Nashville
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テキサス州が航空券代の一部をおごるキャンペーンを開始

ナッシュビル、メンフィスなど州内主要4都市便が対象

テキスト:
Margaret Littman
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ナッシュビルでラインダンスを踊りたい? あるいは、グレート・スモーキー・マウンテンズ国立公園のルコント山をハイキングしたい? メンフィスでエルビス・プレスリーのように過ごしたい? そうした楽しみに事欠かないアメリカのテネシー州政府が、この夏の夢をかなえてくれるかもしれない。

テネシー州政府は2021年7月5日、『Tennessee on Me(「ぼくのおごりでテネシー」の意)』キャンペーンをスタート。同州を訪れる旅行者に、4つの主要空港を発着するデルタ航空、アメリカン航空、サウスウエスト航空のフライトで利用できる250ドル(約2万7,500円)分のデジタルギフトをプレゼントしている。

観光はテネシー州の第2の産業。2020年の「停滞」を経て、州政府は、同地のホテル、美術館、バー、ライブハウス、アミューズメントパークなどが、営業再開していることを人々に皆に知らせたいと考えている。

そのためテネシー州知事であるビル・リーは、カントリー界の大スターでテネシー州在住のブラッド・ペイズリーとタッグを組み「グッとくる」キャンペーン動画も製作。ペイズリーはプレスリリースの中で、「テネシー州にライブ音楽が戻ってきたことに、とても興奮しています。今後、この地のライブ音楽シーンはさらに大きくなるでしょう」と語っている。

このデジタルギフトを受け取るためには、TennesseeOnMe.com経由でのホテル予約が必須。対象宿泊都市はナッシュビル、メンフィス、チャタヌーガ、ノックスビルで、最低2泊、かつ1泊は日曜から水曜までのどれかの曜日を含むのが条件となっている。

対象ホテルには、ナッシュビルの高級ホテルであるJoseph、メンフィスの駅舎を改装したクールな、Central Station、チャタヌーガの新ホテルKinley Chattanooga Southsideなどがラインアップされている。ホテル代金は事前支払いが必要で、返金はできない。

テキサス州が用意したデジタルギフトは1万予約分。250万ドル(約2億7,500万円)規模となるこの取り組みに対しては、観光客のためよりも、住民向けの優先事項に投資すべきだとする批判的な意見も。しかし、一方で旅行が再び注目されることに期待する人もいる。

同キャンペーンの予約期間は2021年9月15日(水)まで(予定数が超えたら終了)、旅行期間は2021年12月30日(木)まで。テキサス州に滞在中は、ミシシッピ川の断崖絶壁、グレートスモーキー山脈、オコーのホワイトウォーターなどへドライブするのもおすすめだ。

原文はこちら

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