東京、ベストラーメン2018

手打ち麺、煮干し、麻婆麺、ラーメンで振り返る2018年

中華蕎麦にし乃
作成者: Miroku Hina |
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監修:メンチャック

2019年も、進化が止まらない東京のラーメンシーン。今年は特に、注目の新店が次々とオープンした「当たり年」だとも言われている。毎年恒例の人気企画、「タイムアウト東京」が選ぶその年のベストラーメン。今年は、鴨肉や貝、エビなどの一風変わった具材が光るラーメン店から、定番の担々麺まで、バラエティ豊かな顔ぶれが揃った。中でも躍進が目立ったのは、麺にもこだわりを詰め込んだ、手打ち麺の店。本特集でも、3軒を掲載しているので、訪問した際は、もっちりとした手打ちならでは食感を、ぜひ味わってほしい。そのほか、麻婆麺や、担々麺などのスパイス系ラーメンも、昨年に引き続き大好評。今年開店した人気店の中でも、3軒を厳選した。

ラーメンハンターが選ぶ、今年注目の20軒。オープンから数ヶ月を経ても、行列必至の強豪店もたっぷり含まれている。ぜひチェックを。

レストラン, ラーメン

SHIBIRE-NOODLES 蝋燭屋

icon-location-pin 銀座

銀座駅から徒歩3分。銀座らしいシックな内装で味わえるのは、元中華料理人の店主がふるまう、刺激たっぷりの一杯。一番人気は、中華料理で使用される山椒のようなスパイス、花椒(ほあじゃお)が具材にまでたっぷりと混ぜ込まれた『麻婆麺(まーぼーめん)』(1000円)だ。辛さは「薄辛」「普辛」「倍辛」の3段階から選べるが、「普辛」でも充分な辛みとしびれが感じられる。辛いだけではなく、スープの旨味がしっかりしており、そのバランス感の良さは、都内で食べられる麻婆麺の中でも髄一。卓上に用意されているぶどう山椒オイルを加えれば、一層華やかな香りになり、最後の一口まで堪能できるだろう。 

レストラン, ラーメン

中華蕎麦 にし乃

icon-location-pin 本郷

本郷三丁目にある、端正な佇まいの店舗。2018年2月のオープンながら、既にミシュランガイドにも掲載され、昼時には行列必須の人気店となった。 まず食べてほしいのは、定番の『中華そば』(750円)。黄金色のスープに、なると、ほうれん草、低温調理のチャシューと、中華そばの王道とも言えるシンプルな具材が乗せられ、丼全体に品の良さが漂う。澄み切った清湯(チンタン)スープは、油の旨味の中にも、煮干しの風味がフワリと香り、料亭で出てきそうな繊細さまで感じられ、何杯でも飲んでしまいたくなる優しい味わいだ。喉越しのよい細麺との一体感も見事だ。ラーメンに付く、肉汁たっぷりのワンタンも絶品だ。

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レストラン, ラーメン

純手打ち だるま

icon-location-pin 杉並区

中野富士見町駅から、徒歩1分の便利な立地にある。店名の通り、すべて店内で手作りされた「純手打ち麺」が人気の店だ。入り口の横にある製麺室で毎日、麺がこねられている。麺は手切りし、手もみで仕上げた縮れ麺。不揃いだがこれがスープによくからむ。柔らかくプリプリした食感も実に心地よい。スープは鶏ダシがベース。旨味がていねいに抽出された中に魚介の風味がプラスされている。麺と具材を含め全体がバランスよくまとまっている一杯だ。麺の大盛りが同料金なのも嬉しいポイントだ。 一杯ずつ手間を惜しまずに作るため、数量限定で提供し、麺の売り切れ次第で閉店になる。早い時間帯の来店がベストだ。

レストラン, ラーメン

らーめん まいかぐら

icon-location-pin 千歳船橋

世田谷区の千歳船橋駅から徒歩6分。閑静な住宅街の中にあり、一見目立たない店構えながら、ひとつひとつのメニューに対する細やかなこだわりが光り、開業1年を待たずに繁盛店となった。ラーメンは、鶏肉の旨味とさっぱりした醤油のキレが絶妙の、『醤油らーめん』と、白濁したまろやかなスープで食べる『鶏白湯麺』のほか、それぞれのアレンジ版を提供。定番人気は『味玉醤油ラーメン』だが、『鶏白湯麺』も濃厚なスープが、食感のよい麺と合わせて食べ飽きないと評判だ。鴨ロース肉入りの『贅沢鴨ロースの醤油ラーメン』や『白トリュフオイル香る鶏白湯麺』など、ここにしかないユニークなメニューも見逃せない。

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レストラン, ラーメン

トンボ

icon-location-pin 吉祥寺

吉祥寺駅から歩くこと約13分。ラインナップは『醤油の旨味ソバ』(830円)、『汐の旨味ソバ』(830円)、『つけソバ』(880円)、『まぜソバ』(700円)と豊富だが、どれを選んでも最高クオリティの一杯が運ばれてくる。 同店の看板メニュー、『醤油の旨味ソバ』のスープは豚骨、鶏ガラ、魚介の旨味が詰まったトリプル使いだ。各素材の使い方に無駄ものは一つとしてなく、とてもシンプルで優しい味わい。ひと口食べると「絶妙」の一言だ。そのほか、和風ダシが美味しい『つけソバ』や、武蔵野流の油そばにアレンジを加えた『まぜソバ』なども、ぜひ食べて欲しい一杯だ。

レストラン, ラーメン

中華そば 満鶏軒

icon-location-pin 錦糸町

錦糸町駅から徒歩5分。2018年4月に開店し、合鴨を丸ごと使用した鴨ラーメンを提供している。看板メニューの『鴨中華そば(塩)』(850円~)は、鴨と水だけで作られた輝くような鴨清湯(ちんたん)スープが特徴。味付けは岩塩と、フォアグラ油を一滴たらすのみ。鴨の旨味が十分に引き出されたスープと、直球のストレート麺がマッチしている。低温調理により、しっかりとした弾力が感じられる鴨肉のチャーシューも絶品で、味玉は、とろけ過ぎない優しい味わい。鴨肉の旨味を存分に活かした一杯に仕上がっている。そのほか、フォアグラを贅沢に盛り付けた『フォアグラ油そば』なども、ここにしかない一品だ。  

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ののくら

icon-location-pin 葛飾区

亀有駅南口から徒歩4分。人気ラーメン店が多数出店している激戦区の亀有に、2017年12月にオープンし、新鋭ながら、すぐに行列店の仲間入りを果たした名店だ。 メニューは『中華そば』の醤油と塩(750円~)があるが、おすすめは『醤油』だ。一口スープを飲めば、複数の味が口内を攻め立て、混ざり合う。煮干や昆布、鰹節など複数の素材からとった魚介出汁と鶏がらの出汁に、醤油ダレが加わり、絶品だ。 麺は自家製で、加水率の高い超多加水麺を使用。モチモチでしっかりと味を吸い込む。そのほかの具材も、歯切れの良い鶏チャーシューや、味が前に出過ぎない味玉など、どれをとっても、丁寧に作りこまれている。

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江戸前つけ麺 銀座魄瑛

icon-location-pin 銀座

東銀座駅から徒歩3分の、ビル2階にある銀座魄瑛(はくえい)。朱色のカウンターが据えられた店内には、高級な雰囲気が漂い、メニューも「つけ麺」の想像の域を超えた、豪華さが話題だ。看板メニューは、和牛ロース、鴨ロース、豚肩ロースの3種のチャーシューに、トリュフまでもが贅沢にトッピングされた特製つけ麺に加え、カニ味噌やカプレーゼなどが盛られた豪華絢爛な3つの器が並ぶ『銀座プレミアム盛り』(2500円)。つけ麺の、青森県産地鶏のコクと、江戸前シジミの旨味が濃縮されたスープは絶品だ。もっちりとした中太麺も、よく味を吸い込む。残ったつけ汁は、特製スープで割り、最後まで堪能したい。

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レストラン, ラーメン

らーめん飛粋

icon-location-pin 蒲田

蒲田駅の東口から徒歩3分。店構えは上品な小料理屋のようだが、2018年2月のオープン以来、一躍人気店となった家系ラーメン店だ。家系とはいえ、ただの豚骨醤油スープではない。豚肉と鶏肉をしっかりと炊き出した、旨味たっぷりのクリーミーなスープが特徴だ。定番の『らーめん』(700円)は、濃厚でありながらもくどすぎず、しっかりとダシの味が感じられる。ネクスト家系とも言える味わいは、炊き出しに時間を惜しまない、店主の丁寧な仕事の賜物だろう。燻製チャーシューは、肉の脂身の加減や柔らかさが絶妙の歯ごたえ。新規店の台頭が続く蒲田エリアの中でも、ひときわ存在感を放つ一杯を、ぜひ堪能してほしい。

レストラン, ラーメン

亀戸煮干中華蕎麦つきひ

icon-location-pin 亀戸

亀戸駅から徒歩3分。2018年1月にオープンし、すでに、講談社の主催する「TRYラーメン大賞新人賞」の「煮干し部門」で2位を受賞する実力を見せつけた一軒。こだわりのチャーシューが合計6枚も盛られた『チャーシュー中華そば』(1000円)は、提供された瞬間、チャーシューがどんと乗った見た目に心が踊る。スープは、煮干し由来のコクの深さに、華やかな香りが広がり、あっさりしていながらも、煮干しの適度な塩気と苦味を感じられる奥深い味わい。固めの細麺や、どこまでもしっとり柔らかいチャーシューとの相性も抜群だ。そのほか、『濃厚中華そば』も、ドロっとしたスープが芳醇かつ複雑な味わいで、ファンが多い。

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東京、二郎インスパイア系ラーメン20選

「ニンニク入れますか?」このコールを聞いただけで、胸が躍る……。 マニアの間では「二郎とはラーメンではなく、二郎という食べ物である」と囁かれるほどで、この味わいに魅せられた人は後を絶たない。とはいえ、昨今ではこうした店があまりにも増え、乱立しすぎた感も否めない。そこで、ラーメンハンターが、時間をかけて厳選したイチ押しの20軒を紹介する。

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