目の見えない白鳥さん、アートを見にいく
© ALPS PICTURES INC.「 Tokyo Contemporary Art Award 2019-2021 受賞記念 展」(東京都現代美術館)より 風間サチコ「ディスリンピック 2680 」 2018 年

東京都写真美術館ホールで「目の見えない白鳥さん、アートを見にいく」が上映

3月7日〜19日、上映後のトークイベントでは白鳥建二も参加予定

テキスト:
Genya Aoki
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映像作家の三好大輔と川内有緒が共同監督したドキュメンタリー映画「目の見えない白鳥さん、アートを見にいく」が「東京都写真美術館ホール」で、2023年3月7日(火)〜19日(日)に上映される。

目の見えない白鳥さん、アートを見にいく
© ALPS PICTURES INC.

同作の主人公は全盲の美術鑑賞者、白鳥建二。彼は恋人とのデートがきっかけで初めて美術館を訪れ、そこで耳にした作品解説をヒントに20年かけて「自由な会話を使ったアート鑑賞法」という独自の鑑賞法を編み出した。その手法は、目の見える人にとっても驚きと喜びをもたらすものだった。

見えないアート作品を追いかけて日本国中の美術館を巡り、自身もデジタルカメラを使うなど次々と新たな挑戦に挑んでいく姿が頼もしい。アートを伝えようと、映画に登場する白鳥の友人や、美術館で働く人々たちが紡ぎ出す言葉の力にも注目だ。

目の見えない白鳥さん、アートを見にいく
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同上映では、オリジナル版と音声ガイド版、日本語字幕版の3種類を展開するほか、監督の三好大輔、川内有緒、主演の白鳥建二らによるトークイベントも上映前後で複数回行われる。イベントの開始時間や各回の登壇者などの詳細スケジュールは、公式ウェブサイトで確認してほしい。

上映は7日(火)~12日(日)が18時50分から、14日(火)~19日(日)は13時と15時20分からの2回制となる。チケットは当日会場での購入が必要なので注意してほしい。

「見る」ことの本質や、アーティストと鑑賞者の「線」を超えることについて、新たな刺激を受け取れる豊かな時間となりそうだ。ぜひ体験してみてほしい。

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