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日本最大、洋酒の祭典「東京バーショー」に1万3500人が来場、その理由とは

日本最大、洋酒の祭典「東京バーショー」に1万3500人が来場、その理由とは

テキスト:たまさぶろ
写真:豊嶋希沙

めくるめくスピリッツとカクテルの祭典へ、ようこそ。

年に一度開催される洋酒の祭典『東京インターナショナルバーショー』が5月11、12日に、東京ドームシティ プリズムホールで行われた。過去最多の1万3500人が詰めかけ、令和初開催も大盛況のうちにその幕を閉じた。2012年に東京ミッドタウン六本木で初めて開催された同イベントはこれが8回目。全国から愛飲家を集める一大イベントへと成長した。主催は、一般財団法人カクテル文化振興会だ

イベントには、洋酒メーカー、インポーター、食器メーカー、バーテンダーなどが日本のみならず世界から集う。昨年から「ウイスキー・ライブ」との共催が外れたものの、昨今のジャパニーズ ウイスキーの人気にも後押しされ、今年もウイスキー ラバーが押しかけた。

それもそのはず。ウイスキー好きにとっては「神」とも思われる存在、「チーフ」や「マスター」の肩書きを持つブレンダー(ウイスキーのブレンド責任者)が各メジャーメーカーからやって来るのだ。「マスタークラス」と呼ばれるセミナーでは、サントリーの福輿伸二チーフブレンダーやニッカウヰスキーの佐久間正チーフブレンダーが登壇、そのポリシーや哲学に触れることができる上に、会場で見かけては個別に質問するなど、年に一度の僥倖(ぎょうこう)さえ与えられる。

2019年4月より数量限定発売された『SUNTORY WORLD WHISKY 碧Ao』。福與がブレンドを担当した

グレンドロナック、ベンリアック、グレングラッサ、3蒸溜所のグローバルブランドアンバサダー、スチュワート・ブキャナン

ウイスキーだけではなく、近年注目を集めるクラフト ディスティラリーからも製造責任者が来場。日本の著名バーテンダーのみならず、世界から「レジェンド」とされるバーテンダーまでが来日。自ら海外のバーに足を運ばなければ、口にすることができないカクテルはもちろん、各種コンペティションで優勝したバーテンダーの珠玉の一杯が、限定カクテルとして振る舞われた。

カクテルレシピ本『シューマンズ バー ブック』の著者で伝説のバーテンダーと呼ばれる、チャールズ・シューマン

このイベント、入場料を支払えば、会場のほとんどのお酒は無償。一部、高級ウイスキーや高価なカクテルは、会場で販売されているバウチャーを購入。求められる枚数のバウチャーを渡すことで、至福の一杯にありつける。

初日には「美しすぎるバーテンダー」としてメディア出演も多い富田晶子のフレアショー、2日目には、麗しきバーテンダーたちが腕を競う『なでしこカップ』が例年どおり開催。今年は台湾から参加したバーテンダーもおり、会場に花を添えた。今回、その頂きに立ったのはスタアバーの大谷みゆ。昨今、麗しきバーテンダーたちの登竜門となっているだけに、大谷は今後さらなる活躍が期待される。

かつてイーグルスが「1969年からスピリッツは取り扱っていない」と名曲『ホテル・カリフォルニア』の中で歌い上げていた。しかし、21世紀の日本には、魅力あるスピリッツがあふれているのだった。

東京インターナショナルバーショー』の公式サイトはこちら

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