以上・25歳以下の学生1,300円、中・小学生500円
「東京都写真美術館」の総合開館30周年を記念する「TOPコレクション展」 を開催。学芸員4人の共同企画によるオムニバス形式で、多角的な視点からえりすぐりの写真と映像の魅力を紹介する。
タイトル「トランスフィジカル」の「フィジカル」には、「物質的」「身体的」という意味がある。本展では、モノとして存在する写真の「物質性」や、被写体や作家自身の「身体的表現」に着目していく。
さらに、「トランス」という接頭辞は、対象がそのもの自体から、別の形態や位置へ移動していくプロセスや行為も指す。これまでのコレクション作品の新たな読み解き方を紹介し、イメージが作られていくその豊かな過程へと目を向ける。
デジタル化が進む現在の写真・映像の在り方に、同館の名作が鮮やかな一石を投じるだろう。
※10~18時(木・金曜は20時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)/料金は700円、学生560円、65歳以上・高校生350円(第3水曜は65歳以上無料)、中学生以下無料
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恵比寿の「MEM」で、近年ドローイングや、絵画の制作に力を注ぐ作家・松井智惠の個展が開催。松井が2017年から継続している「Picture」シリーズの第4弾となる展覧会で、パステルをメインに水彩の複合技法、油彩、ネオンの作品を紹介する。
松井が2024年に制作した一枚の作品「リチャペル・アテル」という題を、本展では使用。その絵は版画技法のモノタイプによって転写されることで、元の絵が反転して鏡合わせの架空の世界が現れる。その絵の世界の住人に、松井が造語によって名付けたのが「リチャペル・アテル」だ。
本展は、「リチャペル・アテル(彼/彼女)」がいる世界を舞台に構成し、その入り口として短い物語が付随。また、展覧会の副題には「発するもの、抑えるもの」という言葉が添えられている。
松井自身が何かに抑圧され、声を飲み込むような感覚で描いた作品に封じ込めた思いと、アテルが住む世界が「絵=Picture」を媒介に接続する本展。ぜひ足を踏み入れてほしい。
※13〜19時/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)/入場は無料
有楽町をはじめとした「コニカミノルタプラネタリウム」全5館で、天の川をテーマとした期間限定のフェアを開催。この時期だけのかわいらしい限定グッズやグルメに出合える。
「ギャラリープラネタリア(Gallery Planetaria)」では、まるで天の川のようなわたあめや、星座に囲まれた傘を販売。ほかにも、紅茶やアロマ、おみくじなど、見ているだけでワクワクするような限定商品がラインアップしている。
有楽町・横浜の施設に併設している「カフェプラネタリア(cafe Planetaria)」では、星空を閉じ込めたような限定ドリンクやカクテルが堪能できる。さらに、プラネタリウム本編上映前の待ち時間には、撮影もできる七夕映像を期間限定で上映する「七夕ウェルカムドーム」も同時開催中なので、併せてチェックしよう。
※時間・料金は施設により異なる
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都営新宿線の菊川駅から徒歩3分ほどの場所にある、クラフトビールが楽しめる書店「サボ ビアバー アンド ブックストア(sabo beer bar and bookstore)」で、グループ展「絵やことば +++ cure meditationとしての」が開催。ペインターのNEMMが主催し、数々のアーティストのアートワークや漫画『セッちゃん』などで知られる大島智子をはじめとした作家たちが参加する。
展示するのは海、大島智子、川崎香里、菅野静香、豊嶋希沙、長谷川海、ハミスチー、山田リサ子、NEMMの9人。出展作品は絵、文章、写真、スカルプチュアなどさまざまだ。
同展では、昨今注目されている「セルフケア」と「セルフラブ」を掲げている。未熟さを受け入れて内面と向き合うことや、作ったものや行為を通してまず自分自身が癒やされること、そして隣り合う者同士、寄り添うような対話によって共鳴していくことを目指す。
展示の入場料は無料。店内ではクラフトビールや店主がセレクトした書籍の購入も可能だ。
※15〜23時/定休日は月曜/6月26日(木)は18時30分まで/入場は無料
「シャネルネクサスホール(CHANEL NEXUS HALL)」で、写真を主なメディアとして創作活動を行うアジアのアーティストにフォーカスしたシリーズとして、インド出身のアーティスト、プシュパマラ・N(Pushpamala N)を紹介する。
インドのベンガルールを拠点に活動するプシュパマラは、彫刻家として創作活動を開始した。1990年代半ばからは、自らがさまざまな役柄に変装し、示唆に富んだ物語を作り上げるフォトパフォーマンスやステージドフォトの創作を始める。
作品は、女性像の構築や、国家の枠組みを探求するもので、美術史・アーカイブ資料・大衆文化から引き出された象徴的なイメージや原型を丹念に再現している。
※11~19時(6月27日は17時30分まで、7月10・24日は17時まで)/入館は閉館の30分前まで/入場は無料
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