すみだメタ観光祭
『すみだメタ観光祭』ロゴマーク

墨田区で観光の未来を探る、すみだメタ観光祭の詳細が発表

9〜12月開催、鈴木康広らアーティストとの地図制作やワークショップも

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
広告

2021年8月24日、メタ観光推進機構が『すみだメタ観光祭』の企画発表をYouTubeを通して開催した。『すみだメタ観光祭』「メタ観光」の開発と振興を目的に9月〜12月の開催を予定、墨田区や墨田区観光協会、アートプロジェクト『隅田川 森羅万象 墨に夢』(略称『すみゆめ』)と連携しているイベントだ文化庁『ウィズコロナに対応した文化資源の高付加価値化促進事業』に採択された56事業にも含まれている。

すみだメタ観光祭
メタ観光推進機構

プログラムは、玉置泰紀(一般社団法人メタ観光推進機構理事)の司会の下、最初に3人のゲストのあいさつ、その後牧野友衛(一般社団法人メタ観光推進機構代表理事)による企画発表という順番で進行。ゲストには関口芳正(墨田区地域力支援部長)、荻原康子(『すみゆめ』統括ディレクター)、丸岡直樹(文化庁 文化観光推進コーディネーター)を迎えた。

最初に玉置が「さまざまなメタ観光の実践を墨田区で試みる」とした後、関口が「昔から隅田の中で文化芸術が行われていることが一つのDNAになっている」とし、「隅田の文化観光につながる資源を磨き上げて行ってもらいたい」と期待を明らかにした。

萩原は、今年で6回目の開催となる『すみゆめ』のテーマや特徴を紹介するとともに、『すみゆめ』は創造的な人々が集うプラットフォームになることを目指し、アーティストとともに地域資源を磨き上げる試み」であると述べ、『すみだメタ観光祭』とのつながりを強調

丸岡は、『ウィズコロナに対応した文化資源の高付加価値化促進事業』の立場から「高付加価値化とは手間暇がかかるものにしっかり価値を感じてもらい、喜んで金を払ってもらい、経済的にも好循環につながる」と述べた。

3人の後で、牧野がプレゼンテーション、メタ観光について「観光を情報として楽しんでもらうもの」で、「地域の文化資源の見えない価値(アニメ聖地、インスタ映え、微地形)をオンライン地図にして楽しむ新たな観光」と説明。その新規性を「従来の文化資源の高付加価値化」「多様な観光資源があることを可視化する」にあるとし、「今まで観光として捉えていなかった場所や視点も観光資源となる」と語った。

その上で、今回のイベントを「メタ観光の開発」「メタ観光の振興」の2つに分けて紹介。「メタ観光の開発」は中心となる事業として位置付けられ、メタ観光データベースの整備、ワークショップ、アーティストによる作品制作を予定している。

メタ観光データベース整備

インターネット上の公開情報をもとに、位置情報に基づくデータベースを作成。文化財、近代建築、浮世絵、老舗、テレビロケ地、アニメ聖地、インスタ映えスポットなど、多様な価値をレイヤー(層)化して緯度経度を軸に地図化する。

ワークショップ

森隆太朗をモデレーターに迎えて10月24日(日)に『写真で紡ぐ街の物語ワークショップ in すみだ』を開催。墨田区に思い入れのある人が地域の写真を持ち寄り、その写真に込められた思い出や物語を語りながら文章化し、地域の魅力を発見していく。

ほかにも、10月17日(日)には、 専門家による地域の魅力発掘を目的としたワークショップも開催する。暗渠(あんきょ)マニアックス、石山蓮華とドンツキ協会の斎藤佳によるレクチャー後、街歩き実地調査などを行う。

すみだメタ観光祭
石山蓮華

アーティストによる作品制作

大村雪乃、架空荘こと果無夏子(はてなし・なつこ)、本城直季、鈴木康広が参加。作品などの成果をレイヤーとして地図に表示される予定だ。鈴木は10月9日(土)と月31日(日)に、町歩きをして地図制作に取り組むワークショップも開催する。「メタ観光の振興」ではメタ観光マップの活用を目的として、 モニターツアーと完成報告会、作品展を予定している。

すみだメタ観光祭
架空壮(果無夏子)『見渡す尾道』
すみだメタ観光祭
鈴木康広

モニターツアー

作成したメタ観光マップを元にキュレーターガイドがツアーコースを作成、案内する。日本人向けと在留外国人向けの2つを11月中〜下旬に開催予定だ。

メタ観光マップ完成報告会

12月4日(土)に橋本麻里、皆川典久をキュレーターとして迎え、マップ紹介や今後の墨田区のメタ観光の可能性について議論する。オンライン配信を予定中だ。

すみだメタ観光祭
橋本麻里

すみだメタ観光祭参加作品展

『すみだメタ観光祭』で制作された作品を展示する。12月4日(土)〜12日(日)にすみだ北斎美術館MARUGEN100 (講座室)で開催。

なお、ロゴマークは田中一光に師事したおおうちおさむが担当。地図のようなラインで文字を表現、江戸の屋号のような四角いマークなどを取り入れた唯一無二の作品に仕上がっている。

イベントの中には事前予約が必要なものや、今後詳細が発表されるものもある。公式ウェブサイトを随時参照してほしい。

『すみだメタ観光祭』の詳細はこちら

関連記事

NEXTOURISM、観光新時代を展望する

東京五輪期間限定のパブリックアート7選

漫画「もしも東京」展を楽しむ5のこと

ただこの光景を⾒てほしい、まさゆめが再び東京の空に

村上隆らのドラえもんが街を彩る、六本木アートナイトが開催

東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら

最新ニュース

    広告