1. 画像提供:株式会社ネイキッド
    画像提供:神田明神
  2. 本光寺
    画像提供:本光寺
  3. 画像提供:浄楽寺
    画像提供:浄楽寺

伝統と最新技術の融合、スマート神社仏閣

「テレ詣」や「NFT御朱印」など新しい参拝様式

編集:
Genya Aoki
テキスト:
Nahoko Matsumoto
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タイムアウト東京>Things To Do >伝統と最新技術の融合、スマート神社仏閣5選

IT化の波は神社仏閣にも押し寄せている。SNSでの発信はもちろん、キャッシュレス決済も珍しいことではなくなった。さらにコロナ禍を受け「オンライン参拝」や「非接触おみくじ」など、新たな参拝様式も続々登場している。ここでは、コロナ後の新しい日常、ニューノーマルの時代にふさわしいスマート神社仏閣を紹介しよう。

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神田明神

「江戸の守り神」ともいわれる神田明神では2022326日から410日(日)まで夜間参拝イベント『NAKED 桜モウデ』を開催している。約4か所の桜の木々がライトアップされる。

注目してほしいのは、手指消毒をプロジェクションマッピングアートで演出する『NAKEDつくばい』や、ソーシャルディスタンスを保つ『NAKEDディスタンス提灯』といった感染症予防アートだ。

提灯は神田明神のだいこく様像の横に位置する桜の照明と連動し、光の変化が楽しめるインタラクティブアートとなっている。手がけたのは数々の歴史的建造物の演出を行なってきたクリエイティブカンパニーのネイキッドだ。

このほか、社務所の隣にはお守りを販売する「自動頒布機」を通年設置。社務所が閉まっている夜間や早朝に訪れる参拝者もお守りが購入できる。健康祈願、交通安全、厄除け、勝負運、商売繁盛など、さまざまなご利益に関するお守りがラインアップされているのもうれしい。

浄楽寺

横須賀市で800年以上の歴史を有する浄楽寺では、コピーを不可能にしたデジタル技術「NFT」を活用した、唯一無二の御朱印を発行している。御朱印は本来、神社仏閣に参拝することで、本尊の身代わりとして授かるものだ。しかし近年ではまるでスタンプラリーのように扱われ、さらにSNSに投稿されるなど簡単に複製できるものになってしまった。

「NFT御朱印」はその唯一性の裏付けが可能なNFTを用いることで、それがオリジナルなものであることを証明できるのが最大の特徴だ。NFTマーケットプレイス『OpenSea』で授与されており、御朱印は全部で6種。各種48枚セットで拝受(購入)できる。

48枚であるのは、本尊の阿弥陀如来が人々を救済するために「48」の誓願を立て、仏となったことに由来するという。価格は日本円換算でおよそ1,000円相当(2022年3月時点)である。

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王子神社

王子の地名の起こりであり、鎌倉時代から熊野信仰の拠点であった神社。東京十社のひとつで、創建700年を超える。都指定天然記念物の大イチョウや、「髪の祖神」を祀(まつ)り、理容業の人々の信仰が厚い末社の関神社など見どころも多彩だ。

感染症予防対策として、おみくじ筒を使わない『QRおみくじ』を導入している。社務所にある「QRコード」をスマートフォンで読み取ると、画面に番号が表示(初穂料100円)されるので、画面を神職に提示し、おみくじを受け取ることができる。

おみくじには吉凶と神歌、運勢が記されていて、1番から50番まで用意。神歌と運勢は古文調のため解読がやや難しいだが、これはこれで風流かもしれない。

初穂料ほか、お守りや記念品の支払いにも「QRコード」決済(PayPay)が利用できる。

本光寺

千葉県市川市にある『本光寺(ほんこうじ)』は、約660年の歴史をもつ日蓮宗の寺院だ。縁切りの神様である源頼政が祀(まつ)られており、関東屈指の縁切りの名所としても知られている。2010年に発表されたテレビCM「はひふへ本光寺」はその斬新かつユニークな内容が話題を呼んだ。

20209月からはコロナ禍により参拝できなくなった人、自粛生活に疲れた人のためにと、YouTubeで本堂の様子をライブ配信する「テレ詣」をスタート。24時間365日、オンライン参拝することができる。

朝夕には住職による法話を実施。事前に申し込めば自分の名前を読み上げてもらうことも可能だ。健康、家内安全、子どもの発育促進、シニアのガン封じなどを祈るという。

法話後にはチャットでコミュニケーションを取るなど、参加者とのつながりを重視している。相談の中には縁切りに関するものもあるそうだ。実際に参拝しているような感覚をぜひ体験してほしい。

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明治神宮

初詣の参拝者数、例年日本一を誇る『明治神宮』。公式ホームページにある大御心のイラストをクリックすると、ランダムで1枚が表示される無料のおみくじを公開している。

「大御心(おおみごころ)」というおみくじは、「大吉」などと書かれた一般的な吉凶を占うものではなく、御祭神の明治天皇と昭憲皇太后が詠まれた和歌とその解説文が記されている明治神宮独自のものだ。

明治天皇は9万3032首、昭憲皇太后は2万7825首もの和歌を詠まれており、その中から人倫や道徳にまつわる教訓的なものを15首ずつ、計30首がおみくじに選ばれた。

境内では初穂料は100円だが、多くの人に和歌を心の支えにしてほしいという思いから20年ほど前から公式ウェブサイトで公開している。

100年以上の時を超え、スマートフォンの画面に現れる和歌には言いようのない趣がある。普遍的な悩みや教えに関するものも多く、一層心にしみるだろう。

神社仏閣を巡る……

  • LGBT
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新年の抱負として「今年こそは家を片付ける」「ヘルシーな食事を増やす」といったスローガンを掲げている人は多い。もしも「自分のことをもっと好きになりたい」という抱負を立てているなら、西村宏堂の言葉に耳を傾けてみよう。

僧侶でメイクアップアーティスト、LGBTQ+の当事者であり、自身の体験を踏まえた視点をグローバルに発信する西村は、2021年『TIME』誌のNEXT GENERATION LEADERS(次世代のリーダー)に選出された「時の人」だ。ここ最近ではNetflixの『Queer Eye』へのゲスト出演を果たすなど多岐にわたる活躍をしているが、現在の地位を築くまでにはたくさんの障害があったという。

東京、幸運を呼ぶ神社7選
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「歩くパワースポット」として、数々のメディアに登場し、話題となっている湘南乃風メンバーのSHOCK EYE(ショック アイ)。今、彼の写真をスマホの待ち受けにすると、運気がアップすると言われているのだ。

きっかけは、人気占い師のゲッターズ飯田から、「いままで数万人占ってきた中で、1、2を争う運の強さ」と言われたこと。その後、友人のある俳優が、SHOCK EYEの画像を待ち受けにしたところ、大きな仕事が決まったりと良い知らせが舞い込んできたそう。そういうことがいくつか続き、口コミで噂が広がり「歩くパワースポット」と呼ばれるようになったのだ。

歩くパワースポット」と呼ばれるようになってからは、今まで以上にポジティブなものを引き寄せるように過ごしているSHOCK EYE。毎日神棚に手を合わせ、空き時間があれば神社に足を運ぶのはもちろん、なるべくネガティブな言葉を使わないようにしたり、例えば、スマートフォンの画面に傷がついたらすぐに修理するなど、彼独自のポジティブな習慣もたくさんできたという。

ここでは、SHOCK EYEがタイムアウト東京の読者に勧めたい、幸運を呼び寄せるユニークな神社を紹介する。幸運を呼び寄せるには、まずはポジティブな行動から。神社巡りをしながら、運を上昇させていってほしい。

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  • Things to do

「お金」を嫌いな人が一体、この世にいるだろうか。一攫千金、巨万の富……なんと素敵な言葉だろう。人は金を愛してやまない。当たると評判の宝くじ売り場に毎年できる、長蛇の列を見れば明らかだ。また「お金に困っていないけれど、もっとあったって悪くない」と余裕ある人も、「今年こそ、金運をつかみたい!」と意気込む人も、新しい年を迎える際、金運アップを神頼みしてみてはいかがだろうか。

  • Things to do

神社や寺に参拝に行った際、ついつい引きたくなってしまうおみくじ。かつて、国の政や後継者選びなどの際、神の意志を占うために「くじ引き」をしていたことがおみくじの起源とされている。

神社仏閣に訪れた参拝者が自身の吉凶を占う、現在にも続くおみくじの文化がはじまったのは、鎌倉時代のはじめ頃。 おみくじといえば、和歌や漢詩とともに吉凶が書かれたものが一般的だが、コンビニよりも多いとされる神社仏閣、なかにはわざわざ足を運んでも引いてみたい、変わり種のおみくじを置くところもある。

ここでは、内容が気にならないほど可愛らしいおみくじ、引くのではなく「釣る」おみくじ、恋の行方に特化したおみくじなど19種類を紹介する。「縁を結ぶ」ということから、境内の神木や結び所に結ぶと良いとされるおみくじだが、この個性派おみくじは、お守り代わりに財布や鞄に大切にしまっておいてもいいかもしれない。

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  • トラベル
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コロナ禍で心身のバランスを崩す人が増えている。そんななか、自然と平穏を追い求めるアウトドアの旅に「寺キャンプ」という新たな選択肢が誕生した。

2021年6月初旬、和歌山県那智勝浦町に日本初となる寺での常設キャンプ場兼RVパーク、テンプル キャンプ(Temple Camp)大泰寺がグランドオープンする。

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