『ウェルカムユース(Welcome Youth)』
『ウェルカムユース(Welcome Youth)』

18歳以下、期間限定で都立美術館など展覧会無料に

3月19日~4月3日、学芸員インタビューなどオンラインコンテンツも充実

テキスト:
Sato Ryuichiro
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東京都歴史文化財団は、2022年3月1日、18歳以下を対象として都立美術館、博物館の展示が無料になる『ウェルカムユース(Welcome Youth)』を実施すると発表した。この事業は、若年層に気軽に文化施設を楽しんでもらうことを目的としたものだ。

対象は2003年4月2日以降生まれの人で、利用できる文化施設と展示は、東京都庭園美術館、東京都江戸東京博物館、江戸東京たてもの園、東京都写真美術館、東京都現代美術館、東京都美術館。期間は3月19日(土)~4月3日(日)だが、東京都江戸東京博物館は一時休館のため、3月31日(木)までを予定している。対象となる展示は、以下の通り。

『ウェルカムユース(Welcome Youth)』
『ウェルカムユース(Welcome Youth)』

どれもおすすめではあるが、例えば『ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展』は、フェルメールの作品が修復後初の所蔵館外での公開。ニスなどが剥がされたフェルメールの作品は絵の具の凹凸や筆致を目視でき、ニスで覆われたほかのフェルメール作品にはない生々しさが感じ取れる。

ヨハネス・フェルメール《窓辺で手紙を読む女(》修復後) 1657-59年頃 油彩、カンヴァス 83×64.5cm © Gemäldegalerie Alte Meister, Staatliche Kunstsammlungen Dresden, Photo by Wolfgang Kreische
ヨハネス・フェルメール《窓辺で手紙を読む女》(修復後) 1657-59年頃 油彩、カンヴァス 83×64.5cm © Gemäldegalerie Alte Meister, Staatliche Kunstsammlungen Dresden, Photo by Wolfgang Kreische

『写真発祥地の原風景 幕末明治のはこだて』では、日本の写真黎明(れいめい)期の作品を展示。若い世代にとっては、普段親しんでいるものとは全く異なる写真の在り方を見せてくれる展覧会なので、写真というメディアへの視野を広げるきっかけになってくれることだろう。

『ウェルカムユース(Welcome Youth)』
東京都写真美術館

展覧会のほかにも、オンラインコンテンツ『コレクションを楽しもう!』では、各館の学芸員が作品について紹介する『東京都コレクションの魅力を知る 学芸員インタビュー』や、上記6館の所蔵品を検索できるデータベース『トムコ(ToMuCo)』の利用方法などを教えてくれる。

さらに、休館を控えた東京都江戸東京博物館では、18歳以下でも一部有料ではあるが休館前イベント『またね! 江戸博』を開催予定だ。18歳以下でなくても楽しめるコンテンツが満載なので、一度公式ウェブサイトを訪れてみては。

『ウェルカムユース(Welcome Youth)』の詳細はこちら

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