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本格パキスタンスイーツとデリの宝庫、新大久保のアジアンスーパーが話題

1個からその場で食べられるミタイやカレーが人気、シディークナショナルマート

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Genya Aoki
シディーク ナショナルマート 新大久保店
Photo: Kisa Toyoshima
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アジアンフーディーの間で話題になっている、新大久保のスーパーマーケットを知っているだろうか。インドやミャンマー、バングラデシュの食材店やレストランが並ぶ、通称「イスラム横丁」の一角に、2021年8月18日にオープンしたパキスタン系エスニック食材店のシディークナショナルマート 新大久保店だ。

シディーク ナショナルマート 新大久保店
Photo: KIsa Toyoshima

ここでは、100%ハラルの食材を中心に安心・安全にこだわったパキスタン、インド、インドネシア、トルコなどの国のスパイスや食肉、総菜、菓子、加工食品といった食材から調理用品、パキスタンの民族衣装まで1700点ほどの商品が並ぶ。中でも米、精肉、ベーカリー、ナンは自社製造品で、故郷の味を求める客には人気だとか。

シディーク ナショナルマート 新大久保店
Photo: Kisa Toyoshima
シディーク ナショナルマート 新大久保店
Photo: Kisa Toyoshima

客の3、4割は日本人だそう。日本人客の多くは、入るとすぐに目に付く大きなショーケースに入った本場のパキスタンスイーツや揚げ物、カレーなどの軽食類を買い求めていく。1個からテイクアウトできる点と、良心的な価格設定のため飛ぶように売れているそうだ。軽食類は全て自社工場製のオリジナル品。ピザや焼き鳥は、店舗で調理した出来たてが味わえる。

シディーク ナショナルマート 新大久保店
Photo: Kisa Toyoshima

レシピは、運営会社の和新トレーディングの取締役である味庵(みあん)・ラムザン・シディークがパキスタンの学生時代に食べていた味を再現。スイーツは本来もっと甘いが、日本人向けに砂糖を少なめにしているそう(ただし、日本流の「甘さ控えめ」ではないため注意してほしい)。

シディークナショナルマート 新大久保店
取締役の味庵(Photo: Kisa Toyoshima)

ここに来たら、テイクアウトスイーツはぜひ味わってほしい。アジアンパフェの『ファルーダ』、世界一甘い菓子として有名なボール状の揚げドーナツを甘いシロップで漬け込んだ『グラブジャムン(Gulab jamun)』、渦巻きの形をしたオレンジ色のビジュアルが特徴的な『ジャレビ(Jalebi)』など、現地の定番スイーツが15種以上そろう。

シディーク ナショナルマート 新大久保店
Photo: Kisa Toyoshima

小腹が空いているなら、豆カレーごはんの『ダルチャワ』を頼んでみよう。優しい味付けで「おふくろの味」を体感できるメニューだ。味庵も、来店した際はよく注文しているという。晴れた日は、店外の椅子に腰かけて「イスラム横丁」の景色を眺めながら食べれば、まるで異国に来たかのような気分になるだろう。

シディーク ナショナルマート 新大久保店
『ダルチャワ』(Photo: Kisa Toyoshima)

新商品も続々予定しており、今後は弁当や総菜のパック売りなども販売。12月中旬ごろには本国の冬に欠かせないといわれている、「ヤクニ」と呼ばれるチキンスープがテイクアウトできるよう調整している。レバーやハツ(自社農園の名古屋コーチンを使用)などが入ったメニューで、日本で屋台のようにテイクアウトできるのは非常に珍しい。

シディーク ナショナルマート 新大久保店
Photo: Kisa Toyoshima

ナショナルマート業態は同社の本社がある木更津から2021年3月にスタートしたもので、新大久保店は2号店。「女性1人でも安心して来られるアジア製品の総合スーパーを目指した」と味庵は語る。競合アジアンスーパーに比べ、明るく清潔感があり、強烈なスパイスの香りがしないなどのこだわりが随所が凝らしてあるため、近隣の女性客がふらりと買い物に来ることも多いという。

シディーク ナショナルマート 新大久保店
Photo: Kisa Toyoshima

コロナ禍で国外に行けない今だからこそ「現地のローカルフードを気軽に楽しんでほしい」と味庵は来客を呼びかける。また12月上旬には、同店をさらに進化させた業態を、埼玉県八潮市に出店する予定。新たな食文化のスタイルにこれからも目が離せない。

シディークナショナルマート 新大久保店の詳細情報はこちら

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