高田賢三
©︎装苑 1971年9月号 増渕達夫撮影

高田賢三の没後初となる大規模個展が開催決定

2024年東京オペラシティ アートギャラリーで、KENZOの「レガシー」を見つめる

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
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2020年に81歳でこの世を去った日本を代表するファッションデザイナー、高田賢三。没後初となる大規模個展「髙田賢三 Takada Kenzo」が2024年7月6日(土)〜9月16日(月・祝)に、「東京オペラシティ アートギャラリー」で開催される。

高田賢三
©︎装苑 1972年1月号 岩田弘行撮影

1964年にパリに渡仏した高田は、「ジャングル・ジャップ」「ケンゾー(KENZO)」などを立ち上げ、ファッションの既成概念にとらわれない斬新なスタイルを次々と発表。「色彩の魔術師」と呼ばれ、フランス政府から「レジオン・ドヌール勲章」のシュバリエを受章するなど、世界的デザイナーとして活躍した。

高田賢三
©︎High Fashion 1971年4月号 新正卓撮影

同展では、高田の活動を衣装展示やデザイン画でたどる。幼少期からのスケッチやアイデアの原点となった資料も公開し、彼を支えた人々との交流を示す写真なども展示される予定だ。

日本を代表するデザイナーとして現在も世界に影響を残す高田の創作活動を振り返るとともに、高田が残した「レガシー」の本質を発見できる展示になるという。

高田賢三
©︎装苑 1970年11月号 岩田弘行撮影

同展は東京と兵庫の巡回を予定。兵庫では「姫路市立美術館」が会場になる。高田の人生の足跡を回想しながら、ファッションに託した夢や情熱を感じ取ってほしい。

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