サンフランシスコの空港で利用者を和ます「巨大ウサギ」

仲間はWag Brigadeの犬たち

Erika Mailman
テキスト:
Erika Mailman
翻訳:
Time Out Tokyo Editors
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サンフランシスコ国際空港では、緊張した乗客を和ませるために、動物たちが活躍している。その多くは、動物介在療法の認定を受けた犬。動物保護施設であるSan Francisco SPCAが手がけるWag Brigadeというプロジェクトの「チームメンバー」として、彼らは空港でしっぽを振り、ペロペロと人々をなめて、励ましている。

Travel + Leisureによると、2022年3月、このWag Brigadeに新しい仲間が加わった。世界最大のウサギといわれるフレミッシュジャイアントのアレックスだ。ほかのメンバー犬たちと同様に、彼も「Pet Me!(なでなでして)」と書かれたベストを着用して、空港で任務をこなす。厳密にいうと、犬のようにしっぽをフリフリすることはできないが、小刻みに動かすことは可能だ。

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Wag Brigadeのメンバー犬がそうであるように、アレックスも独自のInstagramアカウントを持っている。そのフォロワーは1万人(2022年4月19日現在、Wag Brigadeアカウントの2倍だ)で、アレックスがフォローしているのは128人(同日現在)の人間だけ。まるでセレブのよう。

これまでの投稿数は約400で、ネタは健康上の悩み(しこりの生検)、毛づくろいの方法、サラダを食べる瞬間、チャイナタウンやビーチ、さらにはゴールデンステート・ウォリアーズの試合への訪問などさまざまだ。

また人々とのやりとりも秀逸。アレックスにスーパーボウルの勝者予想を頼んだ人がいた。また、ナンバープレートに「アレックス」と書かれた小さいピックアップトラックに、たくさんのミニボトルを乗せて、サンフランシスコ・フォーティナイナーズ戦のテールゲートパーティーの準備をしている動画も面白い。

Wag Brigadeは2013年12月に結成。温かい脇腹やかわいらしい耳の後ろなどを触ってもらうことで、リラックスしたい乗客たちを喜ばせてきた。また、今ではフェリー・ビルディングでペットショップも運営している。パンデミックの影響を受け、20カ月間にわたり活動を休止していたが、2021年10月に再開。犬ではない動物がWag Brigadeのチームメンバーになるのはアレックスが初めてではなく、過去にはジュリアナピッグのリルーが乗客たちを癒やしたことがある。

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