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Photo: Nahoko Matsumoto

日本初上陸の植物由来チキン「TiNDLE」を使ったメニューがシュマッツに登場

代替肉とは思えないほどの肉感をドイツビールとともに堪能しよう

編集:
Genya Aoki
寄稿:
Nahoko Matsumoto
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クラフトビールとモダンドイツ料理を提供するビアレストラン「シュマッツ(SCHMATZ)」で、2022年7月20日(水)から、植物由来のチキン「ティンドル(TiNDLE)」を使用したメニューを提供する。それに先立ち、19日にメディア向けレセプションが行われた。日本初進出となる次世代チキンを使った料理の魅力をレポートしよう。

シュマッツ
画像提供:SCHMATZ

大豆や小麦といった植物性原料を使用した代替肉のチキンはベジタリアン、ビーガンのための食材である一方、地球環境に優しいという点でも注目されている。スイスのフードテックベンチャーキャピタル「ブルーホライズン(Blue Horizon)」の報告によると、植物由来のチキンは普通の鶏肉に比べて、使用する水が82%、土地が74%、温室効果ガスの排出を88%削減できるそうだ。

ティンドルはシンガポールに拠点を置く「ネクスト・ジェン・フーズ(Next Gen Foods)」によって開発された。大豆、小麦グルテン、ココナツ油、オーツ麦食物繊維などの9つの原料を使用し、中でも「lipi」というサンフラワーオイルから作られる成分を配合することで、本物の鶏肉に限りなく近い風味や食感になるのが特徴だ。保存料や添加物、遺伝子組み換え成分は一切使っておらず、安心・安全への配慮も徹底されている。

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Photo: Nahoko Matsumoブライアン・ウン

2020年の発売からわずか1年でアメリカ、アジア、中東、ヨーロッパの500軒以上のレストランと提携し、世界で最も支持されている植物由来のチキンの一つになった。ソテーやドネルケバブ、ラーメンなど汎用性の高さも魅力といえるだろう。ネクスト・ジェン・フーズのシニアトレードマネジャーを務めるブライアン・ウン(Brian Ng)は「おいしさを重視しているので、ベジタリアンやビーガンだけでなく、肉好きな人にもぜひ楽しんでほしい」と話す。

ティンドルを使った期間限定メニューは「ドイツ風TiNDLE唐揚げ」(730円、以下全て税込み)と「TiNDLEハンバーグステーキ」(1,200円)。20日から「シュマッツ中目黒店」「CIAL横浜ANNEX店」で販売が始まり、7月末には「アークヒルズ店」と「下北沢店」にも登場する。

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Photo: Nahoko Matsumoo「ドイツ風TiNDLE唐揚げ」

「ドイツ風TiNDLE唐揚げ」は、言われなければまず気付かないであろう鶏肉感に衝撃を受ける。繊維や脂身も見事に再現され、ドイツ風オリジナルシーズニングとも絶妙にマッチする。やや濃い目の味付けなので、ビールが進むに違いない。

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Photo: Nahoko Matsumoto「TiNDLEハンバーグステーキ」

ティンドルとタマネギやハーブ、スパイスと合わせてオーブンで焼き上げた「TiNDLEハンバーグステーキ」は力強い弾力が印象的。代替肉とは思えないほどの濃厚なうま味がじんわり広がる。ジャガイモとチーズのコクが豊かで、食べ応えも抜群だ。

なお、中目黒店では22日(金)と23日(土)の11〜18時に、ティンドルを用いた料理の無料試食キャンペーンを実施する。商品がなくなり次第終了するので、気になる人は早めに訪れよう。この機会に、ティンドルを味わいながら未来の食文化について考えてみては。

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