三菱一号館美術館
画像提供:三菱一号館美術館

「三菱一号館美術館」にグラフィックデザイナー服部一成の大型仮囲いが誕生

モチーフは19世紀後半のパリを描くアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック作品

編集:
Genya Aoki
テキスト:
Runa Akahoshi
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三菱一号館美術館」が設備入れ替えおよび建物メンテナンスのため、2023年4月10日(月)〜2024年秋に長期休館になる。修繕工事に伴い、「一号館広場」に面した外壁面に高さ14.4メートル、総面積約1250平方メートルの大型の仮囲い装飾が登場する。デザインはグラフィックデザイナーの服部一成によるもので、5月〜2024年夏ごろに設置される予定だ。

三菱一号館美術館
画像提供:三菱一号館美術館

仮囲いはメッシュ素材で、同館のアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの全28作品をモチーフにしている。服部によってコラージュされたデザインは、19世紀末のパリのにぎわいが感じられるだろう。

三菱一号館美術館
画像提供:三菱一号館美術館

また、同館の公式ウェブサイトやSNS告知用に、長期休館を告知するメインビジュアルも発表された。制作を手がけたのは、ポップな世界を描くグラフィックデザイナーの中村至男。建物のアウトラインを強調し、絶妙なバランスの抜け感と色面で構成されたグラフィックに仕上がっている。

同館では、2月25日〜4月9日に休館前最後の展覧会芳幾・芳年―国芳門下の2大ライバル」が開催される。休館後は、大型の仮囲いを見て、ロートレックが描いた19世紀末のパリの雰囲気を丸の内で感じよう。

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