アメリカでパスポートの性別欄で「X」選択が可能に

2022年4月11日から

テキスト:
Sarah Medina
翻訳:
Time Out Tokyo Editors
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アメリカのパスポートが、いよいよインクルーシブなものになる。2022年4月11日(月)から、パスポートの申請時の性別欄で「X」を選択可能になることが発表された。

第3の性別表示は、2021年6月に連邦政府から発表されていた、よりインクルーシブな政策に基づく取り組みの一つ。

性別選択に関して、今後は医師の診断書の提出は不要で、自分に合った性別欄への記載方法を、自身で選ぶことができるようになる。この新しいルールの適用は、初めてパスポートを申請する人だけではない。アメリカ市民の誰もが異なる性別での新しいパスポート申請が可能だ。

パスポートに記載されている性別は、ほかの公的身分証明書に記載されている性別と一致する必要はないが、写真は類似していることが求められる。

さらに国務省では、これまで性転換の過程にある旅行者に発行していた、有効期間が限定されたパスポートを廃止するという。

アメリカには、何年も前から身分証明書に第3の性のオプションを提供しているいくつかの州がすでにある。連邦政府の対応は遅れをとっているが、トランスジェンダーおよびノンバイナリーの人々が世界を旅することを、より容易にするための前向きな一歩といえる。

原文はこちら

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