Photo: Takuro Yamashina
Photo: Takuro Yamashina

湘南出身イラストレーターNARIのギャラリーが茅ヶ崎にオープン

「なりわい暮らし」を体現、作品をより身近な存在に

作成者: Time Out Tokyo Editors
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新型コロナウイルス第4波が到来し、さらに一般化しつつあるリモートワーク。「働きながら暮らす」感覚は、この1年間で多くの人にとって身近になったのではないだろうか。そんな折、サーファー憧れの地の一つに挙げられる湘南、茅ヶ崎に、「なりわい暮らし」をコンセプトに掲げる賃貸物件、ツバナTSUBANA)が誕生。その一角に、人気イラストレーターNARI(LITTLE FUNNY FACE)が常設ギャラリーをオープンした。

ツバナ(TSUBANA)コンセプトアート(画像提供:株式会社 ブルースタジオ イラスト:Alessandro Bioletti)
ツバナ(TSUBANA)コンセプトアート(画像提供:株式会社 ブルースタジオ イラスト:Alessandro Bioletti)

仕事と暮らしを一体とするコンセプトに共鳴

「なりわい暮らし」とは、身を立てるための仕事を指すなりわい(仕事)と暮らしを組み合わせた言葉で、「職住一体」とも言い換えられる。2020年11月、茅ヶ崎にオープンしたツバナは、その実現をサポートする物件だ。住まう人の暮らし方や価値観を表現する場として、大いに生かしてもらいたいという思いが込められている。

NARI(LITTLE FUNNY FACE)
NARI(LITTLE FUNNY FACE)

そんなコンセプトに共鳴したNARIは、湘南出身の女性イラストレーター。2021年4月1日にリトル ファニー フェイス ギャラリー(LITTLE FUNNY FACE gallery)をオープンした。どこか異国情緒を感じさせる彼女の作品群は、ほどよいさじ加減のルーズな生活感が心地よく、ユニークなヒューマニティーに満ちあふれている。

Instagramへの作品投稿を皮切りにファンを集め、2021年には堤幸彦監督、北川景子主演の映画作品『ファーストラヴ』(KADOKAWA)のタイアップ企画公式グッズにデザイン起用。同年5月22日(土)、23日(日)に開催が予定されている『GREENROOM FESTIVAL '21』への出演など、活動の場を広げ続ける注目の存在だ。

Photo: Takuro Yamashina
Photo: Takuro Yamashina

作品のルーツを感じられる内装も見どころの一つ

木目を生かした壁面が印象的な店内には、原画に加えて、それをを落とし込んだトートバッグやソックス、Tシャツ、クッションカバー、スマホケースなどのグッズが所狭しと並ぶ。これは、「原画を家に飾るのはハードルが高いと思う人にも、少しずつアートを日常に取り入れてみてもらいたい」という気持ちの表れだという。

Photo: Takuro Yamashina
Photo: Takuro Yamashina

また、ギャラリー内の細かな内装も見どころの一つ。彼女自身がインスピレーションを受けた小物や写真集、アートなどが随所にディスプレーされている。アーティストの頭の中をのぞくような感覚で、ぜひ楽しんでもらいたい。

Photo: Takuro Yamashina
Photo: Takuro Yamashina

ギャラリーでありつつ、アトリエやミーティングスペースを兼ねているのも特筆すべきポイントだろう。運が良ければ、イラスト制作中に立ち会えることも。独特のタッチがどのように生まれるのかを自身の目で確かめられる可能性があるのも、ファンにとってはたまらないのでは。

2階のミーティングスペースにも、グッズや小物がずらりと並ぶ(Photo: Takuro Yamashina)
2階のミーティングスペースにも、グッズや小物がずらりと並ぶ(Photo: Takuro Yamashina)

コロナ禍にギャラリーを構えた理由とは

なぜあえて今、常設ギャラリーをオープンしたのか。その理由をNARIに尋ねると、「コロナの影響で個展やポップアップのスケジュールが乱れたり、人混みを避ける必要性が出てきたりして、多くの方々は気軽にアートを楽しめなくなっているのかも?と考えたんです」と話した。

Photo: Takuro Yamashina
Photo: Takuro Yamashina

さらに、「もともと、アートを身近なものとして生活に取り入れてほしい、原画を生で見る楽しさを知ってほしいという気持ちがあったことも、ギャラリーを決めた理由です」と付け加えた。以前と比べて、気軽に文化を楽しみにくくなった現状への憂いと、それを打破したい気持ちが原動力になったようだ。

最後にこの土地やツバナの魅力について聞くと、「茅ヶ崎は個人経営の路面店が多く、一本の道を歩くだけでも楽しい出会いがあると思います。ツバナも一つの小さなエリアだけど、そんな魅力が詰まっているんです。かわいらしい雑貨屋さんやおいしいローカルの店ができるみたいなので、ぜひはしごしてみてください」と語ってくれた。

Photo: Takuro Yamashina
Photo: Takuro Yamashina

現時点でも、絶品キューバンサンドを提供するダイニングバー、ザ・ニューヨリカン・ボックス(THE NYC BOX)や、肩肘張らずにゆったり楽しめるカフェ ポーCAFE POE)など、今後の展開が楽しみになる顔ぶれがそろっている。

心地よい海風を感じながら、アートやグルメに親しめる場所へと成長を遂げていきそうなツバナ。足を運んだ際には、ぜひギャラリーをのぞいてもらいたい。

Photo: Sohei Takahashi
Photo: Sohei Takahashi

NARI(LITTLE FUNNY FACE)

1990年湘南出身。目鼻がなく、唇のみを描き込む独特のスタイルと、異国情緒あふれる色使いが印象的なアーティスト。ちょっぴりルーズな生活感や、人間性を包み隠さず表現した作品は、多くのファンから共感を集める。また、作中にさまざまな国籍の人々が登場するのは、平和と平等を願う気持ちから。自身のギャラリーショップを湘南に構えるとともに、国内外での個展開催、GUやMURUAといったアパレルブランドとのコラボレーションなど、精力的に活動中。

リトル ファニー フェイス ギャラリーの詳細はこちら

テキスト:Takuro Yamashina

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