正月休みに行ける美術館 2019

東京都美術館や、森美術館、日本化学未来館など、三が日はアート鑑賞
Rubens and the Birth of the Baroque
Rubens and the Birth of the Baroque Photo: fb.com/rubensten2018
作成者: Time Out Tokyo Editors |
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年末の慌ただしさから解放され、新年はゆっくりと過ごしたいもの。暖かな室内で文化的な年明けを満喫するなら、美術館や博物館がおすすめだ。ここでは、元日もオープンしている森美術館をはじめ、三が日にアート鑑賞を楽しめる美術館、博物館を紹介している。開催中の展覧会の詳細についても、それぞれのリンク先からチェックできるので、東京で年始を過ごす参考にしてほしい。

元日からオープン

アート, コンテンポラリーアート

森美術館

icon-location-pin 森美術館, 六本木
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毎年、元日からオープンしている森美術館では、『カタストロフと美術のちから展』が開催中だ。様々な問題を抱えた現代社会において、美術が果たす役割について改めて考えたい。エイズやセクシャリティについてのアート活動が盛んだった1990年代の京都に注目した、『MAMリサーチ006:クロニクル京都1990s―ダイアモンズ・アー・フォーエバー、アートスケープ、そして私は誰かと踊る』も同時開催している。

Things to do

上野の森美術館

icon-location-pin 上野の森美術館, 上野
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意外と知られていないが、上野の森美術館も例年元日からオープンしている。大人気、『フェルメール展』の後期展が開催中だ。35点前後と言われる現存する作品のうち、『牛乳を注ぐ女』『手紙を書く女』『真珠の首飾りの女』などを含む8点を一度に鑑賞できる。元日なら、多少は混雑も緩和されるかもしれない。

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Things to do

森アーツセンターギャラリー

森美術館と同じく、六本木ヒルズの52階にある森アーツセンターギャラリーでは、『カードキャプターさくら展 魔法にかけられた美術館』が開催中だ。数多くの原画が展示されているほか、オリジナルストーリーが体験できる「スペシャルシアター」や、作中に登場するコスチュームを展示するエリアなども用意されている。同作の人気キャラクターが務めてい音声ガイドも要注目だ。なお、同展は1月3日(木)までの開催。

1月2日からオープン

アート, 絵画

東京都美術館

icon-location-pin 東京都美術館, 上野
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ムンク展-共鳴する魂の叫び』を開催中の東京都美術館は、1月2日(水)から開館。本展では、オスロ市立ムンク美術館が誇る世界最大のコレクションを中心に、油彩や版画など約100点を展示する。複数のバージョンが存在する『叫び』だが、同館が所蔵するテンペラ・油彩画の『叫び』は今回が初の来日となる。2020年に改築予定の新オスロ美術館オープン後は、このような規模の大回顧展は期待できそうにないので今がチャンスだ。

Things to do

三菱一号館美術館

icon-location-pin 三菱一号館美術館, 丸の内
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丸の内にある三菱一号館美術館で開催されているのは、ワシントンD.C.にある私立美術館、フィリップスコレクションの作品群を紹介する展覧会『フィリップス・コレクション展』。ドラクロワやクールベ、マネセザンヌ、ゴーガン、クレー、ピカソといった、巨匠ばかりの作品が多数揃っている。館内にあるCafé 1894では、同展とのタイアップメニューも提供されているので、鑑賞後に一服するのもいいだろう。

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アート

国立西洋美術館

icon-location-pin 国立西洋美術館, 上野
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2016年に建物が世界遺産に登録された国立西洋美術館では『ルーベンス展―バロックの誕生』が開催中だ。フランドル出身のルーベンスだが、本展では画家が愛したイタリアとの関わりに焦点を当てている。ルーベンスとイタリア美術との、双方向の影響関係を感じられるだろう。1月20日(日)までの開催。

Things to do

東京国立近代美術館

icon-location-pin 東京国立近代美術館, 竹橋
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皇居の横に建つ東京国立近代美術館も1月2日(水)から開館。話題の展覧会『アジアにめざめたら:アートが変わる、世界が変わる 1960-1990 年代』は終了してしまったが、ギャラリー4にて、コレクションによる小企画『遠くへ行きたい』が開催されている。1962年にヒットした歌謡曲から題を採った本展では、同館のコレクションから、今いる場所から遠く離れたところへの憧れや、どこか非日常的な空間をさまよう姿などを表した作品が集められている。なお、1月2日(水)は無料観覧日となっている。

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アート, 古典

サントリー美術館

icon-location-pin サントリー美術館, 六本木
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東京ミッドタウン内にあるサントリー美術館で開催中の『扇の国、日本』は、日本の「扇」に焦点を当てた展覧会。団扇(うちわ)と異なり、折り畳む形式の扇は、日本で生まれ発展し、10世紀末に中国や朝鮮半島に特産品としてもたらされたといわれている。本展では、扇そのものはもちろん、扇を描いた屏風や、奥義をかたどった焼き物などを展示し、日本人が愛した扇をめぐる美の世界を幅広い時代と視点から紹介する。

Things to do

東京国立近代美術館 工芸館

icon-location-pin 東京国立近代美術館 工芸館, 九段下
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東京国立近代美術館から少し離れた工芸館も、1月2日(水)からオープンする。明治時代以降から現代までの国内外の工芸品を各分野にわたって収蔵している同館では、企画展『近代工芸の名品 特集展示 棗にまつわるエトセトラ』が開催中だ。本展では、黒田辰秋や松田権六をはじめとする、同館が所蔵する近代の漆芸家や木工芸作家が手がけた棗を一挙陳列する。なお、1月2日(水)は無料観覧日。

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アート, 写真

東京都写真美術館

icon-location-pin 東京都写真美術館, 恵比寿
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恵比寿の東京都写真美術館も2日から開館で、『建築 × 写真 ここのみに在る光』『マイケル・ケンナ写真展 A 45 Year Odyssey 1973-2018』『"小さいながらもたしかなこと 日本の新進作家vol.15"』の3つの展覧会が鑑賞できる。展覧会も充実しているが、ミュージアムショップのナディッフ バイテンでは毎年好評の「福袋」の販売も行っている。なお、正月は通常と開館時間が異なるので注意してほしい。

Things to do

菊池寛実記念 智美術館

icon-location-pin 菊池寛実記念 智美術館, 神谷町
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現代陶芸の名品を鑑賞したいなら、虎ノ門にある菊池寛実記念 智美術館だ。展覧会『川瀬忍  作陶50年の間』で紹介されているのは、10代で作陶の道に進んで以来、現在まで活躍を続ける、現代を代表する青磁作家の一人だ。作陶50年を記念して開催される同展では、未発表の最新作に加え、習作的な試みや、作家が憧憬する古美術などを紹介し、作家の半世紀にわたる活動を見渡す。

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Things to do

江戸東京博物館

icon-location-pin 江戸東京博物館, 両国
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2018年4月にリニューアルオープンした江戸東京博物館では、1月2日(水)から、『春を寿(ことほ)ぐ ―徳川将軍家のみやび―』が開催。徳川将軍家の年中行事や季節感に焦点を当てた本展では、「睦月」「如月」「弥生」の3章構成で、東照宮御影への元日拝礼や、八代将軍徳川吉宗による桜の名所の整備などに触れながら、将軍家の「春」を案内する。

アート

東京ステーションギャラリー

icon-location-pin 東京ステーションギャラリー, 丸の内
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東京駅に併設する美術館、東京ステーションギャラリーでは、企画展『吉村芳生 超絶技巧を超えて』が開催されている。2013年にこの世を去った吉村は、『六本木クロッシング2007:未来への脈動』(森美術館)に出品された『新聞と自画像』のシリーズで多くの現代アートファンに衝撃を与えた鉛筆画家だ。一見、新聞紙に顔が描かれているように見える同シリーズだが、実は新聞紙そのものも鉛筆で一文字一文字描かれている。晩年になって注目を浴びた吉村の画業の全貌に迫る展覧会となっている。

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Things to do

すみだ北斎美術館

icon-location-pin すみだ北斎美術館, 両国
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豊島区立すみだ北斎美術館の『大江戸グルメと北斎』は、「食」をテーマとした展覧会。本展では、現在の食文化のルーツである江戸時代の人々の食のあり方を、北斎一門の作品を中心とした浮世絵から紹介している。浮世絵だけでなく、江戸時代の料理のレプリカや、当時のレシピなどもまじえて展示を行っている。展覧会で展示する江戸時代の食品のレプリカから、いくつかのメニューを再現したコラボカフェも展開しているので、鑑賞の後は実際に「江戸食」を味わってほしい。

アート

東京国立博物館

icon-location-pin 東京国立博物館, 上野
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上野公園の右手にそびえる東博では、毎年恒例の『博物館に初もうで』が開催され、2019年の干支にちなんで「亥」を題材にした作品などを展示している。長谷川等伯(はせがわ・とうはく)による国宝『松林図屏風』も、2年ぶりに本館で展示。初日の1月2日(火)と1月3日(水)は、和太鼓や獅子舞なども披露され、めでたい新春の空気を味わえるだろう。

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1月3日からオープン

アート

山種美術館

icon-location-pin 山種美術館, 広尾
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恵比寿にある山種美術館では、皇居宮殿の絵画にちなんだ作品を紹介する企画展『【特別展】皇室ゆかりの美術 ―宮殿を彩った日本画家―』が開催されている。皇居宮殿の装飾を手がけた6人の日本画家たちによる同趣向の作品のほか、天皇の手になる書や宮家に伝来した絵巻、皇族から与えられた美術工芸品など、皇室とゆかりの深い作品もあわせて展示する。併設するCafe 椿で和菓子を食べて一服するのも正月らしくていいだろう。

 

Things to do

弥生美術館 竹久夢二美術館

icon-location-pin 弥生美術館 竹久夢二美術館, 根津
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2つの美術館が隣接する、弥生美術館 竹久夢二美術館。弥生美術館では『画業60年還暦祭 バロン吉元☆元年』が、竹久夢二美術館では『竹久夢二 美人画展 ―わたし美人?―』が、それぞれ1月3日(木)からスタートする。鏑木清方や北野恒富といった、弥生美術館所蔵の美人画作品とともに、劇画ブームの第一線で活躍したバロン吉元の作品も楽しんでほしい。レトロな気分に浸りたくなったらおすすめの美術館だ。

ミュージアムショップも見逃さない...

ショッピング

東京のベストミュージアム・ギャラリーショップ

東京には世界最高のショッピングスポットが数多くあることは間違いない。この都市のショッピングシーンのもっともユニークな側面の1つは、美術館やギャラリーなどの中にある素敵なショップだ。ショップ自体がギャラリーの役割を果たしているものさえあり、全国のデザイナーや職人によるユニークな作品が展示され、限定品が売られていることもよくある。都内のミュージアムショップとギャラリーショップを紹介しよう。

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