東京近郊にオープンする注目の温浴施設5選

Mari Hiratsuka
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Mari Hiratsuka
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来年に迫る『東京オリンピック・パラリンピック』。その影響やオリンピック後のインバウンド需要を見込んで、東京とその近郊ではさまざまな温浴施設の建設が行われている。

今後オープンする温浴施設は、宿泊施設や大型の複合施設に併設される型で作られる傾向があり、日本へ訪れる外国人客の目的の一つとして「温泉」を挙げる人が半数近くいることも要因になっているのだろう。ここでは、下北沢や豊洲市場、成田空港などに、2019〜2023年の間にオープンする注目の温浴施設を紹介する。

成田空港温泉 空の湯 ※2019年12月15日オープン

成田空港第2旅客ターミナルから、無料シャトルバスで5分ほどの場所にオープンする温浴施設。地下1000メートルから湧出した化石海水を起源とする源泉掛け流しの露天風呂から、飛び立つ飛行機が眺められるのが魅力である。そのほか施設には、岩盤浴や家族風呂(座敷とテレビ、源泉掛け流し温泉が備わる)、カプセルホテル、カラオケ、レストランなどが併設されている。早朝のフライト待ちや、海外から帰国した際に癒しの場所として利用したい。

木の花の湯 ※2019年12月15日オープン

御殿場プレミアムアウトレットの増設エリア内に日帰り温泉施設がオープン。施設の名称「木の花の湯」は、富士山と富士浅間大社にまつられる女神「木花咲耶姫(このはなさくやひめ)」に由来し、富士山を一望できる露天風呂と自家源泉が最大の特徴だ。 そのほか、19室の貸切個室風と内湯、サウナがある。併設されたレストランのダイニング花衣では、御殿場地方に古くから伝わる『みくりやそば』を中心に、日本料理などが味わえる。 ショッピングで疲れた足を休めるにも、温泉目的に行くのにもおすすめの施設だ。

下北線路街 温泉旅館 ※2020年9月オープン

小田急電鉄による鉄道跡地の開発計画。代々木上原駅から世田谷代田駅の鉄道跡地を、下北線路街と名付け、2020年度までに商業施設や宿泊施設、イベントスペースなど、同エリアならではの魅力を生かした13の施設がオープンする。 同施設には、「都心に突如現れる温泉旅館」がキャッチコピーの温泉旅館も入居。箱根から運ぶ温泉露天風呂のある大浴場のほか、レストランやバー、ボディケアサービスなど宿泊客以外も利用可能な設備を整える。

竜泉寺の湯 流山店 ※2020年秋オープン予定

千葉県流山に全国各地に7店舗を展開する人気のスーパー銭湯チェーン、竜泉寺の湯がオープンする。竜泉寺の湯は、1989年に名古屋でオープンし、「高濃度炭酸泉」をいち早く導入した施設としても知られている。流山店は6階建てで、1~2階が店舗、3~6階と屋上が自走式駐車場となる。敷地内で温泉を掘削する計画も立っている。

豊洲市場 千客万来 ※2023年オープン

豊洲市場に隣接した場所に、商業施設の千客万来がオープンする。施設は、約200店舗が集まるショッピングゾーンと24時間営業の日帰り温泉、宿泊施設から成る。温泉と宿泊施設は、地下2階、地上11階建てで、屋上の展望デッキには足湯を設置。

向ヶ丘遊園跡地利用計画 ※2023年竣工予定

川崎の生田緑地に隣接する向ヶ丘遊園の跡地を「自然体験」「商業施設」「温浴施設」の3地区を軸にした複合体験エリアとして利用する計画が、小田急電鉄より発表された。自然体験ではグランピングやキャンプができる宿泊施設を新設予定。温浴施設は、日本家屋様式の伝統的な温泉旅館を計画、豊かな自然環境と都心までの眺望を併せ持つ露天風呂や着衣サウナなどを楽しめる施設を予定している。外国人観光客にも魅力を感じてもらえる施設、集客を目指す。

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