tokyo night view stock
Photo: Jean Vella/Unsplash

飲食店は0時まで、東京アラートの解除でステップ3に移行

ライブハウスなどは19日から自粛緩和

テキスト:
Sato Ryuichiro
広告

 東京都はこのほど、2020年6月2日に発令された東京アラートを解除し、6月12日(金)0時からステップ3に移行する見込みだ。

6月11日の新型コロナウイルス感染症の陽性者は22人(うち、6人が接待を伴う飲食店、夜の街関連)、11日時点での7日間移動平均の新規陽性者数は17.9人(緩和の目安は20人)、新規陽性者における接触歴等不明率は48%(緩和の目安は50%)、週単位の陽性者増加比も0.98(緩和の目安は1)であった。これにより、東京アラート発令条件のモニタリング七つの指標のうち、緩和のための数値目標が定められている三つの指標が全て数値を下回ったため解除に踏み切った形だ。

ステップ3で休業要請が緩和される施設は、遊興施設(カラオケ、バー、ネットカフェなど)、遊技施設(パチンコ店、ゲームセンター、テーマパーク、遊園地など)。酒類の提供は、5〜0時までとなる。この営業時間の短縮は6月18日(木)までとなる。

注意しておきたいのは、全てのバーやスナック、パブが許可されるわけではなく、接待を伴わない施設のみという点だ。接待を伴うスナックやバー、ライブハウスなどの緩和は6月19日(金)となる見通しで、これは業界団体のガイドラインの策定や東京都独自のチェックリストやステッカーなどの対策が整ってきたためだという。

ステップ3になっても現時点では直ちに緩和されない施設もあり、第2波への不安も残る。東京都は第2派への対策を講じているとはいえ、他県への不要不急の外出自粛も必要だろう。この他県への移動自粛も6月18日(木)までだ。全てが元どおりになったとは考えずに、行くべき場所に慎重になりながら少しだけ自由になったアフターコロナの夜を楽しんでほしい。

関連記事

政府が海外からの入国緩和を検討、トラベルバブル導入か

東京都で再び感染者が急増、「東京アラート」発令へ

東京都が休業要請対象の施設を発表

総理がマスクで助けてくれる? 「密です」ゲームを試してみよう

日本の新型コロナウイルス対策が評価されない理由

最新ニュース

    広告