ビルの1階にある店内に入ると、まず白いアーチの内装が目に入る。店名の「PASSAGE by ALL REVIEWS」は、パリに実在するアーケード付き商店街「パサージュ」から取っており、「個性的な店がひしめき、風通しのよい店にしたい」という店主の思いが込められている。
また「REVIEWS」は、書評という意味だ。書評は書籍になることがほぼなく、埋もれてしまうことが多いため、書評を閲覧できるサイト「ALL REVIEWS」を創設。そこから派生して、2022年にシェア型書店をオープンした。
現在棚数は姉妹店と合わせて1000以上。書評家、作家、翻訳家、出版社、一般の本好きの人たちが、自由に置きたい本を並べている。
棚を眺めていくと、作家や翻訳家など、著名人の棚をあちこちに見かける。作家の島田雅彦、女優で作家でもある中江有里、姉妹店「SOLIDA」では角田光代、「第35回(2025年度)Bunkamuraドゥマゴ文学賞」を受賞した川内有緒の棚も。お気に入りの本の書評を書いた豊崎由美は、書評本のみを並べている。本に付箋が貼ってあるものや線が引いている本もあり、一緒に読書体験をしているようで楽しい。
各書棚にはフランスの実在する通り名が付けられ、棚の高さによって番地が振られている。街を散策するように、本を巡る旅を満喫したい。
同ビルの3階にある「bis! BOOKS & CAFE」では、神保町の名菓子が食べられると評判。疲れたら、ここでゆっくり過ごすのもおすすめだ。






















