ゴジラ生誕70周年記念 ゴジラ・THE・アート展
Photo:Kisa Toyoshima | 会場の様子
Photo:Kisa Toyoshima

6月にしかできないこと

食・アート・音楽など、6月開催のイベントを紹介

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  • アート
  • 天王洲
スタジオジブリ作品の魅力に迫る展覧会「ジブリの立体造型物展」が、天王洲の「寺田倉庫 B&C HALL/E HALL」で開催。2003年に始まった本格的なスタジオジブリ展の原点である「立体造型物展」が、進化を遂げて22年ぶりに東京に帰ってくる。 今、世界中で観られているスタジオジブリ作品。その背景には、長い時間をかけて届けようとした人々がそれぞれの国や地域にいた。 本展では、「海を渡った熱風」をテーマに、海外のパートナーたちがどのように作品を届けていったのかをたどる。併せて、『となりのトトロ』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』など、数々の映画からの名場面が立体造型物となって展示される。 注目は、『紅の豚』に登場する飛行艇「サボイアS.21」。「もしも本当にあったら」という想定で作られる迫力満点の飛行艇は、今にも飛び立ちそうに見えるだろう。 また、 宮﨑駿がかつて「三鷹の森ジブリ美術館」の企画展示用に制作した短編アニメーション『空想の空とぶ機械達』が特別上映。大空に憧れた人々がかつて空想した「空とぶ機械たち」を描く。さらに、会場隣接の水上施設「T-LOTUS M」では、『崖の上のポニョ』に出てくる「あのハム入りラーメン」が味わえる。 ジブリの世界に飛び込める本展。帰り道は、きっとジブリ作品が観たくなっているだろう。 ※9時30分~20時(5月27日は15~20時)/入館は閉館の1時間前まで/料金は1,900円、高校・中学生1,600円、小学生1,200円、未就学児無料
  • アート
  • 白金台
「東京都庭園美術館」で、旧朝香宮邸の建築空間を生かした、年に一度の建物公開展が開催。素材や技法、室内意匠など、建築そのものに注目しながら、同館の建築としての魅力を紹介する。 現在に至るまで同館は、朝香宮家が過ごした邸宅として、元首相・吉田茂の政務の場として、国の迎賓館として、民間の催事施設として、そして美術館として、時代の潮流とともに歴史を紡いできた。 本展では「機能の変遷」をテーマに、各時代を彩るゆかりの作品や写真・映像資料を通して、建物の記憶をひもとく。また、家具や調度品を用いた再現展示、ウインターガーデンの特別公開、さらに窓のカーテンを開け放ち、夏の新緑を望めるように設える。 アール・デコ様式の邸宅建築の魅力の源泉に迫る本展。唯一無二の空間を堪能してほしい。 ※10~18時 (8月15・22日は21時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(7月21日、8月11日は開館)、7月22日、8月12日/料金は1,000円、学生800円、65歳以上・高校生500円
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  • 音楽
  • 青山
現代ジャズの代表的なサックス奏者は誰かと問われれば、高い確率でベン・ウェンデル(Ben Wendel)の名前が挙がるだろう。彼のスムースな音色と切れ味鋭いフレージングを、ぜひ本公演で体験してほしい。 ともに来日する豪華なメンバーにも注目。ピアニストのテイラー・アイグスティ(Taylor Eigsti)、ベースのハリシュ・ラガヴァン(Harish Raghavan)、ドラムスのジャスティン・フォークナー(Justin Faulkner)は、全員が米国シーンで注目を浴びる存在だ。 若干の難解さはあるかもしれないが、美しいメロディーの魅力的なオリジナル曲が多いので演奏のパワーに引き込まれること間違いなし。一人やカップル、友人同士はもちろん、父の日に合わせて家族と一緒に最前線のジャズを楽しむのもいいだろう。 ※6月14日・15日 1stセット16時30分〜、2ndセット19時30分〜、16日 1stセット18時〜、2ndセット20時30分〜/料金は8,800円〜
  • アート
  • 上野
「東京国立博物館」で、「イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~」が開催。同館が所蔵する国宝などの貴重な文化財から、今世界で人気の名作アニメまで、高さ7メートルのモニターで日本の至宝への没入体験ができる。 スケールが圧巻の「イマーシブシアター」では、超高精細映像により、土器や土偶、はにわ、絵巻、浮世絵などを、普段決して見ることができない角度やサイズで堪能できる。 また、手塚治虫や高畑勲、細田守などの、日本を代表する名作アニメも登場。日本の風土の中で受け継がれてきた独自の美意識が、日本のアニメにも共通していることを感じるだろう。 壮大な映像制作を手がけたのは、建築・都市・観光・文化など多様な分野の専門知識と経験を持ったメンバーで構成するクリエーティブ集団「Panoramatiks」と、「いいものを、つくる」というシンプルな思想の元に集う 「CEKAI」だ。 また、音楽は、さまざまなメディアでの音楽制作を手がける蓮沼執太が担当した。日本文化のタイムトラベルを大迫力の映像で楽しんでほしい。 ※9時30分〜17時 (金・土曜、5月4・5日、7月20日は20時まで) /入館は閉館の30分前まで /休館日は月曜、5月7日、7月22日(3月31日、4月28日、5月5日、7月21日は開館)/料金は前売り1,800円、学生1,000円、高校生600円/当日2,000円、学生1,200円、高校生800円、中学生以下無料
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  • Things to do
  • 渋谷
2025年4月の開催では7000人以上が来場した、体験型展示「視える人には見える展」の追加公演が決定。霊視芸人のシークエンスはやともと、透視・霊視を用いたカウンセリングサロンを運営する霊能力者Miyoshiが監修しており、「何か」が視える疑似体験ができる写真展が楽しめる。 築90年を超える古民家に並べられるのは、「樹海/パワースポット」「廃墟」「都市圏」3つのテーマに沿って撮り下ろされた写真。一見するとなんの変哲もない写真ばかりだが、視える人には視える「何か」が映っているという。視えないという人には答えが用意されているので、どちらの視点でも楽しめるだろう。本展のラストには、驚きの仕掛けもあるという。 今まで視えないと思っていた人も、実は視える側なのかもしれない。ぜひ自分の目で確かめてほしい。 ※10時〜19時30分 (6月16日は15時まで)/最終入場は閉場の30分前まで/料金は1,980円(お清め塩付き)
  • Things to do
  • 京橋
2024年8月に完結を迎えた、大人気漫画『僕のヒーローアカデミア』。本展の原画展が、「クリエーティブ ミュージアム トーキョー(CREATIVE MUSEUM TOKYO)」でスタートする。 本展では、作者・堀越耕平の直筆原稿に加え、ここでしか見られない貴重な資料類が多数公開される。本展のために描き下ろされたキービジュアルを使用したオリジナルグッズも販売予定だ。本作で繰り広げられた熱戦を、ミュージアムで体感してみては。 グッズ付きチケット(3,900円、税込み)も販売。チケットを購入した18歳以上の入場者1人につき、未就学児1人まで無料で入場することができる。詳細は、公式ウェブサイトを確認してほしい。 ※10〜20時(入場は19時30分まで)/料金は2,200円、高校生1,400円、小・中学生900円
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  • 映画
  • 恵比寿
「恵比寿ガーデンプレイス」で、ピクニックスタイルで特別な映画時間を過ごす野外シネマフェス「PICNIC CINEMA」が開催。「心をひらく」をテーマに心が揺れ動く、メッセージ性のある多彩な映画を上映する。 上映作品は、『花束みたいな恋をした』『アメリ』『ストップ・メイキング・センス 4Kレストア』『ロボット・ドリームズ』『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』『リトル・ダンサー』といった、名作から注目作までの15作品だ。 また、期間中にはイベント限定のテイクアウトメニューが登場するほか、「恵比寿の料理人が考えるヱビスビールに合う逸品グランプリ」から、過去受賞10店舗が週替わりで提供。人工芝の上での「朝ヨガ」「夜ヨガ」も実施する。 上映は金・土・日曜の19時30分から。ヨガは平日に行っているので、詳細は公式ウェブサイトを確認してほしい。都会の真ん中で心地よい夜風を感じながら、ここにしかない非日常な体験を楽しんでみては。 ※19時30分〜/入場は無料
  • アート
  • みなとみらい
「横浜美術館」で、佐藤雅彦の40年にわたる創作活動の軌跡をたどる世界初の大規模個展が開催。よく知られたテレビ番組やCM、キャラクターから、ビジュアルデザインやコピーライティング、漫画、ゲーム、楽曲、映画、教科書、膨大な著書まで、佐藤が表現者・教育者として世に送り出してきたコンテンツを一堂に紹介する。 「ピタゴラスイッチ」「バザールでござーる」「だんご3兄弟」「モルツ」「ポリンキー」など、時代を超えて話題作、ヒット作を送り出し続けた佐藤。創作の根幹には、「作り方」「分かり方」についての独自の理論やアイデアが蓄積されている。 本展では、多様な作品の創作プロセスを紹介し、その独創的なコミュニケーションデザインの考え方や理論をひもとく。あらゆる物事にじっくりと対峙(たいじ)すること、自分なりの考え方を整理整頓すること、そこから表現を生み出すことの大切さ・面白さを広く伝えていく。 どの世代の人でもなじみ深いもの、記憶に残っているものが必ずある佐藤の手がけた作品。 「これ懐かしい」から始まり、「これも同じ人が作ったものだったのか」、さらに「え、こんなものも作っているの?」と、会場で発見と驚きを繰り返すだろう。 ※10~18時(入館は閉館の30分前まで)/休館日は木曜/料金は2,000円、学生1,600円、中学・高校生1,000円、小学生以下無料
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  • 音楽
  • 新宿二丁目
「日本のジャズシーンの才能を一度に見たい」という人には、廣瀬真理子が率いるプログレッシブなビッグバンド「パープルヘイズ」を必ず観に行ってほしい。 彼女の好きなものがガだということから、「モスラジャズ」と称される異彩な音楽を奏でている。1970年代のギル・エヴァンス(Gil Evans)のバンドを連想させるサウンドは、ロック好きにも刺さること間違いなしだ。 参加するミュージシャンは総勢21人。全員がさまざまな場所で活動する精鋭ばかりで、彼らの演奏を5,000円ほどで観られる機会はそうそうないだろう。 虫が変態していくようなミステリアスさとエモさを兼ね備えたバンドに、今回はゲストとして鬼才ピアニストのスガダイローが参加する。カオスにカオスを上塗りするかのような(それもカオスには変わりないが)夜に期待だ。 ※19時30分〜/料金は4,950円(1ドリンク付き)
  • 音楽
  • 渋谷
椎名林檎をして「あなたはこの美しさに耐えられるか。むり、わたしは。」と言わしめたピアニスト、それが若井優也だ。卓越した演奏とは裏腹に、囲碁や数学というユニークな趣味を持つプレイヤーでもある。 彼が20代の若手プレイヤーと演奏するのが、このトリオ。ともに凄腕のベーシスト・高橋陸とドラムス・中村海斗、そして若井が強靭(きょうじん)なアンサンブルを披露してくれるのは、想像に難くない。 この3人が、代々木公園の手前に位置する渋谷「ボディ&ソウル(BODY&SOUL)」に出演するのは約1年半ぶり。前回は、若井と中村のオリジナル曲を中心としたセットリストだったという。 演奏技術に裏打ちされた彼らのカラフルな世界観を、日曜日の昼から聴けるぜいたく。日本最高峰のピアノトリオを見逃さないように。 ※1stセット15時〜、2ndセット16時30分〜/料金は5,170円、学生は3,000円
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