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東急歌舞伎町タワーで全26組の作家による大規模なアートプロジェクトが始動

ホテルには歌舞伎町の街や文化をテーマにしたアートルームが出現

編集:
Genya Aoki
テキスト:
Runa Akahoshi
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2023年4月14日(金)に開業予定の超高層複合施設「東急歌舞伎町タワー」で、歌舞伎町が紡いできた歴史や文化を体験できるアートプロジェクトが行われる。ホテルおよび映画館・劇場・ライブホールなどのエンターテインメント施設などから構成される同タワーの全体に、総勢26組の作家の作品を設置。同プロジェクトを通して、国内在住者はもちろん、海外から訪れる観光客が歌舞伎町の魅力を発見できる機会の提供を目指す。

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45階にあるラグジュアリーホテル「ベルスター東京(BELLUSTAR TOKYO)」内のレストラン・バーには、現代美術家、大巻伸嗣の作品「Gravity and Grace: Lucidus(Lucida)」が展示されている。天井からつられた球体の中で、白や青色のLEDがゆっくりと点滅。かつて新宿に広がっていた水景をイメージしており、表面の水紋や花などのモチーフが、影絵のように店内の壁や天井、床を幻想的に彩る。

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5月19日(金)に開業する「ホテルグルーヴシンジュク, ア パークロイヤルホテル(HOTEL GROOVE SHINJUKU, A PARKROYAL Hotel)」では、開発好明、玉山拓郎、鷲尾友公の3人がコラボレーションしたアートルーム「GROOVE ROOM」が出現。歌舞伎町の街や文化をテーマにした9部屋が登場し、家具なども含めて全室異なる仕様となっている。

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開発は、採集した街の音や懐かしい記憶がよみがえるプレイリストをカセットテープのノスタルジックな質感で楽しめたり、室内のオブジェを持ち帰ったりすることができる客室など、個性的な全3室を手がけた。玉山は、壁や天井にインテリアが貼り付き、無重力空間にいるような錯覚に陥る不思議な世界観を表現。日常の視点をずらすことで見えてくる非日常感が味わえる。

4月3日(月)から宿泊の予約受付が開始。客室内のテレビでは、ぬQが制作したホテルブランドムービー放映され、ホテルステイの始まりを盛り上げる。

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画像提供:東急宮沢氷魚

一部の作品ではスマートフォンの音声ガイドが用意され、俳優、宮沢氷魚のナビゲートで作品をより深く知ることができる。同プロジェクトで、歌舞伎町の魅力が再確認できるアートを堪能しよう。

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