寄席が分かる4つのこと

落語ライターが教えるいろは

浅草演芸ホール
作成者: Miroku Hina |
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タイムアウト東京 > Things to do > 寄席が分かる4つのこと

テキスト:藤堂のすけ

近年、幅広い年代に人気が広がっている落語。その歴史は江戸時代にまでさかのぼり、ただただ滑稽な話から思わず涙がこぼれる感動ストーリーまで、様々な演目がある。落語家の話術やとんち話からは処世術やプレゼンスキルも学べると、著名な政治家やビジネスマンにも愛されてきた。しかし、興味はあれど初めて寄席に行くとなると戸惑うこともあるだろう。ここではそんな人のために、寄席のいろはをお伝えする。

最後は『東京、気軽に行ける寄席7選』を参考に、実際に寄席に出向き、テレビやネットにはない生の迫力を、ぜひ味わってほしい。

落語 ・小料理 やきもち

1.誰でも気軽に行ける場所

寄席に行くのは落語通ばかりで、初心者には居場所がないのではと思うかもしれない。 しかし実際に寄席に行ってみると、そんな心配は無用だということが分かる。 客席には若い人も多く、家族連れはもちろん、若い女性が一人で来ていることも多い。

落語家も寄席のスタッフも、一人でも多くの人に落語を知ってほしいと思っているので、落語家は初心者にも分かりやすく語り、スタッフは親切に案内してくれる。もちろん、常連客に白い目で見られることもないから安心してほしい。寄席はあくまで、誰もがふらっと立ち寄れる、自由な場所なのだ。

 

2.財布に優しい娯楽

加えて寄席は、財布に優しい娯楽でもある。たとえば新宿末広亭は、3,000円で最長9時間も楽しめる。なんと1時間当たり333円である。これほどコスパの良いエンターテイメントが、ほかにあるだろうか(もちろん、コスパを計算するなど本来は野暮なことだが)。そのほか、夜間割引を利用したり、カジュアルなカフェなどでの開催であれば1,000円以下で楽しむことも可能だ。

 

3.寄席は落語だけじゃない

多くの寄席では落語に混じって、講談、漫才、マジック、紙切りなどの演芸も楽しめる。太鼓や三味線の生演奏もとても心地よい。会場によっては上演中の飲食も可能。お気に入りの弁当を買って寄席に繰り出し、飲み食いしながら演芸に興じるのもオツだ。 笑いにあふれた非日常の空間に、仕事の疲れも吹き飛ぶことだろう。

 

 4.最低限のマナーは守ろう

もちろん寄席にも最低限のマナーはある。携帯電話の着信音は雰囲気を台無しにしてしまうので、音の鳴らない設定にしておこう。また、寄席内の撮影・録音は禁止されているところがほとんどだ。

それでも、落語を聴くための特別な作法や儀式は一切ないと言って良い。もちろん和服で行く必要もない。肩の力を抜いて気楽に楽しめる、それが落語であり寄席なのだ。”大人のたしなみ”として、一度足を運んでみてはいかがだろうか。

 

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東京、気軽に行ける寄席7選

江戸情緒あふれる空間で一杯やりながら、大いに笑い、情緒に浸り、ときには人生を学べる寄席は、年齢を問わず楽しめる娯楽だ。そこで今回は、東京にある寄席の中でも初心者におすすめの7つを厳選した。この記事を読んで足を運び、落語の魅力に目覚めてもらえれば幸いだ。

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