Photo: Keisuke Tanigawa
Photo: Keisuke Tanigawa

行列必至のコムクレープが進化、原宿にリニューアルオープン

新メニュー『葉隠抹茶三姫』や手土産にぴったりなグラススイーツも登場

編集:
Genya Aoki
テキスト:
Tomomi Nakamura
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かつて日本初の焦がしクレープ、『クレープブリュレ』で話題を集め、2時間待ちの行列を作ったコムクレープ原宿店が2022年3月1日、竹下通りを一本入った静かな路地裏に、コムクレープクレーピエケイハセガワトーキョー原宿として帰ってきた。

内観(Photo: Keisuke Tanigawa)
内観(Photo: Keisuke Tanigawa)

フランスで誕生し、独特の進化を遂げたジャパニーズクレープ。そんな中、2004年に富山で生まれたコムクレープはオリジナル製法とコンセプト構築で、クレープを唯一無二の「ラグジュアリースモール」へと進化させてきた。

全国に発送される冷凍クレープ(Photo: Keisuke Tanigawa)
全国に発送される冷凍クレープ(Photo: Keisuke Tanigawa)

リニューアルに当たって意識したのは、店内を販売スペースとファクトリーの2つの軸で構成すること。数年前は原宿店の客層の80%は海外や地方などから訪れる人々だったが、コロナ禍で原宿エリアのインバウンド客は激減。そこで、原宿に来られない海外や他県の人々にもおいしいクレープを届ける手段として、店内に最新の急速冷凍機を兼ね備えたファクトリーを構築した。

公式ECサイトで販売する商品の発送エリアは日本にとどまらず、台湾やシンガポールにも及ぶ。「密」を避けるため、来店時のオンライン予約や店舗へ訪れた場合にのみ発行するクーポンも開始する予定だ。

『クレープブリュレ』Photo: Keisuke Tanigawa
『クレープブリュレ』(Photo: Keisuke Tanigawa)

コムクレープクレーピエケイハセガワトーキョー原宿を初めて訪れたら、まずは代表的なメニューである『クレープブリュレ』(700円)を食べてみるのがおすすめ。オリジナルの特製バニラカスタードをキャラメリーゼした表面は香ばしく、カリカリとした食感がまるで本物のクリームブリュレのようだ。濃厚なカスタードともちもちとした生地の組み合わせを楽しもう。

『葉隠抹茶帰蝶』(1,000円)(Photo: Keisuke Tanigawa)
『葉隠抹茶帰蝶』(Photo: Keisuke Tanigawa)

抹茶をベースにした同店限定の新メニュー『葉隠抹茶三姫(はがくれまっちゃさんひめ)』3種も用意している。中でも『葉隠抹茶帰蝶(はがくれまっちゃきちょう)』(1,000円)はクレーピエの長谷川圭いちおしの逸品。本格派の抹茶を混ぜ合わせたクレープ生地は、甘さ控えめで大人味だ。抹茶の渋みとイチゴの甘酸っぱさ、生チョコと生クリームの程よい甘みが絶妙にマッチし、最後まで飽きない味わいに仕上がっている。

『原宿グラスイーツギフトセット』(5,600円)(Photo: Keisuke Tanigawa)
『原宿グラスイーツギフトセット』(Photo: Keisuke Tanigawa)

構想に6年を費やしたEC限定販売の2種のスイーツ、『原宿グラスイーツギフトセット』(5,600円)にも注目したい。表面のカスタードをクリームブリュレ風にあぶり、ホイップクリームと果実ソース、クラッシュクッキーを合わせた新感覚の『グラスバニラ』と、クルクルと巻かれたミニクレープにおいしさがぎゅっと詰まった『グラスミクレ』はいずれも見た目にも美しいスイーツで、ギフトや手土産に喜ばれること間違いなしだ。

『HARAJUKUomiya』(1,500円)(Photo: コムクレープクレーピエケイハセガワトーキョー原宿)
『HARAJUKUomiya』(画像提供:コムクレープクレーピエケイハセガワトーキョー原宿)

さらに、原宿の味を自宅でも楽しんでほしいという思いからHARAJUKUomiya』(1,600円)も販売している。中にはクレープブリュレをイメージしたカスタード味のポップコーンやキャンディーなど「ザ・原宿」を感じられる商品のほか、コムクレープブランドのクレープに使われるクレープミックスである『原宿の粉』を同封。自宅で店さながらのクレープが作れる。いろいろなメニューの秘伝のレシピが付いてくるのもうれしい。

代表取締役兼クレーピエの長谷川佳(Photo:  コムクレープクレーピエケイハセガワトーキョー原宿)
代表取締役兼クレーピエの長谷川圭(画像提供:コムクレープクレーピエケイハセガワトーキョー原宿)

コムクレープクレーピエケイハセガワトーキョー原宿は、コムクレープを代表する店である決意表明として、店名に伝説の『クレープブリュレ』を開発した代表取締役兼クレーピエの長谷川圭の名前を取り入れた。

外観(Photo: Keisuke Tanigawa)
外観(Photo: Keisuke Tanigawa)

「本当のクールジャパンスイーツを届けたい」という思いの元、これからも同店はリアルな店舗とウェブを通して世界にクレープを発信していく。原宿を訪れた人はもちろん、足を運ぶことができない人もぜひ一度この唯一無二の味を体感してみてほしい。

コムクレープクレーピエケイハセガワトーキョー原宿の詳細情報はこちら

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