
5月の東京は、街そのものがギャラリーのように立ち上がる季節。建築・ファッション・絵画と、ジャンルを横断する展覧会が各地で同時多発的に展開される。
没後100年を迎える建築家アントニ・ガウディに新たな視点から迫る「ガウディの窓」をはじめ、普段は立ち入ることのできない建築を無料で体験できる「東京建築祭」、そしてコシノヒロコの過去最大規模の展覧会。初夏へと向かうこのひと時、ここでは5つの展覧会を厳選して紹介する。
胸に響き、心に残る作品との出合いは、日常に新たな視点や余白、時に奇妙さや神秘性をもたらす。この初夏も、そんな忘れがたいアートに出合うべく、本記事では2026年5月に都内で開催される入場無料の展示を紹介したい。
2026年5月から6月にかけて、人気アニメや有名漫画の展覧会が多数開催される。『らんま1/2』のテレビアニメ版の展覧会や、『寄生獣』の原画点など、注目のイベントが続く。
緻密で繊細な原画を楽しんだり、制作秘話をのぞいたり、空想の世界を自由に楽しもう。濃密なアニメ展示を体感してみては。
東京では、国内外のアートファンが注目するイベントが常に充実している。美術館やギャラリーでは話題の展覧会が継続的に開催され、いまの時代を映し出す多彩な表現に出合える。
映画・舞台・音楽
今月は人間の歴史に思いを馳せる壮大な作品が多く上演される。 シェイクスピアの『リチャード三世』は薔薇戦争の時代のイギリスに実在した人物が主人公だし、K-BALLET TOKYOの『パリの炎』はフランス革命に材を取ったバレエ。文学座が上演する秋元松代『かさぶた式部考』は和泉式部の伝説に想を得た演劇だ。
一方、『ハムレット』は主演の市川染五郎が、祖父・松本白鸚、父・松本幸四郎も演じた役を継承するところに歴史を感じることができる。 また、フランス人俳優ジャン・レノの自伝的な一人芝居『らくだ』が日本で世界初演されるのも見逃せない。数々の映画での名演も忘れ難い彼の歴史と思いを味わうことになるだろう。
日々さまざまな公演が行われる中、「こんなライブあったのか」と終わってから知ることも少なくない。また、どうしても生演奏を浴びたいという日もあるだろう。
そんな時はぜひ本記事を参考にしてほしい。ここでは、バンド・SPARKSとCorneliusによるダブルヘッドラインショー、「UKジャズ」の中心人物のAlfa Mist、グラミー賞受賞アーティストのジョン・バティステ(Jon Batiste)による公演など、さまざまなジャンルのライブを紹介。気になったら必ず足を運ぼう。
2026年春、東京に新たなミュージックバーが続々と誕生している。近年の傾向として感じるのは、ジャズ喫茶の系譜というよりは、DJ・クラブカルチャーを通過したオーナーたちによる、リスニングを目的とした店の増加だ。
ここでは、1970年代のニューヨークをイメージしたディスコ・ハウスが流れる店、美輪明宏主演映画を内装のコンセプトとした妖艶なバー、「音の特等席」があるヴェニュー、そして「タワーレコード渋谷店」のアナログレコードフロアに誕生したビアバーを紹介。その店を目当てに行くのはもちろん、パーティーやライブの前後にぜひ立ち寄ってみてほしい。
春の訪れとともに、音楽フェスティバルの季節がやってきた。J-WAVEと「六本木ヒルズ」が手がける恒例イベントや、初夏の恵比寿や、神田にレジェンドが登場するジャズフェスティバル、KREVAやORANGE RANGEがラインアップする「日比谷音楽祭」、築地を舞台に繰り広げられるフリーフェスなど、入場無料で楽しめる注目の催しが揃う。
春の空気を感じながら、気になる会場へ気軽に足を運んでみてほしい。
早いもので5月である。世間は大型連休で喧しいが、そんなものは関係ないという人もいるだろう。頑張るためには十分な栄養と適度な運動が不可欠であるが、精神的充足もまた必要だ。
精神的充足を得るために筆者が勧めたいのはそう、名作映画のリバイバル上映である。名作とよばれるものは、単なる好みや面白い面白くないを超えた、何か強烈なパワーが宿っている。
5月はウォン・カーウァイの金字塔的傑作『花様年華』や、ジャパニーズ・アヴァンギャルド怪作『ドグラ・マグラ』など、傑作怪作目白押し。ぜひ本稿を参考にして映画館に繰り出してほしい。
Things to do
ようやく暖かな日差しが届き始め、街歩きが楽しくなってくる2026年4・5月。コートを脱ぎ捨てて身軽になった身体で、いつもとは違った買い物体験をするのはどうだろう。
東京では、春にぴったりの個性豊かなマーケットが目白押しだ。本記事では、12周年を記念した特別開催を実施する「赤坂蚤の市」や、カルチャーが交錯する映画がテーマの一日限りのイベント、最大級のマーケットイベント「東京蚤の市」など、春の風を感じながら、今この瞬間にしか出合えない特別なラインアップを紹介する。
風薫る5月。のびやかに育つ草花が街を彩り、ただ外を歩くだけでも心踊る季節だ。
日本の文化を語るうえで、祭りは欠かせない存在だ。その多くは土地の信仰や歴史、伝承を背景に受け継がれてきた祭礼でもある。特に東京の祭りは、都市の密度、大量の人による熱量、ユニークなコンセプトが融合し、観客を巻き込んでいく体験そのものであることも多い。
ここでは、東京三大祭りに数えられる由緒ある祭礼から、「かなまら祭」のような個性際立つ奇祭、戦後の商店街文化の中で育った「高円寺阿波おどり」まで、一度足を踏み入れれば、身体ごと記憶に刻まれる6つの祭礼を紹介しよう。
熱気と高揚を、ぜひ現地で体感してほしい。
フード&ドリンク
外で過ごすのが気持ちいい季節になった。東京近郊では、世界中の個性豊かなビールが味わえるフェスが続々と開催される。日比谷公園のベルギービールの祭典やドイツの春祭りを再現した大型ビールイベント、日本と韓国のブルワリーのコラボレーションが楽しめる企画まで、味も会場の空気も実に多彩だ。
暖かな空気とともに、あらためてビールの奥深い魅力に触れてほしい。
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