世界初となる4人乗り空飛ぶタクシーのプロトタイプが公開

スロバキアのAeroMobil社が開発

Sophie Dickinson
テキスト:
Sophie Dickinson
翻訳:
Time Out Tokyo Editors
広告

夜遊びの後、Uberの車を待つのは過去のことになるかもしれない。ごく近い将来、空飛ぶタクシーを手配して家に帰ることができるようになるからだ。最近公開された、4人乗りの新型「空飛ぶタクシー」のプロトタイプは、期待に違わぬ、まばゆいばかりの未来的な姿をしている。

AeroMobil社が手がけるこの『AM NEXT』は、半分がスーパーカー、半分が軽飛行機だ。この車両は、3分以内にモード変更が可能。つまり、文字通り「トランスフォーム」する車両で目的地まで行けるということだ。スロバキアに拠点を置くこの会社は、今後5年以内に、この車両が実用化されるだろうと考えている。

同社はそれより早く2024年に、自家用を想定した2人乗りモデルである『AM4.0』を発売する予定。この車両は、空路では時速360キロメート、路面では時速160キロメートルを出すことができるという。想定販売価格は150万ユーロ(約2億円)だ。

Aeromobil
Photograph: Aeromobil

現実的に考えると、都心での配車サービスに『AM NEXT』が使われるようになるまでには、少し時間がかかるだろう。しかし、いいアイデアであることは間違いない。AeroMobilは、1日に100から500マイル(約160から800キロメートル)を移動する人々が、渋滞や長い遅延を避ける方法として、定期的に利用するようになると考えている。

Aeromobil
Photograph: Aeromobil

この空飛ぶタクシーの利用料金はまだ明らかにされていないが、SFファンタジーから飛び出たような車両で移動するのには、金がかかるだろう。しかし、子どもの頃に見た『スター・ウォーズ』の夢のような世界が、徐々に現実に近づいていると思うと、うれしいものだ。 

原文はこちら

関連記事

エアバスの空飛ぶタクシーCityAirbusがドイツで初飛行

夢の超音速旅客機、プロトタイプ公開へ

ヴァージン・ギャラクティック、宇宙旅行チケットの一般販売開始

ニューヨークにテスラタクシーが登場、マンハッタンに50台導入

東京駅八重洲口でタクシー乗り場の混雑状況が分かるサービスを実証実験

東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら 

最新ニュース

    広告