「世田谷美術館」では、アートディレクターの大貫卓也(1958年〜)と花森安治(1911〜1978年)の仕事に着目した展覧会を開催。本展では近年収蔵した2人が手がけたポスターのほか、グラフィック関連資料を中心に紹介する。広告の価値と可能性を追求してきた2人の広告表現の魅力を探っていくものだ。
世田谷在住の大貫は、批評的な視点で広告業界に衝撃を与えた「としまえん」の仕事で「東京ADC賞」を受賞し、その後数々の話題作を生み出している。表紙画からカット、レイアウトまで全てをこなす花森は、独自の美学を貫き、雑誌『暮しの手帖』の表紙画やカット画などを手がけた。
一見異なるようで共通する2人の表現方法を垣間見ては。