トーキョーバイク トーキョー(Photo:Kisa Toyoshima)
Photo: Kisa Toyoshima

人気コーヒー店も入居、清澄白河にTOKYOBIKE旗艦店がオープン

築58年の倉庫をリノベーション

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
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 東京を走るためにデザインされた自転車ブランド、トーキョーバイク(tokyobike)が、2021年7月10日、清澄白河にフラッグシップショップ、トーキョーバイク トーキョー(TOKYOBIKE TOKYO)をオープンした。

トーキョーバイクは1997年創業。2002年から自転車の製造販売をスタートし、街を楽しむプロフェッショナルとして、日常にちょっとした変化を加えるためのツールとしての自転車を提案している。 

トーキョーバイク トーキョー(Photo:Kisa Toyoshima)
トーキョーバイク トーキョー(Photo:Kisa Toyoshima)

新たに旗艦店を設けるに当たっては、思い入れのある谷中とも雰囲気が似ている「東東京」に絞って物件を探したという。そんななか出会ったのが、倉庫として使用されていた築58年、地上3階建ての建物だった。店舗設計は、ホテル、美術館、商業施設の設計とデザインを幅広く手がけるトラフ建築設計事務所が担当。鉄骨構造の印象的な柱を残して改修を施した。  

1階は自転車の販売や修理、レンタルを受け付ける。レンタルバイクは、平地の清澄白河エリアをすいすい走れるギアなしのシングルモデル2種を貸出し用に用意した(1日1,500円 3時間1,000円)。既存のモルタル床をそのまま生かしており、自転車と一緒エントランスから入ることできる。清澄白河エリアの自家焙煎(ばいせん)コーヒーショップ、アライズ コーヒー ロースターズ(ARiSE COFFEE ROASTERS)のコーヒースタンドも出店。立ち飲みスタンドのような店舗では地元の人気店、コトリパンのパンも販売している。

トーキョーバイク トーキョー(Photo:Kisa Toyoshima)
トーキョーバイク トーキョー(Photo:Kisa Toyoshima)

1階と2階をつなぐ階段は、ローマのスペイン広場をイメージ。この階段では、自転車に関連するグッズを販売、ここでしか手に入らないアイテムも充実させた。今後はこの階段を活用し、イベントを行っていく計画もある。映画『ローマの休日』のヒロイン、アン王女がジェラートを楽しんだように、階段に腰をかけ、コーヒーを味わうのもおすすめだ。

トーキョーバイク  トーキョー(Photo:Kisa Toyoshima)
トーキョーバイク トーキョー(Photo:Kisa Toyoshima)

 中2階には、子ども向けの自転車や、自転車に関連するグッズを販売するコーナーがある。動物をモチーフにした、かわいらしいベルやチェーンロックなどは大人でも買いたくなってしまう。  

トーキョーバイク  トーキョー(Photo:Kisa Toyoshima)
トーキョーバイク トーキョー(Photo:Kisa Toyoshima)

2階には、メルボルン発のプランツショップ、プラントソサエティ(The Plant Society)の海外1号店となるフラッグシップショップが入居。植物のある暮らしを提案する。同店のプランツに合わせて、日本で製作した陶器の鉢もあり、見ているだけでも楽しい。なお、3階はトーキョーバイクのオフィスとなっている。  

トーキョーバイク トーキョー(Photo:Kisa Toyoshima)
トーキョーバイク トーキョー(Photo:Kisa Toyoshima)

開放的な雰囲気の店舗は、自転車好きでなくてもつい立ち寄りたくなるはず。東京都現代美術館付近に位置しており、トーキョーバイクのおしゃれな自転車で今注目の街、清澄白河を散策するのも楽しそうだ。

テキスト:長谷川あや

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