金沢発、イベント会場のためのオープンな動画配信プラットフォームが開設

テキスト:
Kunihiro Miki
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5月14日に39の県で緊急事態宣言が解除されたが、解除後も「3密」空間の回避は継続する。イベント開催の再開時期が見通せないなか、各所でオンライン配信へのシフトが進んでいる。

39県での宣言解除が行われたのと同じ日、金沢市のクラブ数店とイベントオーガナイザーたちが月額制の動画配信チャンネル『SOMEWHERE CHANNEL』を立ち上げた。音楽ヴェニューの新たな収益や配信コンテンツの開拓を目的にしたこのサービスは、優れたデザインのプラットフォームの提供だけでなく、機材のレンタルや配信作業の手引きなど、導入に二の足を踏んでいる人々の受け皿になる。

会場側は登録を行うことでチャンネル内に番組を開設し、オリジナルコンテンツの配信を行うことができる。日本全国の会場が登録可能になっているので、コンテンツの乱立によって分散しがちなユーザーの集合場所となる、オープンなプラットフォームとしても期待ができそうだ。

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ユーザー側は、初回時に好きな店舗を選択し月額600円からの登録料を支払うことで視聴が可能になり、店舗に直接的な支援を届けることができる。サポートする店舗に関わらず全てのチャンネルが視聴可能で、支援先に設定した店舗で使用可能なドリンクや入場券のチケットなどのリターンを受けられる仕組みとなっている。

配信は5月16日からスタートし、BASE、DEF、DOUBLE、PAJERO、ZIGGYといった金沢のローカルヴェニューと県外のクラブの計6チャンネルが用意されている。PPTVやNep&GGK、YOCO ORGAN、奥能登のLIBRARY RECORDSなど、金沢のシーンを支えるプレイヤーたちのほか、東京からはMidori AoyamaやRomy Matsらも登場する予定だ。

音楽ファンだけでなく、イベント主催者も要注目のサービスだ。

『SOMEWHERE CHANNEL』の詳しい情報はこちら

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