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Tokyo National Museum
東京国立博物館外観

オンラインで作品の見どころが学べる展示10選

外出できないとき、見逃したとき、展示に行けなくても見どころをフォローしてくれる展示をセレクト

作成者: Time Out editors
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外出が制限されて不便を感じる向きも多い中、一部の美術館は展覧会を延期していても、その見どころの一部をウェブやSNSで教えてくれる。今回は、東京都現代美術館の「カディスト・アート・ファウンデーションとの共同企画展 もつれるものたち」展、資生堂ギャラリーの『ミン・ウォン展 私の中の私』、東京都写真美術館の『写真とファッション』展、国立西洋美術館の『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』や東京国立近代美術館の『ピーター・ドイグ展』、東京都現代美術館の『オラファー・エリアソン』などを取り上げる。

普段、作品を自分の持ち合わせを動員して鑑賞している。プロフェッショナルの学識と鑑識眼は私たちのそれとそう違うものではないかもしれないが、確かに新たな知見と見方を教えてくれる。見方が変わると世界観も変わるものだ。ぜひチェックしてみよう。

オラファー・エリアソン ときに川は橋となる

アート 東京都現代美術館, 清澄

アートを介したサステナブルな世界の実現に向けた試みで、国際的に高い評価を得ているアイスランド系デンマーク人アーティスト、オラファー・エリアソンの個展。

植物や木を用いたインスタレーションをはじめ、光と幾何学に対する長年の関心が反映された彫刻、写真のシリーズ、ドローイングと水彩画、公共空間への介入をめぐる作品など、国内初公開となる作品の数々が展示される。 注目は、鑑賞者の目の前に虹を再現する初期の代表作『ビューティー』をはじめとする体験型作品や大規模なインスタレーション。エリアソンが幼少期に多くの時間を過ごしたアイスランドの自然現象を長年にわたり撮り貯めた『溶ける氷河のシリーズ 1999/2019』は、過去20年間の氷河の後退を体感させるものとなっている。地球をも超えて宇宙の脈動が感じられるだろう。

美術館の公式サイト上では、展示会場内での主な作品とスタジオ・オラファー・エリアソンによる特設サイトが紹介されている。特設サイトは英語のみだが、理解を深めるのにとても役立つ。

なお、エリアソンは、4月22日のアースデイに合わせてサーペンタインギャラリーの気候変動へ警鐘を鳴らす『Back to Earth』プロジェクトの一環として『Earth Perspective』を公開した。

9つのパターンの動画が用意され、それぞれオレンジとピンクの配色の地球上のある場所にドットが打たれている。地球の像を10秒間凝視し続け、地球が消えるとともに目を別の場所へ移すと補色効果で地球の残像が生じる。

この作品の意図は、多様な世界観の共存について考えさせることにあり、その意味で鑑賞者が残像を通して別の世界の眺めを自身で画面に投影するという仕組みなのだ。このドットは、危機に瀕しているグレートバリアリーフや世界で初めて『自然の権利』を認めたエクアドルなどに置かれている。

イメージや動画を無料でダウンロードすることも可能。詳細は、サーペンタインギャラリーの公式サイトやエリアソンの公式サイトから視聴できる。

カディスト・アート・ファウンデーションとの共同企画展 もつれるものたち

アート 東京都現代美術館, 清澄

※新型コロナウイルスの流行により、本イベントは開催延期となりました(5月6日まで) パフォーマンス、映像、インスタレーション、写真、彫刻という表現メディアを超えて、今世界で注目されている12組のアーティストたちが集う国際美術展が、東京都現代美術館で開催。 木、種、化石、道具や本など、日々の暮らしとは切り離せない「もの」を巡る多角的な考察から、現代社会を見つめ直した作品群が展示される。 『ドクメンタ14』や昨年の『リヨン・ビエンナーレ』で取り上げられたデイル・ハーディング、展覧会のみならず各国の映画祭でも注目されているジュマナ・マナ、2018年にフリーズ・アーティスト・アワードを受賞したカプワニ・キワンガら、多数の才能ある若手アーティストが日本で初めて紹介される機会としても見逃せない。

美術館の公式サイト上で展示風景や参加アーティストの紹介を閲覧できる。

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Shiseido Gallery
Shiseido Gallery
Naoya Hatakeyama

資生堂ギャラリー

アート 銀座

資生堂によって運営されている美術館。銀座メゾンエルメス(Ginza Maison Hermès)と同様、営利目的というよりは芸術性の高い本格的な美術館。中村政人やローマン・シグネールなど、世界各国の現代アーティストの個展やグループ展、また、時にはマン・レイのようなアーティストの回帰展やファッション関連の展示なども開催している。リカルド・ボフィル設計の資生堂本社の地下にある。

現在公式サイトでは、過去の展覧会の動画を閲覧できる。『ミン・ウォン展 私の中の私』や『Las Meninas renacen de noche 森村泰昌展 ベラスケス頌:侍女たちは夜に甦る』なども数多くのコンテンツがアップされており、いつまでも見飽きない。

ポーラ美術館

ミュージアム アート&デザイン 箱根

印象派などの西洋絵画を中心に、1万点を収蔵する美術館。ガラスをふんだんに使った建築で、差し込む光や豊かな緑を感じながらアート観賞を楽しめる。施設内には、2013年にオープンした遊歩道もある。遊歩道の全長は670メートルで、散策所要時間は20分ほど。四季を通じて訪れる野鳥のさえずりを聞きながら緑の中を歩けば、疲れ切った心も休まることだろう。時折、小動物も姿を見せるそうで、散歩途中に出合えたらラッキーだ。

YouTube上で、過去の展覧会の紹介動画を閲覧できる。

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東洋文庫ミュージアム

ミュージアム 駒込

アジア全域の歴史と文化に関する東洋学の専門図書館ならびに研究所を持つ、東洋文庫によるミュージアム。100万冊以上に及ぶ蔵書の情報や、東洋文庫の創設者である岩崎久彌が北京駐在のオーストラリア人G. E. モリソン博士から書籍・絵画・冊子等約2万4000点をまとめて購入したモリソンコレクション、司馬遷の『史記』が展示されいてる国宝の間など、たくさんの施設が。SFX技術を使用した展示など、見所は多い。

ニコニコ生放送で、現在休館中の展示『大清帝国』展の見どころを同館学芸員とライター・エディターの橋下麻里とともに巡ることができる。

ロンドン・ナショナル・ギャラリー展

アート 絵画 国立西洋美術館, 上野

世界屈指の美の殿堂「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」が日本初上陸。200年近い歴史の中で、英国外で一切所蔵作品展を開催してこなかったコレクションがついに日本で公開される。作品は西洋絵画に特化。中でもゴッホの代表作である「ひまわり」は日本初公開の目玉だ。ほかにもモネ「睡蓮の池」、フェルメール、ベラスケス、ターナーなどイタリア・ルネサンスからポスト印象派の名だたる傑作が約60点。全作が初来日となる史上初の歴史的な展覧会だ。

YouTube上で、国立西洋美術館の学芸員が、レンブラント『34歳の自画像』に込められた意味など展示構成にしたがって、各章ごとに作品一点を解説してくれる。    

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ピーター・ドイグ展
ピーター・ドイグ展
《ガストホーフ・ツァ・ムルデンタールシュペレ》 2000-02年、油彩・キャンバス、196×296cm、シカゴ美術館 ©Peter Doig. All rights reserved, DACS & JASPAR 2019 C2966

ピーター・ドイグ展

アート 東京国立近代美術館, 竹橋

イギリスが誇る現代の画家の中の画家、ピーター・ドイグの日本初となる展覧会が東京国立近代美術館で開催。初期作から最新作までが紹介される。 ピーター・ドイグはゴーギャン、ゴッホ、マティス、ムンクといった近代画家の作風を受け継ぎながら、映画のワンシーンや広告グラフィックなど多様なイメージと組み合わせ、ロマンティックかつミステリアスな風景を描くアーティストだ。その豊かな風景描写は日本のニセコのスキー場にまで至る。

ニコニコ生放送を通してアーティストの五月女哲平やキュレーターらが作品について語り合う。実際に訪れても、知らないとなかなか注目できない大型作品の細部などを映してくれるのも嬉しい。ミュージアムショップで同展のグッズなども紹介している。

Tokyo National Museum
Tokyo National Museum
東京国立博物館外観

東京国立博物館

ミュージアム 上野

日本最古にして最大の博物館で11万件以上を所蔵している東京国立博物館。。正面の建物が1938年建立の本館で、日本美術と骨董品を常設展示。25部屋あり、定期的に絵画、陶器、刀、着物、彫刻などを入れ替わり展示をしている。 

現在休館中なのだが、YouTube上では作品を解説してくれるプログラムが楽しめる。現在は2月15日の釈迦の命日にちなみ、展本館3室で展示の『仏涅槃図』2作品の比較と、4月5日まで国宝室で展示予定の国宝『十六羅漢像(第二尊者・第十四尊者)』を取り上げている。

最新アートニュースを読むなら

Carlos Amorales mask
Photograph: Iris Duvekot

世界の美術館のアートマスク9選

ニュース アート

ミュージアムショップの定番商品といえば、キーホルダー、傘、くねくね鉛筆だが、最近加わった新しい必需品が飛ぶように売れている。そう、再利用可能なマスクだ。 ロンドンのテート・モダンやニューヨークのメトロポリタン美術館では、コレクションから選んだ有名作品をデザインしたマスクを販売。ロサンゼルスやマドリッド、アムステルダムなどの美術館にもオリジナルマスクがある。 すべての国が屋内公共空間でのマスク着用を必須にしているわけではないが、ほとんどが推奨している。その状況を考えると、各美術館がマスクを売るのは非常に賢明な(そして、利益を生む可能性が高い)アクションだろう。 多くの美術館は、マスクの販売を運営資金を早急に調達する手段の一つとして捉えているようだ。ウィーンのクリムト・ヴィラでは、すでに6000枚の売り上げを記録。また、慈善事業のための資金調達の機会としてマスクを販売している美術館もある。例えば、アムステルダム市立美術館はカルロス・アモラレスが多用する蛾(ガ)をデザインしたマスクを販売し、その利益はメキシコのストリートワーカー向けのマスク作りに使っている。 口元をスタイリッシュにしたい? ここでは、世界中の人気美術館のミュージアムショップで発売されているアートなマスクを紹介しよう。 ジョン・シンガー・サージェント (テート・モダン、ロンドン)   Photograph: Tate   アーノルド・イーグル(写真上)、アドルフ・デーン(写真下)(メトロポリタン美術館、ニューヨーク)   Photograph: Metropolitan Museum of Art   レンブラント(アムステルダム国立美術館、アムステルダム)     Photograph: Rijksmuseum   クリムトにインスピレーションを得て、彼のひ孫がデザインした手作りマスク(クリムト・ヴィラ、ウィーン)   Photograph: Klimt Villa   ヒエロニムス・ボス(プラド美術館、マドリード)   Photograph: Prado   エルザ・サザーランド(ロサンゼルスカウンティー美術館、ロサンゼルス)   Photograph: LA County Museum of Art   カルロス・アモラレス(アムステルダム市立美術館、アムステルダム)   Photograph: Iris Duvekot   サイケデリックな楕円形のマスク(グッゲンハイム美術館、ビルバオ)   Photograph: Guggenheim   ゴッホ(ナショナル・ギャラリー、ロンドン)   Photograph: National Gallery   原文はこちら 関連記事 『違反には罰金も、イギリスがスーパーなどでマスク着用を義務化へ』 『デザインミュージアムが7月末に再開、クラフトワークらの展示も』 『ヘアカット時に便利な顔にくっつくマスクが登場』 『ニューヨークの地下鉄駅にPPE自動販売機が登場』 『ポストコロナに対応した「新しい旅のエチケット」が発表』

サントリー美術館
画面手前に深見陶治の作品

リニューアルオープンしたサントリー美術館に行くべき3のこと

ニュース アート

2020年7月22日、新型コロナウイルス感染症で休館し、緊急事態宣言解除後も改修工事が未着手の箇所があったために再開を延期していたサントリー美術館がリニューアルオープン、開館記念展『ART in LIFE, LIFE and BEAUTY』を開催した。今回の改修は、同館が2007年に現在の六本木に移転後、初の大規模な改修でもある。本記事ではリニューアルしたポイントや展覧会の見どころを紹介していく。 隈研吾設計のエントランス 今回の改修は機能面が中心であり、外観や建物の導線などに目立った変化はない。その中で特筆されるのはエントランスの全面リニューアルであろう。同館を設計した隈研吾建築都市設計事務所が監修、「和の素材を使用したぬくもりのある空間にマッチする洗練されたデザイン」をコンセプトとしたという。特に隈研吾本人による「水」を想起させる新しいカウンターのデザインが印象的だ。照明もLEDに変更されている。   照明は高演色LEDに変更、自然光のような展示が可能に   コレクションの名品を堪能する 展覧会の構成は「第1章 第1節 装い:浮線綾螺鈿蒔絵手箱と化粧道具」〜「第3章 第2節 異国趣味の意匠(デザイン)」の7つに分かれており、それぞれが充実した展示内容となっている。   画面右側に『浮線綾蒔絵手箱』   会場を入ると、まず深見陶治の『遥カノ景〈空ヘ〉』が出迎えてくれる。その奥には、同館が誇る鎌倉時代の蒔絵箱の名品『浮線綾螺鈿蒔絵手箱』が鎮座する。この作品は、浮線綾文という円形の花文様を表面に散らしており、一つの文様は、13片もの貝のパーツを精緻に組み合わせた螺鈿(らでん)技法で描かれている。その文様の美しさのみならず、源頼朝の妻、北条政子が所有していたとも伝えられる由緒の正しさも含めて端正な名品と言える。 「第3章 第1節 異国趣味:南蛮屏風と初期洋風画」では、同館のコレクションの特徴の一つである初期洋風画や南蛮美術のコレクションを知ることができる。これらは安土桃山時代以降に制作され、ヨーロッパなど諸外国の影響を受けたり、イエズス会宣教師の布教などキリスト教に関連する題材の作品だ。   画面右側に『泰西王侯騎馬図屏風』   17世紀初めに制作された『泰西王侯騎馬図屏風』は、現在神戸市立博物館が所蔵する屏風と元は一対をなし、会津松平家の若松城に伝来した。ペルシア王、エチオピア王、フランス王アンリ四世が描かれ、左端の人物が誰かについては諸説ある。 この作品の出典は、1606〜07年に刊行されたオランダのウィレム J. ブラウ制作の世界地図をもとにピーテル・ファン・デン・ケーレが制作した世界地図の一部とされ、江戸幕府による禁教令の1614年までに制作されたという説が有力。題材や陰影法などはヨーロッパのものを採用しながらも下書きの墨線や顔料、朱地に金箔(きんぱく)を押す技法など日本美術の技法が使われている点も興味深い。何より地図のような比較的小さなメディアを、大画面の屏風に仕立て上げた絵師の技量には素直に敬意を表したい。 今と昔を往来する 本展覧会の面白い点は、初期洋風画が海外の造形を再解釈したように、美術史上の作品と現代のアーティストの作品を並べて展示しているところにある。つまり、美術を通して地域の交流だけでなく過去と現在という時空も往来させようとしているのだ。 例えば、狩野山楽筆と伝えられる『南蛮屏風』は、山口晃『成田国際空港 南ウィング盛況の圖』(ミヅマアートギャラリー)と対置される(第3章 第1節)。 山口の作品には『南蛮屏風

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teamLab Planets TOKYO ©teamLab Universe of Water Particles Falling from the Sky’
Photo: teamLab Planets TOKYO ©teamLab

チームラボが新しいパブリックアートを発表、豊洲に巨大な滝が出現

ニュース アート

冷たいドリンクを飲みながら、冷房のきいた空間で快適に過ごしたい季節がやってきた。蒸し暑い日は、営業再開し始めたプールへ行ったり美術館へ足を運んで涼んでみるのも良いだろう(もちろんマスクの着用は必須だ)。 チームラボのデジタルアートを存分に楽しめる、チームラボプラネッツとチームラボボーダレスは、今月から安全対策を強化してリニューアルオープン。特に、チームラボプラネッツでは、「水に入る」ことをテーマにした作品が展開されており、暑さをしのぐには最適な空間だ。   Photo: teamLab Planets TOKYO ©teamLab Universe of Water Particles Falling from the Sky   また、2020年7月16日(木)からは屋外で『空から降り注ぐ憑依する滝』と名付けられたパブリックアートの公開が始まる。同作品はチームラボボーダレスにある『人々のための岩に憑依する滝 』をほうふつとさせる新作で、涼やかな滝が石の上に落ちていく様子を再現した巨大インスタレーションだ。 そのほかの作品と同様に、鑑賞者が近づくと水の流れが変わり、滝が人に反応して動く様子や変化が楽しめる。もちろん、本物の滝ではないが信じられないほど涼しげな光景を体感できるだろう。 また、同作品はチームラボプラネッツ前に展示されるパブリックアートのため、チケットを買わなくても無料で鑑賞できるのも魅力。チームラボのパブリックアートには、銀座シックスの『Universe of Water Particles on the Living Wall』や、丸の内キッテの『時に咲く花』、東京スカイツリーにある『隅田川デジタル絵巻』などがある。 『空から降り注ぐ憑依する滝』は、チームラボプラネッツの会期が終わる2022年末までの公開を予定。豊洲を訪れた際はぜひ立ち寄ってほしい。   関連記事 『ホテルニューオータニのプール、今年は宿泊プラン利用者限定で営業』 『着物ブランドのやまとが、誰でも簡単に着用できる新作浴衣を販売』 『東京都美術館が7月1日に再開へ、コロナ対策も』 『初の外国人ディレクターで横浜トリエンナーレが7月17日開幕』 『作品泥棒OK「盗めるアート」展が7月開催』

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Art Aquarium
Photo: Art Aquarium

3万匹の金魚が泳ぐ神秘空間が日本橋に誕生

ニュース アート

2007年の初開催以来、14年間で1000万人以上の来場者数を記録したアートアクアリウム。ライトアップされた水槽の中を泳ぐきらびやかな金魚たちの展示は、東京の夏の風物詩にもなっているほどだ。

そのアートアクアリウムは2020年8月、日本橋に初の常設館アートアクアリウム美術館をオープンする。 大小さまざまな形の水槽の中を涼やかに泳ぐ3万匹の金魚たちはプロジェクションマッピングされ、より幻想的な演出に。館内は2階建てで、各展示室は五感で楽しめるようだ。

2321平方メートルの空間には、貴重な種類の金魚から縁日などで見られる一般的な金魚までが展示され、四季に応じた美しい演出が見所。「金魚の杜」と名付けられた円柱型の水槽や、江戸時代の花街をイメージした「花魁道中」など、展示空間を埋め尽くす彫刻のような水槽は見るものを圧倒するだろう。 

草間彌生
Photo: 『マンハッタン自殺未遂常習犯の歌』 2010年 © Yayoi Kusama

「フラワー・オブセッション」など草間彌生の新作展が7月30日から

ニュース アート

草間彌生美術館では、日本および世界初公開の草間の新しい作品が展示予定だ。展覧会のタイトルは『我々の見たこともない幻想の幻とはこの素晴らしさである』、会期は2020年7月30日(木)~2021年3月29日(月)。

展示されるのは、1メートル四方の画面に自己の内面からあふれ出るビジョンを描いた最新作群や、本展のために制作された没入型の『無限の鏡の間 - 宇宙の彼方から呼びかけてくる人類の幸福への願い』など、草間がこの10年間に制作した作品だ。

最新のプロジェクトの一つである『フラワー・オブセッション』も展示され、そこでは、たくさんの明るい赤い花で床から天井まで覆われた部屋を通して草間の幻覚体験のビジョンを描き出す。 

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Akiko Toya
Akiko Toya

豊島区立トキワ荘マンガミュージアムが7月7日にオープン

ニュース アート

豊島区立トキワ荘マンガミュージアムが、いよいよ2020年7月7日(火)、南長崎花咲公園内にオープンする。同施設は、手塚治虫をはじめ、日本を代表する漫画家たちが青春時代を過ごした2階建ての木造アパート、トキワ荘の再現施設だ。

トキワ荘は、老朽化のため1982年12月に取り壊されてしまったが、このマンガミュージアムでは、アパートの大きさや外観、そして何人かの漫画家の部屋や共同炊事場などをできるだけ忠実に再現。足を踏み入れれば、昭和20〜30年代の漫画家たちの生活を垣間見ることができるだろう。

そのほか、ペン入れが体験できる部屋や、漫画家になりきって写真が撮れる部屋といった体験型のコンテンツも用意。トキワ荘にゆかりのある漫画家の作品を自由に閲覧できる『マンガラウンジ』や、展示やイベントを開催する『企画展示室』も設けられているので、子どもから大人まで思い切り楽しめそうだ。

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