万博デザイン
Photo: Expo 2025 Graphic designer Kohei Yamashita pictured next to the new Expo 2025 mascot

大阪・関西万博公式キャラクターデザインは「定形を持たない姿」に決定

「水の都」大阪を表現し、水のようにフレキシブルに形を変える

テキスト:
Genya Aoki
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2022年3月22日(火)、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は東京プリンスホテルで記者会見を行い、『2025年日本国際博覧会』(以降『大阪・関西万博』)公式キャラクターデザインの最優秀作品を発表した。選ばれたのはデザインレーベル、マウンテン マウンテン(mountain mountain)によるデザインだ。

万博キャラクター
提供:2025年日本国際博覧会協会

同デザインは、「いのちの輝き」をテーマにした万博のシンボルマークをそのままキャラクター化するというアイデアから生まれた。同時に「水の都」大阪を表現、定まった姿を持っていないのが特徴。メインデザインはあくまで形の一つであり、赤い部分は分裂し、青い部分は自在に形を変えるなど、使用用途によって変化していくという。キャラクター名称は未定で、今後公募(4月下旬ごろ)を行う。

公式キャラクターデザインは、2021年11月1日から12月1日まで一般公募され、1898作品がエントリーした。シンボルマークとの一体感やコンセプトとの親和性を重視し、A、B、Cの3案が最終候補に。その後一般からの意見募集や選考委員会での審査を経て、最終決定された。同デザインは4万件を超える一般意見の中で、最も反響があったデザインだそう。

マウンテン マウンテンの代表デザイナーの山下浩平は、関西(神戸)で幼少期から育ったことが応募のきっかけだという。「自分が選ばれるとは思ってませんでした。ゆかりある関西での万博に、キャラクターという形で関われることをとてもうれしく思います」と喜びの声をあげた。

万博表彰式
Photo: Genya Aoki原研哉(左) 、中川翔子

選考委員座長のグラフィックデザイナー・原研哉は「特に評価された点は、フレキシブルに形が変化していくこと」とコメント。「シンボルの身体が水のように変容するという、多様性に対応するキャラクターとしての可能性を携えている。着ぐるみ、プリントだけでなくメタバース、ネットの世界といった展開など、フレキシビリティが今後どのように活用されていくか楽しみです」と先々への期待を寄せた。

同じく選考委員であるバラエティーアイドルの中川翔子は、「この子が会場を歩いてたらすごいうれしい。興奮しますね。今までの歴史でいったら、このぶっ飛んだデザインが選ばれるのはかなり斬新だと思うけれど、関西だけではなく、日本全国、海外でも盛り上がって人気が出るのではないかと思います。みんなで愛していきましょう!」とコメント。

万博表彰式
Photo: Genya Aoki松本幸四郎

『大阪・関西万博』アンバサダーを務める歌舞伎役者の松本幸四郎も表彰式に駆けつけた。「歌舞伎の目線から見れば、ロゴマークは家紋で、キャラクターデザインは役者ではないでしょうか。いろいろなことを演じられる役者が誕生した瞬間だと思います」と、歌舞伎に例えて祝福の言葉を語った。

万博表彰式
Photo: Genya Aoki

「このキャラクターが一人ひとりの頭の中で形を変え、今後皆さんと一緒に作れるデザインになれば」と、山下は今後の展開への期待に胸を膨らませる。斬新なキャラクターを迎え、ますます盛り上がりを見せる『大阪・関西万博』から今後も目が離せない。

『大阪・関西万博』の詳細情報はこちら

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