アルパカふれあいランド
Photo: Keisuke Tanigawaあかね(左)とさつき(右)

もふもふの2頭が出迎え、神楽坂に「アルパカふれあいランド」がオープン

ブラッシングや餌やりなどの飼育体験ができる、都内に出現した癒やし空間

編集:
Genya Aoki
寄稿:
Noriko Maniwa
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道行く人が皆立ち止まり、目を見張るのが、神楽坂に2023年4月4日にオープンした「アルパカふれあいランド」。黄色い扉の間からアルパカ2頭がひょっこり出迎えてくれる。誰でも気軽にアルパカたちと触れ合える都会の癒やしスポットだ。

アルパカふれあいランド
Photo: Keisuke Tanigawa
アルパカふれあいランド
Photo: Keisuke Tanigawa

コテージのような空間に暮らすのは、国内の牧場からやってきた4歳のあかねとさつき。食いしん坊で顔が黒っぽいのがあかね、ロープ遊びが大好きなのがさつきだ。穏やかで賢いアルパカの中でも特に人懐こい上、トレーニングを重ねた今では初対面でも床に座り、ごろごろと転がるほどリラックスするようになったという。

アルパカふれあいランド
Photo: Keisuke Tanigawa
アルパカふれあいランド
Photo: Keisuke Tanigawa

背中をなでれば、上質な毛糸の材料として重宝される軽くふわふわな毛並みに驚くだろう。おやつをあげたり(1個100円、以下全て税込み)、ブラッシングするなど飼育体験を楽しもう。

アルパカふれあいランド
Photo: Keisuke Tanigawa
アルパカふれあいランド
Photo: Keisuke Tanigawa

ちなみに、アルパカはアンデス山脈など標高の高い地域に生息するため、暑さや湿気が苦手。こまめにブラッシングして、空気の通りを良くするのが大切なのだ。また、気温が安定した室内にいることで健やかに過ごしているのだとか。アルパカと触れ合いながら、その特徴について学べるのも楽しい。背後は視界がなく、臆病な性質なため後ろを触られると驚いてしまう、といったことを飼育スタッフが解説してくれる。

アルパカふれあいランド
Photo: Keisuke Tanigawa

全長2メートル、体長1メートルと意外に大きいため、子どもは怖くて近づけないことも多いが、ちょうど目線が合うほどの高さの柵を設けているので安心してほしい。少しずつ慣れ、交流していくうちに、最後は抱きつくくらい仲良くなれるという。

驚いたのは、アルパカが非常にきれい好きだということ。決められた場所にしかトイレはせず、朝に近所の公園などを散歩する際も道でもよおすことはないという。そのため施設内の床は常に清潔。また涼しい高地に適応して汗をかかない体質のため、毛に顔をうずめてもいわゆる獣の匂いは感じない。

アルパカふれあいランド
Photo: Keisuke Tanigawa

このぬいぐるみのような体に触れるもふもふ体験は、なによりの癒やしだろう。動物と交流することで心が安らぎ、行動意欲が湧く、血圧や脈拍が安定する、という心身へのセラピー効果が期待できるという報告もあるそうだ。

アルパカふれあいランド
Photo: Keisuke Tanigawaカウンターテーブルから、草をはむ2頭を眺めるだけで和むだろう

飼育体験は、10〜18時の各10人までの30分制。料金は大人1,000円、子ども500円(土・日曜・祝日1,200円、600円)だ。公式ウェブサイトで予約できる。

アルパカふれあいランド
Photo: Keisuke Tanigawa「アルパカワールド」で販売しているアルパカモチーフのボールペン

隣には、都内でも珍しいアルパカ専門店「アルパカワールド」も。ふわふわの毛を使ったぬいぐるみやアルパカモチーフの文房具や雑貨などユニークなアイテムがそろう。併せて訪れ、アルパカの魅力にうずもれてみては。

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