ホテルアンテルーム京都
©Kohei Nawa/Swell-deer/2010-2016/mixed media/courtesy of SANDWICH, Kyoto

泊まれるアートホテル5選

百段階段、蜷川実花、ベルナール・フリズなど

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Time Out editors
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アートはそこから距離をとって見るだけではなく、その中に入って体験するものでもある。私たちが美術館で見ている調度品などを見ても分かるように、アートは住空間と切り離せない存在なのだ。

それは旅先でも同じだろう。アートの中に泊まるのはアートの本義にかなっている。今回はそんな泊まれるアートの中から、コンテンポラリーアートの作家を中心にコラボレーションしたホテルを紹介する。

  • ホテル

2011年に学生寮をコンバージョンしたホテル兼アパートメントで、ギャラリー、レストラン、バーが併設されている。

9室のコンセプトルームは蜷川実花や名和晃平、ヤノベケンジらが手がけており、ほかの客室や共有部分でも「365日アートフェア」というテーマのもと、約80組のアーティストによる購入可能な作品が展示されている。

エントランスからつながっているギャラリー9.5(GALLERY 9.5)では企画展などを随時開催し、バーラウンジでもアートに囲まれながらアルコールを楽しめるなど、アートに囲まれるという点では徹底した姿勢を貫いている。

  • ホテル
  • 墨田区

浅草にある1966年築の倉庫ビルを再生し、コンテンポラリーアートの収蔵庫を併設したリノベーションホテル。コンテンポラリーアートを公開保管しておくアートストレージ(収蔵庫)を併設している点が特徴だ。

1階、地下1階の共用部に用意された計8区画のアートストレージには、コーサク・カネチカ(KOSAKU KANECHIKA)、ナンヅカ(NANZUKA)など六つのギャラリーが入居し、「見せる収蔵庫」として利用している。

各アートストレージは、バーラウンジや、地階の宿泊者専用ラウンジなどに配置され、アルコールを楽し見ながらアート鑑賞も可能だ。アーティストの作品集などを扱う物販コーナーや企画展スペースを設け、アートにまつわるイベントも開催されている。

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  • ホテル
  • 目黒

1928年に芝浦雅叙園として創業し、1931年に現在の目黒に移転するとともに、日本初の総合結婚式場として展開してきた。2017年4月1日からホテルとしてリブランディングした。

宿泊者限定のアートツアーを開催しており、竪山南風の作品やジョサイア・コンドル設計の建築などを間近で見ることができるのは、ほかではできない経験だろう。

「昭和の竜宮城」と称され、1935年に作られた、豪華絢爛(けんらん)な東京都有形文化財『百段階段』も必見。日本文化の贅(ぜい)を尽くしたホテル雅叙園東京で素晴らしいひとときを過ごしてほしい。

  • トラベル

京都市中心部の四条西洞院に建てられた、新築5階建てのアートホテルバリー・マッギー、ベルナール・フリズ、五木田智央など、第一線で活動するコンテンポラリーアートの作家の作品を展示している。

非日常を味わう観光ホテルではなく、アートコレクターのような人々の理想の暮らしを体験するための場所として構想された。キルティングのベッドカバーや部屋ごとに趣の異なるトライポッドチェアなどは海外の職人たちによるハンドメイドで、このホテルのためにデザインされている。

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BnA HOTEL KOENJI CENTER BUILDING
  • 5 5 つ星中
  • ホテル
  • 高円寺

「泊まれるアート」をテーマに、旅行者と日本のアーティストが交流することのできるアートホテルが高円寺駅近くにオープン。「街中にアートルームを鏤めて、高円寺全体をホテルにする」という世界初の試みの第1ステップとしてオープンした施設だ。

施設内にはアーティストがゼロから作り上げた、部屋の形までもが作品に合わせられた部屋と、陽が当たるとカーテンにも部屋と同じ模様が浮かび上がるよう細工がされている部屋の、いずれも抜かりないこだわり抜かれた2つのアートホテルルームをはじめ、チェックインのためのフロントデスクを兼ねたバーや、地下にはDJブースも設置されているギャラリーが設けられている。

地下のギャラリーは、毎月アーティストが10日間ほど泊まり込んで制作した1つのインスタレーション作品として発表する場として利用されるほか、フロントデスクバーは、アーティストが置き場のない作品を持ち込んで、ほかのアーティストの作品と交換してもらえる場としても活用。

施設内すべてがアートにあふれた、アート好きにはたまらない空間だ。ただ素晴らしいアート作品が飾られているだけではなく、まさにアート作品の中に泊まることのできる同ホテル。今後、どのように街中に展開されていくのか楽しみである。

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  • アート

2021年も全国各地の風土に根ざした多くの芸術祭が開催予定だ。本記事では、川俣正や宮永愛子らが参加してコロナ禍からの再スタートを図る北アルプス国際芸術祭 2020 - 2021』家の蔵に眠った「地域の宝」を市内から集める『大蔵ざらえ』などを実施する『奥能登国際芸術祭2020+』など4つを紹介する。

  • アート
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2021年6月1日(火)、東京国立博物館を会場とした『国宝 鳥獣戯画のすべて』展が再開する。同展は緊急事態宣言の影響で休館中となっていた。会期は延長され、6月20日(日)まで、開館時間は8時30分〜20時(入館は閉館の30分前まで)。チケットは事前予約制で、詳細は公式ウェブサイトを参照してほしい。

『鳥獣戯画』は京都府の高山寺が所蔵する『甲巻』『乙巻』『丙巻』『丁巻』の全4巻から成る絵巻物で、制作時期は平安時代〜鎌倉時代とされる。動物や人物を異なる作風で描いた紙葉を貼り継いで絵巻にしており、複数の作者が描いていると考えられている。

鳥獣戯画
『国宝 鳥獣戯画のすべて』会場、東京国立博物館平成館(Photo: Kisa Toyoshima)

展示は3章構成で、第1章ではこの絵巻を全巻展示、4巻の絵巻物をそれぞれ最初から最後まで通して公開されるのは史上初だ。ここでの見どころは、この絵巻で最も有名な『甲巻』だろう。同巻は「動く歩道」に乗って鑑賞することになっており、来場者は全員が間近に作品の細部を堪能できる。線描や紙の質などの違いから異なる作者に帰されており、そうした細部の違いに注意してみると面白いだろう。

鳥獣戯画
動く歩道(Photo: Kisa Toyoshima)

『甲巻』以外の3巻でも、線描の違いなどに見どころが丁寧に説明されている。『乙巻』では前半の実在の動物が躍動感あふれる線描であるのに対し、後半の架空の動物は線の肥痩(ひそう)が小さく、手本を参考にしたのではないかという。

鳥獣戯画
『鳥獣戯画 乙巻』部分(獅子)、平安時代 12世紀 京都 高山寺蔵(Photo: Kisa Toyoshima)

 『丙巻』は鎌倉期の作例とも言われる一方で、前半の人物を描く場面では、人物などの薄い墨線が当初のオリジナルの墨線の上を後代の筆で濃い線がなぞっている。オリジナルの線をもとに判断すれば、この巻が平安時代のほかの作例と共通性を持ち、平安時代にまで制作年をさかのぼらせることもできることが指摘されている。 

鳥獣戯画
『鳥獣戯画 丙巻』部分(双六)、平安〜鎌倉時代 12〜13世紀 京都 高山寺蔵(Photo: Kisa Toyoshima)

『丁巻』は躍動感あふれる線の運びが見どころだ。一見粗放とも思わせる描写だが、振り返る貴人の表情は鎌倉期の似絵(にせえ)をほうふつさせ、描写のコントラストも楽しめる点も面白い。 

鳥獣戯画
『鳥獣戯画 丁巻』部分(振り返る貴人)、鎌倉時代 13世紀 京都 高山寺蔵(Photo: Kisa Toyoshima)

第2章は、前半は現在の絵巻物から分割されたミホミュージアム(MIHO MUSEUM)所蔵の断簡や狩野探幽の『探幽縮図』などを展示。錯簡の多い『鳥獣戯画』の当初の姿や、どのように現在まで伝世してきたかを考えさせる興味深い試みだ。

鳥獣戯画
鳥獣戯画断簡(MIHO MUSEUM本) 平安時代 12世紀 滋賀 MIHO MUSEUM蔵(Photo: Kisa Toyoshima)
鳥獣戯画
『明恵上人坐像』 鎌倉時代 13世紀 京都 高山寺蔵

第3章では、『鳥獣戯画』を所蔵する高山寺と、高山寺を再興した僧、明恵上人など絵巻を取り巻く背景に着目した構成となっている。重要文化財の『明恵上人坐像』は寺外での公開は28年ぶりとなる。NHKの報道によると、今回の展示に先立っての調査で像内に巻物が納入されていることが判明したという。像内の納入物は珍しいことではないが、像の制作年や作者など制作の背景の手がかりとなると思われる。

鳥獣戯画
龍子(たつのこ) 京都 高山寺蔵

ほかにも現存最古のタツノオトシゴの標本などが展示されており、明恵上人が天竺(てんじく)をしのぶ品々の一つとして所有していたと考えられている。包みには「小龍」と書かれており、当時の日本人が異国をどのように想像していたかを考えるのも楽しい。さらに、ミュージアムショップではすみっコぐらしやミッフィーとコラボレーションしたグッズも販売されており、作品ともども見逃せない。

『国宝 鳥獣戯画のすべて』展の詳細はこちら

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  • アート

無料で美術館やギャラリーが東京には一定数ある。今回セレクトするのは、質の高い国内外の作家を紹介する資生堂ギャラリーや明治期洋画の重鎮、黒田清輝の作品を展示する黒田記念館から、目黒寄生虫館やおりがみ会館といった変わり種まで16館だ。

会館時間が変更されている場合もあるので、事前に公式ウェブサイトを確認してから訪れてほしい。

  • アート
  • 公共のアート

無数の美術館やギャラリーが存在し、常に多様な展覧会が開かれている東京。海外の芸術愛好家にとってもアジアトップクラスの目的地だ。しかし、貴重な展示会や美術館は料金がかさんでしまうのも事実。そんなときは、東京の街を散策してみよう。著名な芸術家による傑作が、野外の至る所で鑑賞できる。特におすすめのスポットを紹介していく。

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  • アート
  • アート

2021年4月6日(火)〜6月13日(日)、スイスを拠点に活躍する現代アーティスト、ピピロッティ・リストの展覧会『ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island -あなたの眼はわたしの島-』が京都国立近代美術館で開催される。

 

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