逗子海岸映画祭
画像提供:逗子海岸映画祭実行委員会

逗子海岸映画祭が3年ぶりに開催、「海獣の子供」などを浜辺で上映

フードコートやスケートランプも展開、自然の中で人とカルチャーが交わる11日間

編集:
Genya Aoki
テキスト:
Yoko Fukushima
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国内外の優れた映画を、海岸という絶好のロケーションで上映する屋外型の映画祭『逗子海岸映画祭』が2022年4月28日(木)〜5月8日(日)に3年ぶりに開催される。

海開き前の静かな逗子海岸にクリエーターが集結し、手作りで会場を作り上げる同イベントは湘南の初夏の風物詩となっている。

逗子海岸映画祭
画像提供:逗子海岸映画祭実行委員会

このイベントを手がけるのは「Play with the Earth」をコンセプトに世界を旅する地元に馴染があるクリエーターやアーティストで構成されるCINEMA CARAVANだ。

3年間の充電期間を経て、開催となる今年の映画祭は、6月からドイツ・カッセルで開催される現代美術のオリンピックとも呼ばれる芸術展『Documenta fifteen』参加に向けた実験の場でもある。

逗子海岸映画祭
画像提供:逗子海岸映画祭実行委員会

会場を彩るアクティビティーを数多く用意。日替わりで楽しめるフードやドリンク。CINEMA CARAVANと縁のある人々が出店するバザールに加え、ここでしか体験できない砂浜のスケートランプや写真館、海辺のメリーゴーラウンド、ビーチヨガなど気になるコンテンツが目白押しだ。砂浜に設置されたラジオ局では、豪華ゲストによるDJや竹中直人や音楽プロデューサーの高木完らによるトークショーが行われ、日中のフェスを盛り上げる。

逗子海岸映画祭
画像提供:逗子海岸映画祭実行委員会

そして海岸に夕日が沈んだ後、波の音をBGMに上映が始まる。海にまつわる作品など、屋内で観るのとは全く違った趣きが楽しめる。きっと生涯忘れることがない体験になることだろう。

逗子海岸映画祭
画像:(c)2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会『海獣の子供』
『マイクロプラスチック・ストーリー ~ぼくらが作る2050年~』(2019年)監督:佐竹敦子/デビー・リー・コーヘン
『マイクロプラスチック・ストーリー ~ぼくらが作る2050年~』(2019年)監督:佐竹敦子/デビー・リー・コーヘン

今回上映される9本の映画は、トラビス・ファインが監督を手がけた『チョコレートドーナツ』といった名作映画から、漫画家の五十嵐大介が、大海原を舞台に生命の秘密を描いた名作コミック『海獣の子供』のアニメ映画版、プラスチックごみによる環境汚染問題を学んだブルックリンの小学5年生たちを追ったドキュメンタリー映画である『マイクロプラスチック・ストーリー ~ぼくらが作る2050年~』や、オリジナルの映像作品まで多様なラインアップを取りそろえている。

入場料は1日2,500円。特設ウェブサイトで購入できる。1日1000枚限定となっているので、気になる映画がある場合は早めに購入しよう。ぜひこの機会に自然とカルチャーがおり成す夢の空間に身を置いてみてはどうだろうか。

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