バンクシーの3作品がサザビーズのオークションに出品

歌手ロビー・ウィリアムスのコレクションから

Eddy Frankel
テキスト:
Eddy Frankel
翻訳:
Time Out Tokyo Editors
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オークションハウスのサザビーズに、「匿名アートの巨匠」であるバンクシーの作品が出品されることになった。

今回オークションにかけられるのは、歌手のロビー・ウィリアムスが所有する『Kissing Coppers』『Girl With Balloon』『Vandalised Oil (Choppers)』の3点で、どれもバンクシーの「古典」といえる貴重なもの。『Kissing Coppers』は、ブライトンのパブの壁に描かれたことでよく知られている。落札推定価格は1点につき、200万〜350万ポンド(約3億855万〜約5億3,996万円)になる見込みだ。

バンクシー作品のオークションといえば、同じサザビーズで起きた悪名高き「シュレッダー事件」が記憶に新しいだろう。落札された瞬間に裁断されて大きな話題となった作品は、その後「​シュレッダーで切り裂かれたバージョン」として再びサザビーズでオークションにかけられ、さらに高値で落札された。破砕れたものでも高くなるのが、アート界といえるだろう。

3作品は、2022年3月2日(水)に行われるオークションまで、ロンドンのサザビーズで展示されている 。世界で最も有名なオークションハウスで高額作品として扱われることほど、因襲打破的なストリートアートの反抗を象徴することはないかもしれない。

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