東京タワーも消灯、「100万人のキャンドルナイト」が増上寺で開催

夏至と冬至の夜に行われる恒例イベント「100万人のキャンドルナイト」が、港区にある増上寺で2025年6月20日（金）に開催。2003年から続くこのイベントは「でんきを消してスローな夜を」という合い言葉の下、ゆったりとした時間の中でそれぞれが物事を見つめ直すきっかけを届けてきた。

今回の夏至は、境内に約17色、1690個のキャンドルを設置する。明かりが灯り始めるのは18時で、20時から21時の間は周囲の照明と「東京タワー」が一斉に消灯。東京のど真ん中にいることを忘れてしまうような静かな空間に、キャンドルの揺らぎだけが浮かび上がる。会場には高さ約2メートルのキャンドルツリーも登場。来場者はその場でメッセージを記しツリーに飾れる。

14時から20時までは「キャンドルナイトマルシェ」を開催。雑貨やキャンドルの販売、体験型のワークショップ、3台のキッチンカーが登場する。ヘアケアブランド「YOLU」は、透明感のあるジェルワックスを使った「クリアストーンキャンドル」作りのワークショップを実施。美しいグラデーションのキャンドルを作ることができる。

マルシェでは、ビーガンスパイスカレーや、国産豚を使った生姜焼き、クラフトビールなどを提供する。素材にこだわったメニューを味わいながら、ろうそくの光に包まれた夜にゆっくりと身を委ねられるはずだ。

境内では「キャンドルナイトトークステージ」が行われ、ゲストを迎えてイベントのメッセージを伝えるプログラムを展開。20時からは、ミニライブも実施される。一年で一番日が長い特別な一日の終わりに、キャンドルの明かりと向き合いながら、自分自身の内側を見つめてみるのもいいかもしれない。

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