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いよいよ来週末。2025年5月17日(土)・18日(日)の2日間、「熊本県農業公園カントリーパーク」で、2024年5月の開催から約1年を経て、台湾と日本の友好関係を築く国際イベント「台熊祭々(たいくまさいさい)2025 in 合志市」が開催される。

本イベントを企画するのは、ウェブメディア「タイムアウト東京(Time Out Tokyo)」「東京小日子(Tokyo Little Days)」などを運営するORIGINAL Inc. 代表取締役の伏谷博之と、台湾メディア「初耳/hatsumimi」代表の小路輔という2人のエキスパート。台湾の飲食・雑貨・カルチャーを通じて、双方が交流できる場を作る。

本記事では、開催に先立ち新たに発表された、熊本初上陸を含む11の台湾のブランドから6ブランドの詳細を紹介。イベントに立ち寄る前にぜひチェックしてほしい。
Keya Jam 柯亞果醬

2010年に創業した、手作りジャムのブランド「Keya Jam」。季節の移ろいを感じる台湾の食材を使い、丁寧に仕上げられている。
職人の思いと台湾のテロワールが詰まった、繊細な味わいと豊かな香りが特徴。「The World's Original Marmalade Awards & Festival(世界オリジナルマーマレード大会)」において、台湾人として初めて最優秀賞の「ダブルゴールド」を受賞している。
WHOSMiNG

台湾を拠点に活動するイラストレーターでデザイナーのフーズミン(WHOSMiNG)。2016年、アメリカ・ポートランドで出会ったバリスタの姿をコーヒーのテイクアウトカップに描いたことをきっかけに、Instagramで注目を集めた。
CDアルバムのパッケージデザインは、アメリカで「第65回グラミー賞」(2023年)にもノミネートされた。「台熊祭々」では、オリジナルグッズの販売と当日先着順で似顔絵体験を実施する予定だ。
木耳 Muer.

「木耳 Muer.」は、台湾の生産者、食品メーカー、そしてミシュラングリーンスターを獲得したレストランの関係者が結集して生まれたフードユニット。すでに完成されている循環食品を収集し、ミシュラン星付きレストランから出る未使用食材や仕込み過程で発生する副産物を活用して、新たな食品へと生まれ変わらせている。
有種茶 U Chung

故郷に戻り、土地と向き合いながら茶を育てるという「有種精神」を元にした、茶農家によるグループ「有種茶 U Chung」。包種茶(ほうしゅちゃ)の産地である台湾の新北市坪林の山あいに暮らす若手農家たちが、「手しごと」で茶を育てている。
伝統的な茶業に新たな感覚を持ち込み、茶を飲み物ではなく、文化として伝えることにも取り組む。土地に根ざした若い世代の挑戦によって、台湾茶の新しい波は坪林から静かに広がっている。
COFE × 土生土長

「COFE 喫茶咖啡」は、台湾産のコーヒーやチョコレートが味わえるカフェ。作物の生い立ちや風土の手がかり、味の由来と変化、類似と対比――。その全てを貪欲に吸収し、探求している。そんなCOFE 喫茶咖啡と今回コラボレーションするのは、「その土地で生まれ育つこと」を意味する「土生土長」を店名に冠した食料品店「土生土長 On the Ground」。日々の食を通じて、食材のルーツとその歩みをたどり、知ることから始まり選ぶことへとつながることを目的としている。
さらに、台湾かき氷やダージーパイ、台湾唐揚げなど、台湾メニューが楽しめる15のフードブースに加え、昨年も大好評だった台湾夜市を体感できる遊技場コーナーも設置される。本イベントの参加全店舗は下記を参照してほしい。
<物販/体験ブース>
Keya Jam 柯亞果醬
WHOSMiNG
⽊⽿ Muer.
COFE x ⼟⽣⼟⻑
穗穗念・台湾⼀⼝の⾵⼟ Taiwan’s Terroir in a Bite
有種茶 U Chung
⼋景⽔⾕ベイク
神農⽣活
莉婷⼦ riteco
台湾夜市遊技場 by 流動商店
初⽿の台湾
<飲⾷ブース>
甜甜茶房
味萬海南鶏飯店
URANIWA
カリッジュ
台湾料理あぐたん
鉄板焼かまいたち
リンゴアメ専⾨店 林檎堂
SHIN華EN
Megu Rich bi cafe
つるごえん
熊本屋台村
<協賛/関係者ブース>
三好不動産
肥後銀⾏
コスギ不動産ホールディングス
新産住拓
熊本銀⾏
マイスティア
ハイコム
熊本電気鉄道
坂⼝建設
新規建設
クリエイトグループ
サンコーライフサポート
アワシティブランディング
タイムアウト東京・東京⼩⽇⼦

台湾の半導体メーカー・TSMCが熊本県菊陽町に工場を建設し、多くの移住者が増えたことや、台湾からの訪日観光客数が600万人を超えた状況を受け、企画されたのが本イベント。昨年は2日間で1万5000人以上が来場し、大盛況となった。地元住民と移住者双方にとって持続可能な交流と成長の場を生み出すことが、同フェスティバルの大きな意義だ。
大企業や大都市を介さず、地域の特色や強みを生かした文化・経済交流を促進する、「LOCAL TO LOCAL」をコンセプトとした台熊祭々。公式Instagramで最新情報をチェックして、足を運んでみてほしい。
「台熊祭々 2025 in 合志市」概要
日時:5月17日(土)、18日(日)9〜17時
場所:熊本県農業公園カントリーパーク(熊本県合志市栄3804-4)
入場料:300円(パーク入場料として必要、高校生以下無料)
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