ルイ・ヴィトンの巡回展が最終地のニューヨークでスタート

「200 Trunks, 200 Visionaries」、会場は元バーニーズ

Anna Rahmanan
テキスト:
Anna Rahmanan
翻訳:
Time Out Tokyo Editors
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ルイ・ヴィトンの歴史にインスタレーションや没入体験で触れられる展示「200 Trunks, 200 Visionaries」が、2022年10月14日から巡回最終地となるニューヨークでスタートした。会場はマディソン・アベニューにある旧バーニーズで、12月31日まで開催されている。

これまでパリ、シンガポール、ロサンゼルスで開催されてきたこの展示は、ブランド創始者であるルイ・ヴィトンが、16歳の時に作り始めた象徴的なトランクに敬意を表するのと同時に、メゾンの誕生200周年を祝うもの。

展示されているのは、さまざまな人たちがさまざまな手法でカスタムメイドした200個の「パーソナライズド・トランク」。参加クリエーターはマーク・ジェイコブス、シュプリームなどヴィトンとのコラボレーターたちのほか、グロリア・スタイネム、ブルックリン・バルーンなどのこれまでヴィトンとは関係がなかった人たちも含まれている。

中でも注目は、音楽キュレーターでDJのBenji Bが手がけたトランク。彼は、防音スタジオを作り、その中にビンテージ風ジュークボックス型トランクを設置。展示に訪れた人は、この空間で、Benji Bが選んだ200曲の中から好きな曲を聴くことができる。

一方、建築家のピーター・マリノは、ヴィトンとマジシャンのハリー・フーディーニとのつながりに敬意を表し、「ハリー・フーディーニでさえ脱出することができないトランク」を作った(ヴィトンがフーディーニに同ブランドのトランクからの「脱出」を挑んだことは有名)。

4つの展示フロアの中には、文化やファッションを表現したスペースがあり、来場者は期間限定のレストラン「Freds x Louis」で空腹を満たすこともできる。「Freds」は、約3年前に閉店したバーニーズの店内にあった人気レストランだ。

展覧会の終了後、展示品はサザビーズによってオークションにかけられ、その収益は全てチャリティーに寄付される予定。入場は無料だが、見学したい時間を予約する必要がある。

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