池袋、エスニックの名店7選

池袋は実はエスニックの激戦区、タイやベトナム料理の名店がそろう

作成者: Yoko Asano |
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フォーベト レストラン

タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 池袋、エスニックの名店7選

テキスト:浅野陽子(フードライター)

暑い夏になると、特に食べたくなるアジアンエスニック。パクチーやグリーンカレーが大好き、という人も急増し、ハーブが香る独特のスパイシーな味わいは、日本でも近年、確実に市民権を得た。

東京には数えきれないほどのタイやベトナム料理の店があるが、実は池袋駅周辺は特に名店が集まる、都内有数のエスニック激戦区だ。駅ナカで大人気のタイ屋台料理店に、タイ国政府から「本場の味を再現している」と正式認定を受けた店、2019年に上陸したばかりのベトナムフォーの老舗店、ハラル認定のマレーシア料理専門店など……。いずれも池袋駅から徒歩5分圏内なのも便利。ここでは、エスニック好きが気軽に足を運べる、7つの店を紹介する。

レストラン, タイ料理

タイストリートフードバイクルンサイアム

icon-location-pin 池袋

池袋駅直結、駅構内地下のレストラン街、イケチカダイニングにあるタイ料理店。池袋西口地下の、東武百貨店や東京メトロ東武東上線の北改札に向かって行けば見つけやすい。日本人が好きなタイの定番メニューを、屋台風の空間でリーズナブルに提供する。『パッ・タイ(エビ入り焼きビーフン)』『ガイ・パット・バイガバオ・ラート・カオ(鶏ひき肉のバジル炒め)』『カオソイ(チェンマイカレーラーメン)』など、料理の味付けはやや甘めで、タイ料理が苦手な人も食べやすい。 高評価のエスニック料理店が多い池袋で、とても人気がある店だ。明るくオープンな店内で、キビキビした接客も心地よく、11時から夜の23時まで通し営業している。駅ナカで、仕事の途中にパッと美味しい食事を摂りたい時に非常に便利だ。昼12時から混み出すので、ピークは外して。

レストラン, タイ料理

ジャスミンタイレストラン 西武池袋店

icon-location-pin 池袋

西武池袋本店8階のレストラン街にあるタイ料理店。「日本にいながら本場のタイ料理を味わえるレストラン」として本国政府に認められた、タイ国商務省認定レストランでもある。ジャスミンタイレストラン 六本木本店をはじめとして、都内に複数の店舗を構える。池袋は近年の観光地化で飲食店が急増し、さらにエスニック料理は激戦区となっているが、この池袋店は2013年の開業から変わらず強い人気を誇っている。屋台感を強く打ち出したタイ料理店が多い中で、ジャスミンタイレストランのカラーは高級路線だ。『カオマンガイ(タイチキンライス)』『グリーンカレー』『タイスキラーメン』『ガパオ(鶏肉のバジル炒めライス)』『蟹のカレー炒め(ソフトシェフクラブ)』など日本人好みの定番メニューを提供。ランチは1,200〜1,400円と少々高額だが、インテリアにタイを感じるゆったりしたサロンのような内観と、丁寧な接客で30代以上の女性客を中心に支持されている。雰囲気、料理の味わいがともに良く、西武池袋本店でのショッピングの後はもちろん、女性同士の集まりやランチにもぴったりの店だ。ランチタイムは11時台から混み出すので、ピークタイムは外したい。テキスト:浅野 陽子(フードライター)

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レストラン, ベトナム料理

サイゴン レストラン

icon-location-pin 池袋

池袋駅東口から徒歩4〜5分、雑居ビルの3階に入るベトナム料理店。初めて訪れる時は、本当にここにレストランがあるのかと不安になるロケーションだが、勇気を出して3階に上がるとオリエンタルな雰囲気の、居心地の良い空間が広がっている。 定番の『生春巻き』や『パパイヤサラダ』をはじめ、同店名物の『あみあみ揚げ春巻き』や牛肉、鶏肉、海鮮の各種フォーを楽しめる。全体的に塩加減や風味がとてもマイルドで食べやすく、さっぱりした味わいだが、不思議と後を引く。また、どのメニューも野菜がたっぷり取れるのが特徴的だ。 見つけにくい外観ながら、近所の会社員やエスニック好きの女性客を中心に大人気で、「都内のベトナム料理店で一番うまい」という客もいるほど。2016年、2017年にミシュラン ビブグルマンを連続で獲得している。ベトナム料理を食べたことがない人、エスニック全般が苦手な人も、一度訪れてほしい店。 テキスト:浅野 陽子(フードライター)

レストラン, ベトナム料理

フォーティン トーキョー

icon-location-pin 池袋

ベトナム発の人気フォー店、フォーティン(Pho Thin)の世界進出1号店。池袋サンシャイン60通り近く、池袋駅東口から徒歩4分の地下1階に、2019年3月にオープンした。 現地(ベトナムのハノイ)の1号店は創業45年の老舗だ。あっさりした味ながら一度食べると病みつきなると大人気。小さな店ながら1日2500人が来店し、トリップアドバイザーでも高評価が付いている。人気店ながら、国外はおろかベトナムでもチェーンなどは一切なく、45年間門外不出の味だった。 メニューは、『牛肉のフォー(フォーボー)』のみ(キッズ用の同メニューもある)。この池袋の2号店の味も本国のオーナー、ティン(Thin)が開業前に2回来日し、素材やレシピを厳密にチェックした上で提供しているという。牛肉や豚骨を煮込んだというスープは確かに濃厚。もちもちの米麺、具材の牛肉やネギ、パクチーとも非常に調和している。客席に完備されている、ライムや調味料を使って自分好みの味にするのが同店のシステムだ。ライムは淡白ながら、味わいがガラッと変わるのでぜひ試してほしい。 開店当初よりは客足も落ち着いたそうだが、開店(11時)前の10時台から平日でも行列ができ始める。11時30分までに来店すれば、待たずに1巡目に入れるだろう。 テキスト:浅野 陽子(フードライター)

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レストラン, ベトナム料理

フォーベト レストラン

icon-location-pin 池袋

池袋西口近くにあるベトナム料理専門店。雑居ビルの4階にあり、初めてだとわかりづらい場所だが、昼時は近隣の会社員でにぎわっている。ランチは鶏肉、牛肉、海鮮、豚肉から選ぶ好みの具材入りのフォーと、揚げ春巻き(または生春巻き)、ベトナムコーヒーのセットを830円で提供している。ベトナムコーヒーはとても濃厚。練乳を入れる飲み方も新鮮で、コーヒー好きは一度は飲んでおきたい。 夜は『青いパパイヤのサラダ』『ベトナム風お好み焼き』『海老のタマリンドソース炒め』などの一品料理と、ベトナムビールやベトナム焼酎が楽しめる。 同店のシェフは、かつてクリントン大統領が2000年にベトナムを訪問した際、料理を担当したフォアン ヴァン ハンが務めている。料理はどれも食べやすい。また、マイルドながらうま味が強く、あと引く味だ。これが800円台のセットで食べられるならリーズナブルで、人気が出るのもわかる。ランチは13時以降入店すると、830円からさらに100円引きになるため、それを狙ってやって来る客で混んでいる。確実に入りたいなら、早めの11時台が良いだろう。テキスト:浅野 陽子(フードライター)

レストラン, マレーシア料理

マレーチャン1

icon-location-pin 池袋

池袋西口公園近くにあるマレーシア料理の専門店。マレーシア人の多くを占めるムスリム(イスラム教信者)でも安心して食事ができるように、豚肉を排除した「ハラル料理」を提供するハラル認定レストランでもある。ナシゴレン、ココナッツチキンカレー、ロティジャラ、海南チキンライスといった定番料理はもちろん、店主が同国を旅するたびに新しい味を発見し、次々と加えられたメニューは、今や140品以上。現地屋台のテイストを忠実に再現したその味は、マレーシアを訪ねたことがある人なら、きっと懐かしさを覚えるだろう。マレーシアだけでなく、サウジアラビア、スリランカ、インドネシア、カタールなど、イスラム圏からの留学生やビジネスマン、観光客が増え続けるなか、都内の貴重なハラル料理店として愛され、ケータリングやデリバリーの注文も年々増加しているという。ベジタリアンや食物アレルギーを持った客にもできるかぎり対応してくれるのが嬉しいポイントだ。 関連記事『池袋でしかできない50のこと』

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レストラン

アガリコ オリエンタルビストロ

icon-location-pin 池袋

池袋西口から徒歩3分。ラブホテルが連なる足を踏み入れづらいエリアにありながら、20〜30代の女性客を中心にリピーターが絶えず、2011年のオープン以来、圧倒的な人気を誇るビストロだ。 「オリエンタルビストロ」と店名に付く通り、生春巻きやパッタイ、ガパオなどアジアンテイストの料理が並び、ワインとともに楽しめる。またメニューに野菜がたっぷり使われているのも特徴。産地と生産者にもこだわり、国内の厳選した契約農家から取り寄せている。 ドリンクは『シンハービール』やインドネシアの『ビンタン』などアジアのビールもそろえるが、客のほとんどが注文するのがワインだ。ワインリストには、ボトルでも3,000円前後のリーズナブルなものが多く、つまみと合わせて気軽に注文できるのも店の魅力となっている。特に、グラスのふちギリギリまで注ぐ、『こぼれスパークリング』(500円)は名物。 女子会や、気楽なデートにもぜひ利用したい店だ。 テキスト:浅野 陽子(フードライター)

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池袋でしかできない50のこと

JR東日本によると、池袋は2014年度の駅別乗車人員数ランキングで、最多の新宿に次ぐ数を記録した。周辺には大学もあり、私鉄も多く乗り入れる主要駅だ。さらにこの街には、老舗メイドカフェや『ニコニコ動画』のスピンオフ施設ニコニコ本社、ペンギンバーなど日本のサブカルチャーを発信する店が数多く点在しており、文化のハブの役割も果たしている。

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東京でタイに行きたくなる10のこと

微笑みの国、タイ。敬虔(けいけん)な仏教徒が多く、徳と善を重んじる人々が暮らすこの国は、東南アジアでも人気のデスティネーションだ。活気のある首都バンコクのほか、プーケットやサムイ島のようなリゾート、アユタヤやスコータイのように遺跡が残る都市など、様々な表情を持つ。南部と北部でも文化は異なり、食も多彩だ。東京にもタイの雰囲気を味わえ、実際にタイに旅に出たくなるような名店が多数存在する。ここでは都内であなたの「タイレベル」を上げる10のことを紹介する。

Yoko Asano

フードライター。食限定の取材歴20年、『dancyu』『おとなの週末』『ELLE a table(現・ELLE gourmet)』『AERA』『日経MJ』『近代食堂』など食の専門誌を中心に、レストランや料理人への取材多数。テレビのグルメ番組への出演実績もある。『NIKKEI STYLE』(日本経済新聞社)の人気コーナー『話題のこの店この味』で毎月コラム連載中。
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